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今回は、「AT TOKYO」の大物デザイナー、認知度の高い商業系ブランドによって、大きな盛り上がりを見せました。しかし、常連の海外進出や、ショーから展示会への変更など、中堅不在という感じでもありました。東京のファッションウィークらしいプレイヤーが減り、将来的に不安が残ったとも言えます。 HYKE(ハイク)、matohu(まとふ)、MIKIOSAKABE(ミキオサカべ)、G.V.G.V(ジーヴィージーヴィー)と同等、もしくはこれらに次ぐクラスのブランドが欲しいところです。 そこで、将来中堅に伸びそうなデザイナーたちに期待が集まります。若者の合同ショー「東京ニューエイジ」出身のAKIKOAOKI(アキコ アオキ)、RYOTAMURAKAMI(リョウタ ムラカミ)や、YOHEI OHNO (ヨウヘイオオノ)、5 Knot(ファイブ ノット)、MURRAL(ミューラル)、そして今回初参加であるENHANCE(エンハンス)らのショーが高い評価を得ました。彼らは、まだセレクトショップへの卸という小規模のブランドですが、これらがショップを持てるぐらいの力を持てるようになると、東京ファッションウィークに厚みが出てくると思います。 ファッションキャピタルの条件としては、その都市を表すファッションがあるかというのが重要なポイントです。東京はこれまで、アヴァンギャルド、裏原系ストリート、原宿系POP、渋谷ギャルなど様々なファッションを生んできました。それらは、ストリートから生まれたものが多いのですが、東京がアジアのファッションキャピタルとしてあり続けるためには、海外に進出した大物デザイナーを下支えする東京モードのデザイナーたちも必要であるの感じる次第です。 (RYOTA MURAKAMI) Via Collection by Apparel-web Photo by KoTsuchiya ★SNSでも情報を発信しています! https://www.facebook.com/yamanakaconsulting https://twitter.com/takeru_yamanaka |