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菅原小春さんのPVの音楽をつくりました

明日の晩の「情熱大陸」で、ダンサー、コレオグラファーの菅原小春さんが紹介されます。もう1年ほど前になるのですが、実は、菅原小春さんのプロモーションビデオの音楽を作曲していました!ので、この機会にご紹介します。

KOHARU SUGAWARA from YUSUKETAKAMURA on Vimeo.


菅原小春さんのオフィシャルサイトのトップに、この映像が使用されています↓
http://koharusugawara.com
(サイトの画面右上の音量ボタンをonにしてくださいね*)
サイトを開いた途端、自分の曲が鳴り出すというのはなかなか不思議な気持ちです。


この作曲はあるご縁からお話をいただいたのですが、小春さんのモードな雰囲気を引き出すための映像で、クラシック寄りの音楽をダンスと掛け合わせたいということでした。私はその時は小春さんを全く存じ上げず... いただいた資料を見ているうちに、彼女の大人っぽく高貴で中性的な雰囲気とキレのあるダンスには絶対に弦の音がいいなと思いました。

そこで、そのまた1年前くらいに作曲していた、鈴木道子さんが中国を中心に展開している「YMO YNOT」のランウェイショーのための音楽を利用することにしました。その曲はチェロの四重奏を想定してスコアを書き、多重録音で音源を制作したのですが、それをまた素材に分解して再構成し、もともと20分弱の曲から新しく3分弱の音楽を作ることにしました。

音源の制作は福島諭さんがしてくださいました。私はもとのスコアから素材を指定し、新しくスコアのような指示書のようなものを書き、福島さんにはそれをもとに以前録音した音源を組み立てていただくというやり方で、やり取りを進めました。一度出来上がった素材を見つめ直し、そこから別の新しいものをつくるというのは、自分の作曲上とても勉強になりました。構成はすぐに思いつきました。もとの曲のいいとこ取りという感じで、むしろ内容が濃くなったと思います。福島さんには編集の仕方や音質など、細かい注文をたくさんさせていただいて、それを思い通りに実現してくださり、今回も本当にありがたかったです。チェロの演奏は、淡座でも一緒の竹本聖子さんです。

まず音楽を作り、ダンスは音楽に合わせずに(音源はおそらく聴いていると思います。)撮影し、その映像を音楽に合わせて編集する、というやり方で全体が作られました。微妙のタイミングで動きと音が合ったり、はたまたすれ違ったりと、映像と音楽の距離の取り方が素晴らしくて、初めてこの映像を見せていただいたときにはかっこいい!と純粋に思い、とても嬉しかったです。

面白いコラボレーションの機会が多く、いつもの聴衆と全然違う方たちに音楽を聴いていただけるのはとてもありがたいことです。自分の音楽が他の分野からどのように聴かれるのかがわかり、自分で自分の音楽を少し離れたところから考えることができます。自分でも気づいていなかった自分の音楽の引き出しが急に開くこともあって、とても面白いです。今回も素敵な作品の一部を担わせていただいて、本当にありがとうございました。



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 2015/06/27 21:51  この記事のURL  /  コメント(0)

落語鑑賞教室
先週のことですが、志ん輔師匠の母校の落語鑑賞教室で、師匠と「真景累ヶ淵」より「豊志賀の死」をやらせていただきました。昨年末のVACANT公演をもって、全段公演「真景累ヶ淵」は一通り完結したのですが、実は「豊志賀の死」を含む「其の二」は笛の方が音楽を担当されたため、淡座としてはその部分だけすっぽり抜けてしまっていました。それがちょっと心残りだったので、「豊志賀の死」に挑戦させて頂けるのはとても嬉しいことでした。

「豊志賀の死」は「真景累ヶ淵」のなかで一番有名でよく演じられている部分ですが、豊志賀と新吉、お久の三角関係の描写が中心で、あまりおどろおどろしくなっては変だし、「真景累ヶ淵」の他の部分と比べると展開が平坦で、大きな出来事もあまり無く、うまく音をつけられるかしらとちょっと心配にもなりましたが、準備をしっかりして、1回のお稽古でなんとかまとめることができました。





今回は中学生全学年、高校1、3年生と保護者の方が対象ということで、それだけの人数が入る大きなホールにヴァイオリンとチェロ2人で対抗するという、なかなか分の悪いシチュエーション。でも、そんな経験も貴重です!最初は客席の最後列から演奏する予定でしたが、音出しをしてみた結果、1階席と2階席の間の通路の両端に陣取り、中央に向けて演奏することにしました。

本番は会場の反応がとてもよく、普段落語にあまり接することはないだろう学生さんたちの心さえもがっちりとつかんでしまう皆さんの素晴らしい見せ方聴かせ方に勉強させていただきました。しかし、最後の「豊志賀の死」、入りを淡座の演奏から始め、雰囲気をつくりながら師匠が出ていらっしゃる予定でしたが、中学生、高校生特有のあのざわつきが一向に収まらない!それでも、あまり間が空いてはおかしいのでふたりは演奏を始めたのですが、まったく気付かれずにかき消され、客席後方で聴いていた私にも演奏はほとんど聴こえず、もう師匠の出ていらっしゃるきっかけになってしまい... これはまずいと舞台裏へ駆け込んだとき、ちょうど師匠は舞台に出ていらっしゃって、お喋りは止み、大きな拍手とともに、積極的に聴こうとする静かな空間が戻ってきました。出囃子が鳴って噺家が高座に現れ、噺が始まるのが落語だと学生さんたちは思っていたでしょうし、自分が中学生、高校生だったころの芸術鑑賞会を思い出すと、確かにあんな雰囲気だったし、想像力が足りなかったことを反省しました。相手が大人数過ぎたこともあり、音が敵わなかったのはちょっと不運ではありましたが、それはそれで、どんなときにも柔軟に対応できないといけないなと、とても良い勉強になりました。そして、入りは失敗してしまいましたが、その後は噺とのバランスもよく、独特の世界観をつくれたと思います。

中学生や高校生にもわかりやすい、いわゆる落語という感じの笑うポイントのつかみやすい噺でなく、ちゃんと聴いていないとストーリーが理解できないような円朝作品をあえて選び、まったく手をぬかずにじっくりと聴かせる師匠の姿を見て、やっぱり師匠はすごい、こんな方と一緒にやらせて頂けるなんて本当にすごいことだと改めて思いました。今回も貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。

中央大学付属中学校・高等学校のホームページに、当日のレポートが掲載されています。
http://chu-fu.ed.jp/topics/?p=1718


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 2015/06/13 19:47  この記事のURL  /  コメント(0)

Black Line








HALF ZIP HOODY SHIRT, ELVIRA
LEATHER QUILTED CHAIN PERSE, Beau're,
BUCKLE VELCRO PLATFORM SPORTY SANDALS, pippichic
RIBBED ANKLE SOCKS, G.V.G.V.


Wore the man-sized hoody shirt as a dress. Love the black line on the back of this hoody, combination of shirt socks and sport's sandals and good sporty mood in this look!




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 2015/06/13 01:44  この記事のURL  /  コメント(0)

Patchwork-like






HAND KNITTED BODYSUIT, JUN MIKAMI
PATCHWORK LIKE BLEACH WIDE DENIM JEANS, G.V.G.V.
WOOD SOLE GERMAN TRAINERS, durbuy
LEATHER CLUTCH BAG, Dholic








Denim is coming back in this season. I also got some kinds of denim pants. These denim pants in this look are the great-granddaddy of them all! I'm really into flare silhouette of them and bleach-patterns like patchwork. In addition, I want you to focus also this knitted top, which was made by hand knitting. I love the design of high-neck and big sleeves, beautiful stitches, and this rough (in good meaning!) and loose touch. In addition, this knit is not a top but a bodysuit actually!! Ordinary we can't tuck a bulky knit sweaters in pants. But thanks to the bodysuit, I can make the style of tucking a bulky knit sweater in pants! I love this style by combining the bulky knitted bodysuit, these patchwork-like bleached denim and wooden platform shoes in shades of white and blue.



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 2015/06/06 01:25  この記事のURL  /  コメント(0)

Profile
桑原ゆう (くわばら・ゆう)
桑原ゆう, Yu Kuwabara

作曲家。1984年12月7日生まれ。
2007年東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、2009年同大学大学院音楽研究科(修士課程)修了。在学中より国内外の音楽祭、セミナー等に参加し作品発表を始め、Akademie Schloss Solitude (ドイツ)、武生国際音楽祭、impuls (オーストリア)、ミラノ国際博覧会、ロワイヨモン作曲講習会 “Voix nouvelles” (フランス)、ルツェルン音楽祭 (スイス)などで作品が取り上げられている。第74、75、78回日本音楽コンクール作曲部門入選。一部の作品は Edition Wunn (ドイツ)より出版されている。2009年度トーキョーワンダーサイト国内クリエーター制作交流プログラムに選抜され、トーキョーワンダーサイト青山クリエーター・イン・レジデンスに滞在して活動。
近年は声明や民俗芸能等の取材を重ね、それらを扱う作品を精力的に発表、また、同世代の演奏家と立ち上げた「淡座」で古今亭志ん輔氏との公演を重ねるなど、日本の音と言葉を源流から探り、文化の古今と東西をつなぐことを主なテーマに創作を展開している。他、NHKラジオドラマ、ファッションブランドのランウェイショーなどの音楽を作曲し、様々な分野と交流して創作活動を行う。池田雅延、茂木健一郎の両氏による、小林秀雄を学ぶ『池田塾』1期生。

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随筆「音楽の起りと歌の起り」
小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好・信・楽」創刊号 (2017年6月号) 掲載

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<今後の作品発表予定>
2017.07.07-16, Bobbio (Piacenza), Italy
Divertimento Ensemble International Workshop for Young Composers V edizione

2017.07.15 (Sat) 21:00-22:30, Auditorium Santa Chiara, Bobbio (Piacenza), Italy
十の聲 (2017) 世界初演
I concerti dell’International Workshop for Young Composers
Divertimento Ensemble, Sandro Gorli (cond)
詳細はこちら

2017.07.24 (月) 19:30開演 @六本木クラップス (東京都港区六本木3-16-33 青葉六本木ビルB1)
Bill Evans《Waltz for Debby》/ Jimi Hendrix《Purple Haze》(2017) 委嘱編曲・世界初演
音和座
演奏 / 邦楽ゾリスデン [吉澤延隆 (箏)、福田智久山 (尺八)、本條秀慈郎 (三味線)、前川智世 (箏)]

2017.08.12-28, Luzern, Switzerland
LUCERNE FESTIVAL ACADEMY Composer Seminar

2017.08.19 (土) 19:00開演 @東京アートミュージアム (調布市仙川町1-25-1)
二つの聲 (2017) 委嘱新作・世界初演
うつろひの花 / ソプラノトランペットと笙のバージョンによる (2014)
東野珠実・曽我部清典デュオ「真夏の夜の星筐」
演奏 / 東野珠実 (笙)、曽我部清典 (トランペット、ゼフュロス)
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2017.07.26 (Sat) 15:00-16:30, KKL Luzern, Lucerne Hall, Luzern, Switzerland
影も溜らず (2017) 世界初演
Identities 5 | Ensemble of Lucerne Festival Alumni
Lucerne Festival Academy Composer Seminar Performance
Ensemble of LUCERNE FESTIVAL ALUMNI, Yutaka Shimoda (solo vn), Johanna Malangre (cond)
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2017.08.30 (Wed) 21:00-, RADIO SRF 2 Kultur NEUE MUSIK IM KONZERT
《影も溜らず》ラジオ放送
Werkschau des《Composer Seminar》
詳細はこちら

2017.09.16 (土) 17:00開演 @市田邸 (東京都台東区上野桜木1-6-2)
セレナード (2017) 世界初演
かたち、あや、あるいはすがた (2017)
Rush《ホケトゥス風ライムライト》(2016) 編曲
作曲者不詳《おいらが、小っちゃな餓鬼の頃》(2017) 編曲
〜新秋の市田邸で、『“げん”結び―音楽と文学―』を愉しむ!〜「十二夜、あるいは、タイムトラベル!?」
演奏 / 柴田友樹 (朗読)、市川泰明 (テノール)、佐藤翔 (チェロ)
主催 / NPO法人たいとう歴史都市研究会
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2017.09.25 (月) 18:00-19:00, NHK-FM横浜放送局
NHKFM横浜放送局「横浜サウンド☆クルーズ」出演
バックステージツアー〜音楽堂・県民ホール〜
FM横浜81.9MHz、小田原83.5MHz
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2017.09.39 (土) 14:30開演 @公演通りクラシックス (東京都渋谷区宇田川町19-5 東京山手教会B1F)
George Gershwin《I Got Rhythm》(2017) 委嘱編曲・世界初演
眞美子とゆかいな仲間達 vol.3『Trioでおくる 紺碧のとき』
演奏 / 寺井真美子 (ピアノ)、佐藤翔 (チェロ)、齋藤綾乃 (打楽器)
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2017.11.02 (Sat) 19:30-21:00, French Parlor, Founders Hall, USD: University of San Diego, U.S.
Mystische Miniature (2017) 委嘱新作・世界初演
New Musical Geographies II
Christopher Adler (khaen)
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2017.11.04 (土) 15:00開演、14:30よりプレトーク @神奈川県立音楽堂 (神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘9-2)
月の光言 (2017) 委嘱新作・世界初演
神奈川県立音楽堂・伝統音楽シリーズ 聲明「月の光言(こうごん)」
出演 / 声明の会・千年の聲 (迦陵頻伽聲明研究会と七聲会による)
構成・演出 / 田村博巳
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2017.11.05 (日) 15:00開演 @ノワ・アコルデ音楽アートサロン (大阪府豊中市服部本町2-5-24)
三つの聲 (2016) 関西初演
ルツェルン音楽祭アカデミーメンバーの演奏で聴く 〜スウェーデンと日本の未来のクラシック音楽〜
演奏 / レン・アンサンブル | Paula Hedvall (ヴァイオリン)、桑原香矢 (ヴィオラ)、大西泰徳 (チェロ)
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2017.11.18 (土) 13:30開演 @東京国立博物館内応挙館 (東京都台東区上野公園13-9)
もみぢつゝ (2017) 委嘱新作・世界初演
音和座「もみじして」
演奏 / 宮田まゆみ (笙)、本條秀慈郎 (三味線)
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2017.11.18 (土) 15:00開演 @京都市立芸術大学 大学会館ホール (京都市西京区大枝沓掛町13-6)
三つの聲 (2016)
パウラ・ヘドヴァル 北欧の作曲家とヴァイオリン現代奏法レクチャー&コンサート
演奏 / レン・アンサンブル | Paula Hedvall (ヴァイオリン)、桑原香矢 (ヴィオラ)、西村まなみ (チェロ)
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2017.12.22 (金) 19:00開演 @新宿FACE (東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7F)
Moon Spell (2017) 委嘱新作・世界初演
アンサンブル室町 in 歌舞伎町!ー祝10周年ー
演奏 / アンサンブル室町
詳細はこちら



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