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LifeWear 2017AW
LifeWearを標榜するユニクロ。その2017年秋冬の展示会が行われたので、行ってまいりました。




先シーズンまでは、ブランドの世界観やファッションメッセージを伝える取り組みがなされていましたが、今回は商品アピールを前面に押し出しており、商品お披露目会という感じです。ユニクロのものづくりの進化がそのままお客様への提案に結びついるのが魅力です。



2016年にロサンゼルスに設立した、「ジーンズ イノベーション センター」。ジーンズ開発のスペシャリストの知恵と技、そしてネットワークを生かしたジーンズが、披露されました。従来のストレッチジーンズとは比較にならないほどのストレッチ性を持つウルトラ ストレッチ スキニー、ボアではなく、裏の織地をスウェットのようなソフトな物にしたイージー ジーンズ、そしてフリースのような暖かさを持つヒートテックジーンズなど、優れものがたくさん。そして、それらの表情はプレミアム感のあるウォッシュ加工。プレミムジーンズ発祥のロサンゼルスの技とデザイン性が効いています。



島精機製作所とニットの研究・開発を行う「イノベーション ファクトリー」も2016年に発足。デジタル技術を駆使して作られた、縫い目のないニット「3D U-Knit」も目をひきます。



イネス・ド・ラ・フレサンジュは、初のメンズコレクションを発表。来週には関係者や報道陣を招いてショーを行います。そして、目玉コラボは、J.W.アンダーソン。まだ、こちらでは発表せず。ローンチ直前にプレビューを行うそうです。



他にもコントラストの効いたカラーリングが特徴のユニクロU、ミッド〜ボトムマーケットのアスレジャートレンドの担い手スポーツウェア、好調のミッキーマウスとのコラボのさらなる拡大と、見どころ満載の展示会でした。







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 2017/05/31 18:49  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

日本人デザイナーが欧米ハイブランドに招聘される理由
昨日、コスチュームナショナルが、ファクトタム有働氏、ヤストシエズミ江角氏をそれぞれメンズ、ウィメンズのクリエイティブディレクターを迎えるとの発表がありました。先日は、ハンティングワールドのクリエティブチームのディラクターにホワイトマウンテニアリング相澤氏が就任しました。18春夏コレクションに向けて発表されたこの2つのニュースに、驚きを感じました。日本人の中堅デザイナーに、欧米のハイブランドが将来を託したからです。

これまでも、モンクレールがサカイやミハラヤスヒロ、ホワイト相澤氏とのカプセルコレクションを発表したり、ルイヴィトンがギャルソンや藤原ヒロシ氏とコラボしたりすることはありました。しかし、欧米メゾンのメインラインを、日本人デザイナーに託したのは珍しいのです。

この狙いはどこにあるのでしょうか。それは、日本マーケットでのメゾンの存在感拡大と、東京由来のデザイン性伝播という2つではないでしょうか。

ハンティングワールド、コスチュームナショナルともに、90年代に日本市場で人気を博しました。しかし、今は客層・チャネルとも限定している状況ではないでしょうか。存在感拡大のために、東京や東京発のコレクションシーンで活躍する彼らの力に期待したのでしょう。

そして、東京由来のデザイン性伝播です。世界のメゾンの服の主要顧客は、富裕層です(バッグ、革小物、香水は別)。エレガントな大人向けのコンサバがコマーシャルラインのメインです。一方、日本ブランドの主要顧客は、ファッションピープルと若い大人です。これらの層は、日本に問わず海外でも、日本が得意とするアヴァンギャルド、ストリート、デザインの効いたリアルクローズを好む傾向があります。この層への拡大には、東京由来のデザイン性伝播が有効なのでしょう。

もちろん、ビッグメゾンも旬のデザイナーを雇用してこれらの提案をしています。日本で先行していたストリートやリアルクローズトレンドが、高価格が通るクリエイティビティを通して、欧米のランウェイに現れるということが、多くなって久しいのです。

そこに、欧米ハイブランドがメインラインで、日本人デザイナーを雇用。ハンティングワールド、コスチュームナショナルともに、日本とのつながりが深いブランドではありますが、その意味はとても大きい事なのです。

参考記事:

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 2017/05/31 07:50  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ハンティングワールド
昨日、お世話になっているショールームにお邪魔した時に見つけたのが、この「ハンティングワールド」。日本では、90年前後に渋カジファッションの必携ブランドとして流行ったブランドです。私にとって”懐かしいブランドで”すが、メディアやショップなどで、商品を見ることが増えています。そして、来月開催されるピッティ・ウォモのスペシャル・イベントとしてコレクションを発表。カムバックの兆しを感じさせます。

「ハンティングワールド」はアメリカのブランドで、創業者は、ハンターだったボブ・リー。アウトドアブランドとして、歴史をスタートします。厳しい天候や環境に耐え得るバチュー・クロスのバッグは、ヘビーデューティーファッションが広がっていた80年代の日本で導入期を迎えます。最初に手に取ったのは、当時流行っていたこれ見よがしなラグジュリーブランドのバッグを嫌う、富裕な男性や芸能人たちでした。

一気に注目度が上がったのは、劇場型犯罪の容疑者であるファッショニスタの男性が逮捕時に身につけこと。一躍マスコミに取り上げられるようになりました。その後、アメリカンブランドとして、リポジショニングし、イメージアップ。その事件などを気にしない若者に支持されます。1990年前後には、MA-1とジーンズの渋カジの若者が、斜めがけをして歩く姿が多く見られように。その時代を象徴するバッグとなりました。それから時代が流れ、30年近くになります。

思えば、あの頃と同じように、ユーティリティーカジュアルがミッドトレンドに定着した今、ここが攻め時という感じなのでしょうか。

来月のピッティ・ウォモでどのような提案がされるのか、しっかりと見てきます。





(写真 17FWコレクション)

追記
クリエイティブチームにホワイテイトマウンテニアリングの相澤陽介氏が加わったとのこと。ピッティでの発表に期待が高まりますね。
参考記事:
http://apparelweb-collection.tumblr.com/post/161012762274/

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 2017/05/24 11:49  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

タカシマヤゲートタワーモール
GW中、名古屋に出張したので、「タカシマヤゲートモール」を見てきました。ご存知の通り、同館はJR名古屋駅に隣接した複合施設「JRゲートタワー」の中にオープンした約32,000uの商業施設です。運営は、ジェイアール東海島屋。先にオープンした上層階のレストラン街、ユニクロ、GU、ビックカメラに続き、館全体のグランドオープンということで、大変な賑わいです。

名鉄や近鉄側と反対側に大きな人の流れができたことで、名駅エリアの商集積が広がりました。テナント構成は、手堅く、驚きはありません。「こういう施設ってまだ名駅エリアになかったんだ」というのが正直な感想です。

名古屋、札幌、博多・・・・地方大都市の駅ビルは、百貨店を核テナントとしているものが多く、中高級グレードばかり。中心地では、中級グレード以下のテナントは地下街に、若めの中級以上は、パルコのようなファッションビル、というように立地×SCタイプによって棲みわけがされていました。しかし、タカシマヤゲートタワーモールは、地下街とファッションビルをミックスし、コンテンポラリーに編集されています。名駅と栄の地域間競合により、栄の求心力低下が起きそうですが、地下街などの旧来型商集積のパワーダウンの方が深刻になるでしょう。

ファッション業界で今後加速するであろう、店舗の絞り込み。このことは、商業施設も減っていくこととなります。その一方、地方では東京ではほとんど存在感のないSCタイプが生きながらえている場合があります。地域特性、立地特性によって恩恵を受けていても、利用客の生活変化について行けなくなった商集積にとっては、厳しい現実が待っているでしょう。







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 2017/05/06 11:28  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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