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2017秋冬はスキーアイテムに注目
2017秋冬メンズコレでは、マウンテンテーマは引き続き大きな流れとなっています。2017年春夏シーズンのコレクショントレンドとして一気に浮上したこのマウンテン。リアルマーケット先行トレンドであったため、すでに今秋冬ビジネスでも好調キーワードとしてあげられています。

そして、2017秋冬ではその派生形として、来秋冬はスキーアイテムを街で見かけることが増えるかもしれません。理由は、トップメゾンやトレンドセッターがスキーアイテムを取り入れているから。ランバン、モンクレールガムブルー、ディースクエアード、マルセロブロン・・。中でも、MA-1やダウンジャケットなどの進化形であるスキージャケットはマストチェックかも。ミリタリー系のジャケットとの違いは、カラフルできれいめな仕上がり。これらを、ラフなアイテムとミックスしたり、ドレスっぽいアイテムと洗練して仕上げたりしています。

マウンテントレンドに乗って登場した、サカイとノースフェイスのコラボのように、これからスキーブランドとモードのコラボも見られるようになるかもしれません。

ランバン


モンクレール ガムブルー


via Collection by Apparel-Web
Courtesy of LANVIN、 MONCLER

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 2017/01/31 18:16  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ビューティリティをデフォルメする
ビューティリティとは、機能美のこと。正統派のメンズウェアでは、重要な要素ですが、2017年秋冬コレクションでは機能美をデフォルメするデザイナーが多かったのが特徴です。

長期トレンドであるユーティリティトレンド。MA-1やスカジャンなどのヒットアイテムを生みましたし、今やすっかりとマーケットに溶け込んでいます。2017年秋冬は、ミリタリーやワークアイテムを取り入れるというレベルからさらに進化し、ユーティリティアイテムのディテールや部位をデフォルメするデザインが多くなっています。

例えば、ポケットを目立たせたり、キルティング素材の格子をデザインに効かせたり、ドローコードやテープ地をワザと見せたり・・・。その究極とも言えるのが、タカヒロミヤシタザソロイストの“バッグス”シリーズ。ジャケットなどに収納力のあるポケットを付けて、ウェアをバッグとして制作しています。

センチ単位で変わるのがウィメンズのトレンド、そしてミリ単位で変わるのがメンズのトレンド。コレクションブランドもリアリティを追求する今シーズン。ルックは、コアコンピタンスに立脚したリアルティのあるものにとどめ、ディテールや素材で遊ぶというのが2017年秋冬のトレンドなのです。

ディテールをしっかりと確認してもらうために、マルジェラのように、ショーではなくプレゼンテーションで見せるというブランドも多かったように思います。

タカヒロミヤシタザソロイスト


メゾン マルジェラ


via Collection by Apparel-Web
Courtesy of TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.,Maison Margiela

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 2017/01/30 16:57  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

コアコンピタンスを打ち出すデザイナーたち
NYメンズ、東京ファッションウィークを残していますが、欧州のメンズコレクションが終わり、次のトレンドも見え始めてきましたので、数回に分けてまとめをしていきたいと思います。

まず、最初は「トレンドでなくオリジナル」という流れです。今回のコレクションで印象深かったのが「そのブランドらしい」「そのブランドならでは」と思えるコレクションが多かったことです。ドルチェ&ガッバーナ、ディースクエアード、ジョルジオ・アルマーニ、アン・ドゥムルメステール、ドリス・ヴァン・ノッテン、カラー、サカイなど・・。経営用語で説明すると「コアコンピタスに基づく戦略」に従ったコレクションと言えそうです。

コアコンピタスとは「独自固有の長所」のこと。

先行き不透明なヨーロッパの市況、メンズコレクションのあり方、短期と長期に二分されるトレンドキーワードなど、コレクションを取り巻く環境変化はとても複雑化していっています。それらに振り回されることなく、顧客や市場がブランドに求める長所、そして他者が決して真似ができない独自のものを追求した結果なのでしょう。

いい意味で期待を裏切らないそんなコレクションが多かったのが、今シーズンのメンズコレクションのトレンドと言えそうです。

そして、まるっきり原点回帰でなく、ファッションのルックは原点回帰でありながら、新たなテクニックや仕掛けを取り入れことでて、「コアコンピタンスの伸展」を行っています。ドルチェ&ガッバーナは、ミレニアム世代に向けてソーシャルセレブをモデルに使ったショーを開催。ディースクエアードはウィメンズと統合し大掛かりなショーを、サカイはノースフェイスとコラボを発表しました。このことで、潜在顧客にアプローチも可能とします。

経営の原理原則である「コアコンピタンスに基づくマーケティング戦略」に基づくコレクション制作。経営的には、おおいに「アリ」でしょう。

◆ドルチェ&ガッバーナのショーに登場したソーシャルセレブ「キャメロン・ダラス」


◆ノースフェイスとコラボしたサカイ


via Collection by Apparel-Web
Courtesy of Dolce&Gabbana,Sacai

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 2017/01/29 17:55  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ロンドン イーストエンドで感じたこと
メンズコレ取材のためのトランジットで、ロンドンに昨晩、泊まりました。一泊二日で、実質20時間ぐらいの滞在。ということで、イーストエンドのショーディッチのエースホテルに泊まり、周辺をチェックすることとしました。

イーストエンドというは、ご存知の通り、ロンドンの東側にあり、カルチャーとファッションの最先端エリアとされています。今から10年ぐらい前から、日本でも知られるようになり、今や立派で高度な都市観光エリアです。ショップ&カフェ巡りという都市観光に最も適しているエリアと言えます。

今回、回ってみて9年前に初めてイーストエンドに来たことを思い出しました。ロンドンは、その後も定期的に何度も来ていますし、イーストエンドも必ずチェックをしてきました。しかし、真冬の夜に回ったのは9年ぶりですので、思い出したのでしょう。

思えば、イーストエンドとNYのブルックリンは同じ頃に、同じような捉え方で注目を浴び、それぞれ高度な都市観光エリアに進化して行ったように思います。

9年前は、お洒落だけど、海外や地方から来た人からすると、店を見つけにくく、「ふーん、こんな感じがお洒落なんだ」という感じですが、今や整備されてテーマパーク的要素を帯びて分かりやすい、お洒落エリアになっています。

店もインディーズ的な店、ローカルブランドだけでなく、グローバルプレイヤーが進出しています。ファッションはパリでもミラノでも東京でも買えそうなブランドばかり。そのため、どうしても、時間消費型の飲食や大型スペースに目がいきます。

飲食では、やはり「ヘルシー&スロー」なイメージの店が多く、インスタ映えしそうな可愛い内装と盛り付けは、東京的です。和食器のような陶器を使って料理をサーブするのが多い様に思います。これは東京から見た私が「東京的」と思うだけで、現地や他の国の人々は、「今っぽい」と思うだけかもしれません。今は、世界が相互に影響を及ぼし合う時代、そしてそれはファッションから食にまで広がっているのだと感じた次第です。

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◆ブルックリンと同様にコージー&アートな雰囲気がイーストエンドの魅力




◆人気のヘルシー&スローレストラン「アルビオン」の物販スペース


◆ゲーマーが集まるスペース「BUNKR」


 2017/01/14 14:01  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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