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2017秋冬東京ファッションウィーク振り返り 会場編
今シーズンの東京のファッションウィークは、会場にこだわるデザイナーが多かったのが特徴です。先シーズンから、メイン会場がヒカリエと表参道ヒルズの2軸になっていましたが、今回はオフィシャルスケジュールながら、メイン会場以外でショーを行うケースが目立ちました。

場所としてユニークだったのが、「まとふ」。芝の増上寺の境内で行いました。本当は、屋外でやるはずだったのが、雨天のため、駐車場のようなスペースでショーを。雨雲が広がる空の下、鬱蒼とした境内の樹々を抜けてショーに行くと言うのは、なかなか無い経験でした。



ハウスコミューンは、東京タワーより高い「アンダーズ東京」のテラス。とても、雰囲気のある会場でしたが、あいにくの雨のため、寒さとの戦い。見ている方も辛いですが、企画した方はもっと辛かったでしょう。



オフスケジュールの「ケイタマルヤマ」は、銀座の外堀通り沿いのパブ。レトロな内装に合わせ、アメリカのゴールデンエイジを思わせるインスタレーションを行いました。



「ミントデザインズは」、北青山にあるお店を空っぽにして、ショーを開催。ガラス張りのショップがまるで水槽のよう。ゲストはこれを、外の道路から覗いてショーを見るという、なかなか面白いスタイル。途中、車が通ったりして、見えなくなったりするのも、後となれば語り草に。



お馴染みのヒカリエの大ホールと小ホールの間を結ぶ廊下でショーを行ったのが、初参加の「ターク」。今回のショーで最も驚いた会場です。普段は、この2つのショーを行ったり来たりするジャーナリストたちは、皆、驚いてました。




会場のこだわるデザイナーたち、それを大変な思いをして実現するショー運営スタッフ。ショーをめぐる私たちからすると、文句も言いたくなるようなものもありましたが、不思議と記憶に残るショーでもあったのです。
★参考サイト アパレルウェブ「アマゾンファッションウィーク東京2017秋冬

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 2017/03/31 16:08  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

トップトレンドがミッドトレンドに移行する瞬間
トレンドには、トップトレンド、ミッドトレンド、ボトムトレンドがあると考えています。トップトレンドは、ファッションコンシャスな人々の中での流行りです。コレクションなどに集う人の中でも、ファッションに興味がある人々。彼らは、次から次へとファッションを変えていきます。しかし、これらのトレンドのほとんどは、ニューノーマル(洗練された普通の人々)の流行りであるミッドトレンドへ移行することはなく、泡のように消えていきます。しかし、その中でもミッドトレンドに影響を及ぼす動き、そして移行するものもあります。これらを見極めることが、ビジネス視点では大事です。

コレクションでの泡のようなトレンドが、ミッドトレンドに移行する瞬間を見られるのが東京のファッションウィークなのです。以前は、東京のファッションウィークは、独自性を売りとし、ヨーロッパのコレクションと別世界を築いていました。しかし、今はワールドトレンドを、日本のマーケットに向けて
編集しているデザイナーが多くなっています。

ユーティリティやエフォートレスシック、アスレジャーが長く続き、ロマンチックが加わった、現在のミッドトレンドマーケット。ここに、スポンテニアスな流れが加わりそうです。すでにトップトレンドでは、この言葉は使い尽くされていますが、実はこれからがこの流れが強くなりそうです。そのようなことを感じさせた、今シーズンの東京ファッションウィークでした。

◆tiit tokyo のショー

(Photo by Ko Tsuchiya)

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 2017/03/30 06:52  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

2017秋冬東京ファッションウィークを振り返って
先週行われた2017秋冬アマゾンファッションウィーク東京と非公式スケジュールで行われたショーやイベントたち。私も、35のショーやイベントに伺いました。

そこで感じたことを数回に分けて、書いていきたいと思います。まずは、今回のアマゾンファションウィーク東京についての感想。「これまでより充実していた」です。始まる前は、ショーの数が少なかったり、(毎回のことですが)目玉ブランドが海外に発表の場を移したりするなど、不安要素が多かったと思います。しかし、終わってみれば、東京のファッションウィークの役割が明確となり、その役割を果たすことができたと感じます。

その役割とは、「@新進デザイナーの発掘」、「A東京ならではファッションアイデンティティ確立」、「Bアジアでのファッション交差点」、 「Cリアルクローズブランドを活用としたエンドユーザーの巻き込み」の4点かと思います。


「@新進デザイナーの発掘」については最終日に行われた「TOKYO FASHION AWARD」の充実ぶりを見れば明らかと思います。また、Amazon Fashion が新たに立ち上げたプロジェクト&プレゼンテーション基盤「AT TOKYO」、株式会社パルコが支援する、若手デザイナーたちが自立した形でコレクション発表を行う「FASHION PORT NEW EAST」なども上手く機能していました。

「A東京ならではファッションアイデンティティ確立」については、すでに定評のあるメンズとストリートに加え、リアルクローズ(ハレ)やドメスティックコンテンポラリー(ハウスコミューン、アウラ)も存在感を示しました。

「Bアジアでのファッション交差点」という点では、アジアの若いデザイナー(ヴィヴィアンノ・スー、ラララブなど)たちが魅力的なコレクションを発表。

「Cリアルクローズブランドを活用としたエンドユーザーの巻き込み」については、今回から「TOKYO BOX」という新たなプロジェクトがスタート。これまでの東京コレクションに一般顧客を招待させる取り組みやガールズイベントとも異なる取り組み。リアルに人気のあるブランドをファッションプロの目に耐え得るコレクションを作り、そこにエンドユーザーも招くという点が新しいと感じます。ルミネが会場提供したのもポイントかと思います。

これらの役割を果たしたことに加え、デジタルマーケティングも進化。これまで、模索中だった東京のファッションウィークに光が見えてきたといえるでしょう。


アマゾンファッションウィーク東京のオーラスを飾った「BED.j.w.FORD」Photo by Ko Tsuchiya

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 2017/03/28 21:29  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ルコックスポルティフ アヴァン原宿
デサントが新しい業態を開発しました。「ルコックスポルティフ アヴァン」です。「ルコックスポルティフ」と言えば、フランス最古のスポーツブランドとしてお馴染み。デサントは日本のライセンシーです。そして、このアヴァンは、日本企画で生まれブランド。その1号店が、同店です。明日3月10日開店ですが、本日行われた内見会にお邪魔しました。

ベースコンセプトは、“アーバン・サイクルライフ”。サイクリングを楽しむ、サイクリングが生活の中に溶け込んでいるようなライフスタイルを表現しています。こう言うと陳腐と言われそうですが、まさしく「アスレジャー」なブランドです。

ゲストが自転車を中に入れられる、広めの導線を用意した店内は、スポーツウェア由来、そしてスポーツ用に開発されたハイテク素材を、”シンプル&リラックス”なルックに落とし込んでいます。今後はファッションブランドとのコラボレーションも考えているそうです。

この原宿店では、コンビニとエッグスタンドを併設しています。サイクリングと言えば、欧州では、サイクリングのためにコーヒースタンドと自転車修理を兼ね備えたサイクルカフェが根付いていますが、それらを思い出させるコンセプトです。

コンビニは、サイクリングやフランス由来の商材にこだわっています。また、グルテンフリーのドライフルーツなど、ヘルシー&スローな商材も魅力的。

「ルコック=鶏=卵」と言うことでしょうか。卵にこだわったテイクアウトスタンドも面白いです。エッグサンドに、エッグドーナッツ、プリン、ブリオッシュ、ソフトクリーム、エッグシェイクなどを取り扱っています。

フランス生まれのルコックスポルティフの資源を、様々な視点でリファインさせた同店。日本らしい生真面目なコンセプトワークと、こざっぱりしたビジュアルが光るお店と言えるでしょう。

場所は、渋谷から原宿の明治通り沿い、バーミアンの下です。

http://avant.lecoqsportif-jp.com










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 2017/03/09 17:45  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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