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ウッドソール
わたし、この形のヒールの靴が大好きなのです。



ウッドソールのウェッジソール。しかも、かなりヒール高めのスーパーウェッジというやつで、ソールは絶対に木じゃなきゃ嫌です。これはジェフリーキャンベルのもの。

こちらはmysticで購入しました。




これはnadesicoのサボです。




どの靴もかなり愛用していて、わたしのお気に入りの靴ベスト5にランクインしているものです。
昔からこの形のヒールがいちばん好きで、そうすると、やはり似たようなデザインの靴ばかり集まってきます。




こういうヒールは今年の春夏のトレンドでもあり、最近たくさん見かけるので、買い占めたくなってしまいます。あぶない、あぶない。


それにしても、どうして私はこの形が好きなのでしょう。

ポテッとした形がかわいい。
安定感がある。
背が高く見える。

この辺の理由はもちろんですが、なにか足を余分に足しているような感覚、というか、装着している、という感じがするのも、好きな理由のひとつかもしれません。


この形のヒールは、木靴も連想させますね。









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 2011/04/30 23:11  この記事のURL  /  コメント(0)

名前のはなし
私の両親は、芸や文化といわれるものに直接は関係のない仕事をしているので、どうして三姉妹みんな音楽の道にすすんだの?とよく聞かれます。

私が音楽を始めたのは、母が女の子にはピアノを弾かせたいと習わせてくれたからで、私自身としては気がついたらもう音楽をしていました。それから紆余曲折がありつつも、ずっと続けています。
妹たちは、私がレッスンに通っているのを物心ついたときから見ていたので、当たり前のように始めていました。

というわけで私は、なにか特別な意思があって、とか、両親が音楽をしているから、という理由で音楽を始めたわけではないのです。
だから、私と音楽の揺るぎないつながりって何だろうって考えたときに、私が音楽にいちばん興味があっておもしろくて楽しいし、音楽を作る使命を感じるから、という理由しかないなあと思っていました。そして、音楽は自分の表現の手段のひとつに過ぎなくて、いちばん得意なのが音楽だから音楽で表現している、とも思っています。


でもこのまえ急に、私たち三姉妹が音楽に関わっている理由として、ひとつピンとくることを発見しちゃったのです。

私の父の名前は延行(のぶゆき)、母の名前は文子(あやこ)といいます。
母は、文化の日が誕生日なので文子になったと聞いています。父の名前の由来は聞いたことがありません。今度聞いてみよう。


ここで少し、文字のはなしになるのですが、「文」(モン、ブン、アヤ) は× (バツ) が元の形だそうです。



特別な力を得るために、身体におまじないとして入れる「しるし」を表す字なのだそう。入れ墨などもそういう意味があると思うのですが、古代中国では生まれたばかりの赤ちゃんの額や胸に×印をつけ、元気に成長するよう祈ったそうです。

つまり「文」は古代から人間にとって不思議な力を持つ文字なのです。

「文」がいくつか組み合わさると「文様」になります。
「文様」が変化すると「文化」になります。
「文化」が明らかになると「文明」になります。


このように「文」という漢字は人間にとって重大な意味のある、人間にとても関わりの深い言葉に使われています。


そして気づいたのが、母の名前「文子」と父の名前「延行」を合わせると、「文が延(の)びて行く」っていう意味になるということです。
今までそんなことまったく考えたこともなかったのです。でもこのことを発見し、ますます
文化に貢献できる人間になりたいと思うようになりました。

たかが名前だし、こんなの全然関係ないかもしれないけど...
でもこれを発見して、すごく嬉しかったのです。
「言葉」や「文字」は、いま私にとっていちばん興味があって大事なものなので、言葉から受け取るインスピレーションはとっても大切にしたい。


ちなみに「文」という漢字の説明は、松岡正剛さんの「日本数寄」の「文様のアジア」の章にもっと詳しく書いてあります。




松岡正剛さんの本は、どれも私の興味とぴったり合って本当に面白いのですが、自分にとって重要だと思う文があまりにありすぎて、ほとんどのページを折ってるみたいになっちゃってます。




そして、両親の名前のあとは、自分の名前の「ゆう」についてもいろいろ想いをめぐらせてみました。
ときどき、芸名?ときかれますが、ひらがなで「ゆう」が本名です。
両親は、女の子だから優しい印象になるように、とひらがなにしたそうです。

男の子の名前でも「ユウ」ってよくあるので、子どものころは自分の名前があまり好きじゃなかったのですが、今はとても気に入っています。
やはり、発音しやすいし(ゆーってのばすと自然とウが出て来るもんね)、発音したときの音の印象が丸い感じがするのが好きです。

外人さんと話すと最初、youと混同してwhat?って感じになりますが、そこも気に入っています。「私はyuだけどyou(あなた)でもある」って言うと、人称が重なりあって、ふたりのロッテみたいだなあってひとりで思っています。自分がふたりいるのか、ふたり合わさったのが自分なのか、果たしてどっちだろう?、ってありもしない物語が広がるのが好きです。

それから見た目で、「ゆ」と「う」とも左右非対称な形をしているのも好きです。
漢字って左右対称なものがすごく多いです。左右対称じゃなくても左右のバランスが良く、しっかり立っているような文字が多いと思うのですが、ひらがなはつま先立ちしてるみたいな形が多いですね。
でも、ひらがなは漢字が変形して生まれたものなのですよね。面白いなあ。
「ゆ」と「う」はどちらも丸くて転がっていきそうで安定しない形ですが、ふたつ並べて書くとなんだかとてもおさまりがいいので、それも気に入っています。


「ゆう」を漢字に変換すると、優、祐、友、裕、雄、有、夕、幽、、っていっぱい出てきます。
私の名前はひらがななので、それらの意味をすべて含むって考えることもできるし、どれでもないって考えることもできます。

でも、もし変換するとしたら、「結う」や「言う」、「云う」などが良いかなあ、と思います。動詞だし、送り仮名が混じるから名前には向いていないですが、、、言葉や人や文化のつながりを作れる人間になりたいと思うからです。

こう考えると「結ぶ(結う)」と「言う」って同じことなのですね。確かに結婚式とかお手紙とかで、結びの言葉という言い方をしますね。


と、いろいろ考えながら改めて自分の名前を書いてみると、なんだか不思議な気持ちがします。





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 2011/04/28 17:46  この記事のURL  /  コメント(0)

ドローイング
最近書いた線たち。
















これはずいぶん前に書いたやつ。





 2011/04/23 17:07  この記事のURL  /  コメント(0)

さんざん色んなところで書き散らしていますが、わたくし約2週間前に鼻をやられてしまいました。
犯人はこいつです。




らっちゃんです。
可愛い顔して、こいつなかなかやるんです。
らっちゃんがおこたにもぐり込んでいるところを、ふとんをめくって可愛いなあと見ていたら目が合い、次の瞬間に噛まれてました。

もうパニックで何がなんだかわからず、とにかく押さえながら病院に行きました。
鼻の外で血が出てるのか中で血が出てるのかも、よくわからなかったです。
で、こんなんなってしまいました。





数日経って、ガーゼからばんそうこうに進化。





そして2週間と2日経ち、まだ跡は残っていますが、気合いをいれればお化粧で隠せるくらいまで治りました。少し安心しています。数日前には、2週間ぶりにメイクをして顔出しの撮影にも行ってきました。




ね、前と変わらないです。まあ、鼻はかなり厚く塗ってますがご勘弁を。

今はもうかなり気持ちが落ち着いて、時間が経てばきれいに治るから気長に待とう、とゆったりかまえていますが、そう思えるようになるまでにはなかなかに色々と葛藤がありました。
こんなのぜーんぜんへっちゃらだぜ、と自分は思える方だと自分で思っていたのですが、実はそんなでもなく、噛まれる前に戻りたいと思ったり、このまま治らなかったらどうしようと思ったり、でもきっとこれも試練のひとつだから乗り越えなくちゃと思ったり、しずんだり浮かんだりと忙しい2週間でした。


おもしろいと思ったのは、こうやって怪我をするだけでも、ものの見方が全然変わるっていうことです。

気がつけば自分の鼻のことばっかり考えていました。そして、自分の鼻が気になると、どうしてもひとの鼻ばっかり見ちゃうのです... (鼻ばっかり見てすみません。)
歩いていても人の鼻が気になる気になる。そうするとだんだん、たくさんの鼻が歩いているように見えてくる。鼻が人間を率いて歩いているかのように見えるのです。

こうやって色んな経験をして、ひとは色々なものを見方を得ていくのだな、と思いました。
ひとは毎日新しく生まれ変わっている。
変わらないのは情報で変わるのは人間だ、というようなことを「バカの壁」で養老孟司氏もおっしゃっていたと思います。


いまはできるだけ刺激を与えたくないし、日焼けすると余計に跡がのこっちゃうので、特にメイクの必要がないときは、ばんそうこうを貼ってすっぴんでうろうろしています。
どこに行ってもみんなが鼻のことを話題にしてくれるので、初対面でもすぐに打ち解けられるし、明るく笑い飛ばしてもらえるのはとっても楽で嬉しいです。どんどん鼻のことに突っ込んでやってください。笑


鼻を怪我してから、芥川龍之介の「鼻」を読み直しました。



鼻の長い禅智内供と私、面白いくらいにやっていることが一緒。私も、鏡を見たり人の鼻を気にしたり「積極的にも消極的にも、この自尊心の毀損を回復しようと試み」ていました。

どんなになやんでも悔やんでも、鼻を怪我してしまったという事実は変えることができない。受け入れるしかない。結局は自分次第ですよね、自分の鼻だもの。
他人の鼻が気になるというのも、自分で自分の鼻を気にしていることの裏返し。他人は自分を映す鏡なのだ。


というわけで、これも勉強だと思って、あまり気にせず(できるだけ)、前向きに淡々と頑張りたいと思います。

でも、いくら勉強になったからと言って、また鼻を噛まれるのはごめんです。
 2011/04/15 15:24  この記事のURL  /  コメント(0)

Profile
桑原ゆう (くわばら・ゆう)
桑原ゆう, Yu Kuwabara

作曲家。1984年12月7日生まれ。
2007年東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、2009年同大学大学院音楽研究科(修士課程)修了。在学中より国内外の音楽祭、セミナー等に参加し作品発表を始め、Akademie Schloss Solitude (ドイツ)、武生国際音楽祭、impuls (オーストリア)、ミラノ国際博覧会、ロワイヨモン作曲講習会 “Voix nouvelles” (フランス)、ルツェルン音楽祭 (スイス)などで作品が取り上げられている。第74、75、78回日本音楽コンクール作曲部門入選。一部の作品は Edition Wunn (ドイツ)より出版されている。2009年度トーキョーワンダーサイト国内クリエーター制作交流プログラムに選抜され、トーキョーワンダーサイト青山クリエーター・イン・レジデンスに滞在して活動。
近年は声明や民俗芸能等の取材を重ね、それらを扱う作品を精力的に発表、また、同世代の演奏家と立ち上げた「淡座」で古今亭志ん輔氏との公演を重ねるなど、日本の音と言葉を源流から探り、文化の古今と東西をつなぐことを主なテーマに創作を展開している。他、NHKラジオドラマ、ファッションブランドのランウェイショーなどの音楽を作曲し、様々な分野と交流して創作活動を行う。池田雅延、茂木健一郎の両氏による、小林秀雄を学ぶ『池田塾』1期生。

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随筆「音楽の起りと歌の起り」
小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好・信・楽」創刊号 (2017年6月号) 掲載

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<今後の作品発表予定>
2017.07.07-16, Bobbio (Piacenza), Italy
Divertimento Ensemble International Workshop for Young Composers V edizione

2017.07.15 (Sat) 21:00-22:30, Auditorium Santa Chiara, Bobbio (Piacenza), Italy
十の聲 (2017) 世界初演
I concerti dell’International Workshop for Young Composers
Divertimento Ensemble, Sandro Gorli (cond)
詳細はこちら

2017.07.24 (月) 19:30開演 @六本木クラップス (東京都港区六本木3-16-33 青葉六本木ビルB1)
Bill Evans《Waltz for Debby》/ Jimi Hendrix《Purple Haze》(2017) 委嘱編曲・世界初演
音和座
演奏 / 邦楽ゾリスデン [吉澤延隆 (箏)、福田智久山 (尺八)、本條秀慈郎 (三味線)、前川智世 (箏)]

2017.08.12-28, Luzern, Switzerland
LUCERNE FESTIVAL ACADEMY Composer Seminar

2017.08.19 (土) 19:00開演 @東京アートミュージアム (調布市仙川町1-25-1)
二つの聲 (2017) 委嘱新作・世界初演
うつろひの花 / ソプラノトランペットと笙のバージョンによる (2014)
東野珠実・曽我部清典デュオ「真夏の夜の星筐」
演奏 / 東野珠実 (笙)、曽我部清典 (トランペット、ゼフュロス)
詳細はこちら

2017.07.26 (Sat) 15:00-16:30, KKL Luzern, Lucerne Hall, Luzern, Switzerland
影も溜らず (2017) 世界初演
Identities 5 | Ensemble of Lucerne Festival Alumni
Lucerne Festival Academy Composer Seminar Performance
Ensemble of LUCERNE FESTIVAL ALUMNI, Yutaka Shimoda (solo vn), Johanna Malangre (cond)
詳細はこちら

2017.08.30 (Wed) 21:00-, RADIO SRF 2 Kultur NEUE MUSIK IM KONZERT
《影も溜らず》ラジオ放送
Werkschau des《Composer Seminar》
詳細はこちら

2017.09.16 (土) 17:00開演 @市田邸 (東京都台東区上野桜木1-6-2)
セレナード (2017) 世界初演
かたち、あや、あるいはすがた (2017)
Rush《ホケトゥス風ライムライト》(2016) 編曲
作曲者不詳《おいらが、小っちゃな餓鬼の頃》(2017) 編曲
〜新秋の市田邸で、『“げん”結び―音楽と文学―』を愉しむ!〜「十二夜、あるいは、タイムトラベル!?」
演奏 / 柴田友樹 (朗読)、市川泰明 (テノール)、佐藤翔 (チェロ)
主催 / NPO法人たいとう歴史都市研究会
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2017.09.25 (月) 18:00-19:00, NHK-FM横浜放送局
NHKFM横浜放送局「横浜サウンド☆クルーズ」出演
バックステージツアー〜音楽堂・県民ホール〜
FM横浜81.9MHz、小田原83.5MHz
詳細はこちら

2017.09.39 (土) 14:30開演 @公演通りクラシックス (東京都渋谷区宇田川町19-5 東京山手教会B1F)
George Gershwin《I Got Rhythm》(2017) 委嘱編曲・世界初演
眞美子とゆかいな仲間達 vol.3『Trioでおくる 紺碧のとき』
演奏 / 寺井真美子 (ピアノ)、佐藤翔 (チェロ)、齋藤綾乃 (打楽器)
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2017.11.02 (Sat) 19:30-21:00, French Parlor, Founders Hall, USD: University of San Diego, U.S.
Mystische Miniature (2017) 委嘱新作・世界初演
New Musical Geographies II
Christopher Adler (khaen)
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2017.11.04 (土) 15:00開演、14:30よりプレトーク @神奈川県立音楽堂 (神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘9-2)
月の光言 (2017) 委嘱新作・世界初演
神奈川県立音楽堂・伝統音楽シリーズ 聲明「月の光言(こうごん)」
出演 / 声明の会・千年の聲 (迦陵頻伽聲明研究会と七聲会による)
構成・演出 / 田村博巳
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2017.11.05 (日) 15:00開演 @ノワ・アコルデ音楽アートサロン (大阪府豊中市服部本町2-5-24)
三つの聲 (2016) 関西初演
ルツェルン音楽祭アカデミーメンバーの演奏で聴く 〜スウェーデンと日本の未来のクラシック音楽〜
演奏 / レン・アンサンブル | Paula Hedvall (ヴァイオリン)、桑原香矢 (ヴィオラ)、大西泰徳 (チェロ)
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2017.11.18 (土) 13:30開演 @東京国立博物館内応挙館 (東京都台東区上野公園13-9)
もみぢつゝ (2017) 委嘱新作・世界初演
音和座「もみじして」
演奏 / 宮田まゆみ (笙)、本條秀慈郎 (三味線)
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2017.11.18 (土) 15:00開演 @京都市立芸術大学 大学会館ホール (京都市西京区大枝沓掛町13-6)
三つの聲 (2016)
パウラ・ヘドヴァル 北欧の作曲家とヴァイオリン現代奏法レクチャー&コンサート
演奏 / レン・アンサンブル | Paula Hedvall (ヴァイオリン)、桑原香矢 (ヴィオラ)、西村まなみ (チェロ)
詳細はこちら

2017.12.22 (金) 19:00開演 @新宿FACE (東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7F)
Moon Spell (2017) 委嘱新作・世界初演
アンサンブル室町 in 歌舞伎町!ー祝10周年ー
演奏 / アンサンブル室町
詳細はこちら



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