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IFF MAGIC
昨日、開幕したIFF MAGIC。世界最大規模といわれるファションの合同展示会「MAGIC」が、国内最大級のJFW-IFFと提携して、今回から生まれ変わったと言うことで、期待して出掛けてみました。

IFFからはずっと足が遠のいていたので、直近の回とは比較ができなのですが、だいぶイメージが変わったのではないのでしょうか。ただの見本市ではなく、ファッションやそのブランドの世界の楽しさを伝えるための取り組みが随所に見られました。


見所は、メインエントランスに設けたゾーン「EDIT」。アヴァンギャルド〜コンテポラリーのブランドを、国内外からキュレーションしています。ポジショニング的には、パリのトラノイといった感じでしょうか。その横には、バーやDJブースのあるラウンジも設け、良い雰囲気。ソマルタやヴェンヌ、アディクトノア、ガラアーベントなどの東京デザイナーと、LUDLOW、GM STUDIOなどの欧米の人気ブランドをミックス。ブラックを基調にしたブースで、様々なバックボーンのブランドを同じトーンでまとめることができています。

その他のゾーンでは、メンズと「メイド・イン・ジャパン」ゾーンが見応えがありました。三陽商会やベイクルーズなどの大手も出展。見せ方も、ブースに凝ったり、デモンストレーションを行ったり工夫が見られます。文化服装学院は卒業生の作品を、モデルによるインスタレーションで紹介しており、目を引きました。


私が持っていたIFFのイメージは、ボリュームマーケット&インディーズ&B2B。しかし、今回はコンテンポラリーさと、日本ならではものづくりの良さが浮き上がり、上質さを感じさせました。

海外も含め、パワーがダウン傾向にある、ファションの合同展示会。さらに同展示会は、開催時期が遅いので、どこまでオーダーがつくのかが不安ですが、頑張って欲しいところです。





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 2017/04/27 12:23  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

シャイノラ・デトロイト
5月31日から6月6日まで伊勢丹のザ・ステージでポップアップストアを開く「シャイノラ・デトロイト」。これが日本初上陸です。先日、プレビューが行われたので、お邪魔しました。

私が、シャイノラ・デトロイトと出会ったのは、2013年。NYFW期間中にトライベッカの店に立ち寄ったことによるものです。

同ブランドは、2011年に設立。かつて自動車製造の街として君臨していたデトロイトの地での創業です。アメリカの自動車産業の斜陽で、失業率・貧困率が増加し、街が再開発を模索していた頃、「高品質で長く愛用できる製品を生産する」という信条のもと、作られたのです。

デトロイトの自動車産業に携わっていた熟練工などを雇って高品質でハンドクラフトタッチなデザインを生産するという、社会性の高い取り組みが注目を浴びました。

その後、渡米するたびに、同ブランドの躍進を感じていました。アメリカ国内での店舗網拡大、ファッションウィークのブースでのPR、欧州への進出、そして今度は日本上陸。彼らの信条が広く受け入れ始めていると言えそうです。

主力アイテムは、腕時計と自転車(日本には未入荷)、そして手帳やバッグなども。近年は、バッグの露出が多いように感じます。

デトロイト、アメリカのものづくりにこだわっている同ブランドらしく「グレートアメリカ」と名付けたシリーズを年に1回リリース。これは、アメリカを象徴する偉人をテーマに製品を製作したもの。これまで「ライト兄弟」、「モハメド・アリ」などをテーマにしてきました。今年は、伝説のメジャー・リーガー「ジャッキー・ロビンソン」をテーマに。有色人種初のメジャー・リーガーとして、さまざなストーリーが語り継がれているジャッキー。社会的影響力を持つ人物としても知られています。彼の財団とコラボレーションして、同シリーズを作り出したそうです。

まだ、日本での代理店は決まっておらず、伊勢丹が直輸入して販売するそうです。同ブランドの信条がどのように伝播し、どのようにチャネルを広げていくのか注目していきたいと思います。

〈プレビューの様子〉







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 2017/04/23 09:47  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ギンザシックスのプロローグづくり
ギンザシックスのプレビューは何度も行われました。プレスプレビュー、関係者内見会、全館あげてのオープニングレセプション、アンカーテナントの一つであるディオールによるショー。合計4日間です。

報道陣、関係者、テナントの顧客、セレブリティ全てを招いた18日のレセプションは大変な賑わいでした。通常は、報道陣、関係者、周辺住民だけの内見会で済ませますが、テナントの上得意客を招いたことで売上も作れていました。各店のプロモーション効果もあると思いますが、混乱と混雑を避けて先に買い物が出来る、パーティーを楽しむというのも、顧客からすると魅力だったのでしょう。

このプロローグづくりが、功を奏したようで、様々な発信元、様々な視点での情報が発信され、開業前には、2,500人が行列を作ったそうです。

私も、3日ギンザシックスのプレビューに行きました。そうすると、すでにオープンしていると思って来館しようとする一般客の姿も見えました。「あんなにいろいろなところで(報道を)やっているから、オープンしているのかと思った。」という声も聞こえたぐらいです。

このように、多段階式内見会が増えていくかもしれませんね。


(カフェカンパニー「銀座大食堂」でのパフォーマンス)


(「ルルレモン」でのヨガパフォーマンス)


(「モアナ」では職人が買い上げ客にペイントサービス)


(リブタイラーが来場した「ベルスタッフ」のオープニング)


(「ディオール」が屋上で、エクスクルーシブなオートクチュールショーを開催)


★関連記事:ディオールが「ハウス オブ ディオール ギンザ」オープンを祝して東京でショーを開催(執筆 山中健)

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 2017/04/21 10:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ギンザシックス 内見会レポート2
国内外にあるラグジュアリーモールで人が入っているのは、「ミッドレンジの取り込み」「上質な最寄り業態の導入」ができているモールです。そして、ギンザシックスも同様の取り組みがされています。

「ミッドレンジの取り込み」としては、ビームスハウス、ドレステリア、フリーマンズスポーティングクラブなどの人気テナントが入居。しかし、それぞれの主力業態よりアップスケールされたものであり、ミッドレンジの厚みが不足していることが不安要素です。ミッドタウンがユニクロや無印を、六本木ヒルズがザラを取り込んでいることを考えると弱さを感じざるを得ません。銀座という大商業地ならではの要因(同チェーンでの商圏バッティング)があるのでしょう。しかし、ラグジュアリーブランドやコンテンポラリーブランドには、銀座にあるにも関わらず出店しているケースがありますので、別業態やスピンオフ業態で、グローバルSPAを取り込んでもらいたかったと感じます。

その中で、目玉はやはり日本初本格的店舗を出店した「ルルレモン」でしょう。アスレジャー人気を作り出した同ブランドは、日本再上陸。以前は早すぎたのでしょうが、アスレジャーの本格的広がりを見せる2017年は出店に良いタイミングといえそうです。店舗の雰囲気は、本国とちょっと異なり、シンプル。陳列密度も高いように思います。


(ルルレモン)

「上質な最寄り業態の導入」では、地下2Fフードフロアの充実ぶりが挙げられます。デパ地下をアップスケールした雰囲気が魅力で、デパ地下の醍醐味である「お取り寄せ的MD」「コバレ需要対応」がなされています。

また、非食品系のテナントでカフェ併設が目立ったのも特徴です。上層階のアンカーテナントである蔦屋書店はお約束のスターバックスを併設、ディオールは、日本初となる「カフェ ディオール バイ ピエール・エルメ」を、ジョゼフは「ジョーズカフェ」、新感覚キモノのジョウタロウサイトウもスィーツカフェを併設しています。また、プラザは「#0107(オトナプラザ)」という新業態で出店。コールドプレスジュースやコーヒーのスタンドバーを併設していました。


(フェ ディオール バイ ピエール・エルメ)

B1Fにはビューティーフロアも。中でもシャネルのコスメ自動販売機は、人目をひいていました。

(シャネルのコスメ自動販売機)

ギンザシックスの内見会は、オープン前日まで行われており、18日、19日にはアニバーサリーなイベントも行われます。次のレポートではその模様をお伝えしますね。

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 2017/04/16 11:48  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ギンザシックス 内見会レポート1
昨日、ギンザシックスの内見会に行ってまいりました。その所感を、3回に分けてレポートしてまいります。

同館は、多くの方がご存知の通り、銀座松坂屋の跡に建ったラグジュアリーモール。延床面積148,700u、売場面積約47,000uと、銀座三越、銀座松屋を上回る銀座エリア最大規模の商業施設となって再生しました。運営は、大丸松坂屋百貨店、森ビル、住友商事とLVMH グループがスポンサーのLキャルトンエステートらの共同出資会社「ギンザ シックス リテールマネジメント株式会社」が行います。

同SCは、東急プラザギンザと同様にインバウンド対応のラグジュアリーモールとして位置付けされています。いわゆる「爆買い」失速後のオープンとなり、そのオープンに不安視する声が多く聞かれていました。私も、同様の見方をしていましたので、内見会に行く前はそれほど期待しておりませんでした。

しかし、館に足を踏み入れるとその華やかなムードに、しばし小売不振の現状を忘れることができました。世界のトップメゾンの旗艦店、これまで直営店を持っていなかったブランドの出店、話題のルルレモンの出店、人気の蔦屋書店のさらなるアップスケールなど、見応えがありました。

かすかなジグザグになりながらも変に曲がらない主通路、草間彌生氏を初めとするパブリックアート、和モダンな全体インテリアと、歩きやすさと楽しさを感じました。

「目新しさがない」「知っているブランドばっかり」という指摘もありますが、それは裏を返せば「有名ブランドの集結」「安心なテナント構成」ということになのではないでしょうか。





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 2017/04/15 15:43  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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