展示会で効果抜群のビジュアルツールとは
多くの場合、展示会の主な目的は、ブランドのアピール・販路の拡大・ビジネスネットワーク作り。前回は役立つ3つのポイントをお話ししました。今日は2つ目の完成度の高いカタログ、ルックブックを用意するについてもう少し具体的に説明をしたいと思います。

そもそもなぜお金をかけてまで完成度の高いカタログを作るのか疑問がある、そんな余裕は無い、もしくはモノが売れてからと後回しになっている、デザインを売りにしている商品を扱う方にはぜひ読んで頂きたいです

人間は、視覚、聴覚、感覚で物事を理解する3つの思考パターンに分かれ、以下のように捉えようとします
視覚タイプの人は目から入る情報
聴覚タイプの人は説明や文章など理論的
感覚タイプの人は雰囲気や感情・感覚的

これはビジュアルマーチャンダイジングにおいて大切な心理的要素になり、展示会でのプレゼンテーションに活かすことができます。とくに初出展のブランドはまずは知ってもらうこと、ネットワークを作ることが重要です

例えばブースに立ち寄ってくれた人の興味の度合いが、次のようなところからブランドの露出が始まるとします。
「オーダーには至らないけどなんとなく面白いものを作っているな」
「自分のビジネスにはフィットしないけど個人的に欲しい」
「次のシーズンから取引を考えたい」
「ブログもしくは取材のネタにしたい」
その場ですぐに会話には至らなくても何か渡して印象に残したいですよね。

そこでカタログやパンフレットを渡します。
視覚タイプには、写真やグラフィックの完成度の高さ=イメージに直結します。
聴覚タイプには、商品の特徴や他のブランドとの違い=ブランドについて理解・納得します。
感覚タイプには、グラフィックのセンス・人の印象・ブースの雰囲気=好きかどうか判断します。

いずれにせよ完成度の高いビジュアルイメージと言葉にすることで、目的のうち2つ(ブランドのアピール、ビジネスネットワーク作り)の結果に影響します。
印象に残る=カタログを持って帰ってもらうか 残らない=ゴミ箱行きになるか。

展示会は大きな投資。せっかく素晴らしい商品が出来たのでそれが伝わる良いイメージで知ってもらいましょう!その点でビジュアルコミュニケーションはとっても有効な手段の一つになるのです。

ありがとうございました








 2016/03/05 02:46  この記事のURL  / 


NY初展示会で目立つ3つのポイント
2月のNYファッションウィーク直後に立て続いた展示会ラッシュも無事に終わりました。
今年こそは海外マーケットへの進出、または展示会を念頭に視察をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今日はいつもと少し視点を変えて、海外進出を目指す方にちょっとお役に立つ情報をビジュアル目線から3つのポイントに絞って説明します。

NY展示会に初出展で成功するためのキー
1.とにかくパッとさせる。
初出展の場合、人気のある展示会だとベストの場所に当たらないことがほぼ。要は奥の方、スミの方です。世界のバイヤー達は時差ぼけ&ランチもままならず1日に何百件というブースを廻らなくてはなりません。そんな疲労と闘いながら新しいものを発掘する方たちのためにパッと見て興味をそそり、入りやすいキャッチを仕掛けるのです。例えば、大きな塊の何か変わったものがある、同じものがずらーーーーーーーーーと並んでいる、声を掛けられない距離感に触ってみれるように展示してある、ブース内がちょっと乱れている、などです。

2. 完成度の高いカタログ、ルックブックを用意する
展示会では同業者もリサーチがてら廻っています。具体的な値段やデリバリーの入ったラインシートを誰にでも配布するのは自分からスパイを手助けしているようなものです。オーダーをしてくれるバイヤーだけに留めましょう。それよりもブランドのイメージ、他とは違うこだわりとコンタクトだけが入った必要最低限の情報が確実に伝わるもの広く配布するほうがより多くの人に印象に残るでしょう。ここでのポイントは完成度の高い写真やデザインにすること。広告予算がない時は下代の10%上乗せしてでも作りましょう。印象に強く残るだけでは無く後にコラボレーションなどの思いもよらぬ展開を招く可能性も出るかもしれません。

3. メディアに訴える
展示会会場にはプレス関係者やメディアも多く来ています。彼らを呼び込み、取材してもらうのです。例えばツイッターを使って「hey, we are booth #123, a brand new xxxxxx brand. You should stop by to see the most innovative xxxxxxx! 」などとアピールするのです。もし大きな顧客がついたり、影響力のある人が立ち止まってくれたら即座にそのことや、興味のあるブース、または他のブースの人が嬉しいことを言ってくれたら彼らのこともツイートしてあげましょう。フリーサンプルの告知などをすると、さらに取材に来てもらえる確立が上がります。この時、ブースのデザインと配布資料のイメージがあっているとビジュアルプレゼンテーションはバッチリです

おまけ
現地のセールスアシスタントを雇う時は、ソーシャルメディアを使いこなせることも念頭に入れると更に効率的です。もちろん、そのポストを元に取材が取れたらインセンティブとして何かお返しが出来るように


わたしはこれまで日本からのお仕事として、展示会ブースのデザインと施工、現地のデザイナー発掘と情報提供、日本のデザインメーカーにショールームを紹介、マーケットの視察ガイドなどに携わってきました。職業柄のせいか、デザイン関係者からの依頼に集中しています
根っからのビジュアル人間のため、もともと商売センスはあまり自信がなかったのですが、ここ近年ビジネススクールに通ったり商談・通訳に立ち会い、NYマーケットで求められるものと日本のアプローチの温度差のようなものを理解するようになりました。少しでもヒントになれば幸いです。

NYのマーケットはよく特殊だ、というのは耳にされた事があると思います。その背景には移民文化、セレブリティー文化、ショービズ文化の影響が強くあるとわたしは考えています。例えばヨーロッパで成功してもNYでは難しい...という例は珍しくありません。そのことに関してはまた別の機会で説明をしたいと思います。

最後までありがとうございました



 2016/03/04 10:52  この記事のURL  / 


NYFW Fall2016
ワールドコレクションのシーズンですね。
NYは先週木曜日が最終日でした。今年はメルセデスがスポンサーをやめてしまったせいか、インビテーションの数が激減していました。ウィンドウの仕事を始めてからなかなか行なくて、少しだけですが写真をシェアします

Sohoのフレンチレストランで行われたJulianna Bassのショーではマカロンが振舞われました。美味しくて見た目もカラフルで可愛い



Art Heats Fashionの合同プレゼンテーション。今回はロウアーイーストサイドにある元聖堂だったイベント会場、ANGEL ORENSANZ FOUNDATION EVENT SPACEにて。




Leyton AstorのデビューとSOHOストアのオープニングパーティ。アメリカンベーシックにロックンロールカルチャーを取り入れたスタイル。全てMade in USA インテリアにもアメリカの伝統的な家具やミュージックシーンを取り込んだ要素がいっぱい。メンズとレディース共に展開しています。


 2016/02/23 13:57  この記事のURL  / 


MOSCHINO in SOHO
大好きなイタリアンデザイナー、MOSCHINOのSOHO店です。このストアは去年LAで初めてのフラッグシップに続いて2店舗目で昨年オープンをしました。

近年はスポンジボブを始めとするアニメキャラクターとのコラボレーションで注目をされていましたが、デザイナーのJeremy Scottならではの刺激的な色使いとスタイルがとっても魅力的なのです。ウィンドウや店内のディスプレイもとっても遊びごころ満載です。







 2016/02/21 06:45  この記事のURL  / 


Jacqueline De Ribes


Jacqueline De Ribesの企画展がメトロポリタン美術館で開催されています。
彼女はフランスのファッションアイコンであり、数々のトップメゾンに影響力を与えたオートクチュールのドレスメーカーでもあります。1962年から現在までの彼女のスタイルとデザインを直接目にできる貴重な展示です。









 2016/02/21 06:19  この記事のURL  / 

前へ | 次へ

プロフィール

YUKO NAKAO スタイリスト/ヴィジュアルマーチャンダイザー

ヴィンテージファッションを使ったスタイリングが特徴。
雑誌"Esthétique"をプロデュースする。プロモーションツールの企画、制作、店舗デコレーション、MD企画、ファッションコンサルテーションに携わる。
2009年渡米。ニューヨークを拠点に活動を続ける。


2016年03月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
リンク集