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会場にこだわる東京のデザイナーたち
今回の東京のファッションウィークでは、いつもと違った凝った会場選ぶデザイナーが目につきました。

メイン会場は、渋谷・ヒカリエのホールと表参道ヒルズの地下ホール。両方とも、きちんと整備されて機能的で、私たちのようにほとんどのショーに行く者たちからすると、会場が散らなくて便利。でも、デザイナーたちからは「つまらない」という声が前からあったのも事実です。

パリをはじめ、海外のコレクションでは、会場に凝るデザイナーも多いからでしょう。お城でやったり、世界的に有名な美術館や公園にスケルトンの会場を設けたり、橋のたもとでやったり・・・。なかなか東京ではできないことばかりでした。

しかし、今回は大胆な取り組みが見られました。雨が降りかけた宮下公園でのミキオサカベののショー、ミハラヤスヒロは文化学園の地下駐車場、ティートトウキョウは淀橋教会、キディルは鶯谷のグランドキャバレー跡、そしてコーシェはなんと原宿・とんちゃん通りの路上・・・。

これらでやることは、場所の交渉、前後の会場からの誘導、整備など、当事者にでないとわからない苦労がたくさんあると思いますが、取材をする方も大変・・・。

でも、終わった後に印象に残るのもそういう会場でのショーなのです。







上から、宮下公園でのミキオサカベ、文化学園の地下駐車場で行ったミハラヤスヒロ、淀橋教会でのティートトウキョウ、鶯谷のグランドキャバレーでショーを行ったキディル、コーシェがハプニング的にショーを行った原宿・とんちゃん通り

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 2016/10/31 20:39  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

東京でも趣向をこらしたプレゼンテーションが
東京のファッションウィークは、ランウェイ形式が圧倒的に多いのが特徴です。しかし、NYやロンドンを筆頭に、海外では魅力的なプレゼンテーションが多く、日本でもそういう発表形式がないものかと、いつも思っていました。

そんな中、今シーズン行われた魅力的なプレゼテーションを2つ紹介します。

ひとつめは、シアタープロダクツ。その名の通り、芝居仕立てのコレクション発表で知られ、毎回趣向を凝らしています。先シーズンは、久々のランウェイを行いましたが、今シーズンはマネキンを多用したモデルプレゼンテーションを行いました。

世界各地から浜辺に漂流したもの。それは、ゴミだけれども、ある人から見たら宝の山かもしれない。そんなアプローチでコレクションを組み立てたそうです。
多国籍な要素をミックスさせたルックを纏うのは、モデルとマネキンたち。その合間に、買い物かごやカートなどを無造作に起き、耳をつんざくBGMとともに、混沌としたムードを演出していました。



そして、今回のファッションウィークで最も印象に残ったのが、ケイタマルヤマです。リニューアルしたばかりの青山店の中をガラッと変えて、まるで見世物小屋のような雰囲気。アジアのどこかの都市の遊郭。そんな世界が広がっています。モデルたちは、本を読んだり、小鳥と遊んだり、思い思いに過ごしており、それをゲストが覗きみるような趣向。妖しくも美しいプレゼンテーションでした。




来シーズンは、このようなユニークなプレゼテーションが増えてほしいものです。

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 2016/10/30 11:26  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ユースファッショントレンドと東京メンズ
東京でのファッションウィークを、何回かに分けて振り返ってみたいと思います。今回は、メンズコレクションがとても良く見えました。

「東京のメンズはいい」とされていますが、ここ数シーズンは「本当かな?それ」と思うことが多かったのです。海外から来て、初めて東京メンズを見たり、ヨーロッパメンズと比べたりしなければ、なかなかいいと思うですが、ヨーロッパメンズを毎シーズン見て、東京メンズも毎シーズン見ると色々と思うことがありました。

東京のファションウィークは、海外のメンズコレクションより4ヶ月近く後に行われます。そうすると、既視感があるものばっかり、そして無理して大人っぽくしている、と思うものがたくさんありました。

しかし、今シーズンは違いました。前のブログに書いたように、ストリートから浮き立つムーブメントをしっかりと捉えて、メンズのジェネラルトレンドを編集させるものが増えました。

無理して大人っぽくするような取り組みもなく、東京らしい、おもちゃっぽい線の細さがとても魅力的です。メンズに広がりつつある、ユースファッショントレンドともシンクロして見えるのです。やはり、「東京メンズの持ち味はユース!」そう思う次第です。



ジェネラルトレンドの様々な要素を東京らしく編集したディスカバード

Photo via Collection by Apparel-web
Photo by Ko Tsuchiya

★関連記事
東京ファッッションウィークファイナルレポート「閉塞感を打破した東京メンズたち

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 2016/10/29 10:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ユースエナジーat東京
本日で、東京ファッションウィーク4日目を迎えました。NYと同様、アマゾンに冠スポンサーが変わって、参加デザイナーの顔ぶれも変わりました。現段階で感じるのは、東京のファッションウィークは針路を模索中。

そのため、様々なジャンルのデザイナーが参加しています。ウミットベナン、コーシェなどの海外からの招聘デザイナー、ヨシキモノのようなエンタメとのコラボ、ニューバランスの公式スケジュール入りなど。

また、世界のコレクションシーンを席巻するSeeNowBuyNowへの目配せも感じます。シアタープロダクツは、ファッションウィーク直前にプレス向けのお披露目を済ませ、期間中には顧客を招待したプレゼンテーション&ECでの予約受注会を行っています。モード界はますますグローバルになり、双方向に影響を与えあっていますが、東京にもその影響を感じます。消化不良のようにも思えますが、過渡期と言うことでしょう。

その中、私が注目したいのは、やはり東京ならではデザイナーとコレクションでしょう。クリエーション最高峰のパリ、ビジネスのNY、デザインと職人、生産がワンストップとなったミラノ、ストリートのエナジーを感じさせるロンドンと、グローバルになったとはいえ、それぞれのロケーションとバックボーンにあったコレクションが、やはり目玉です。

東京で期待したいのは、世界でも有数の東京のユースカルチャーから浮き出てくるクリエーションであり、エディションです。

その点では、キディルのショーが最も、印象的でした。コレクションの内容も、ショーの演出も、集まったゲストも東京のエナジーに満ち溢れています。17年秋冬から浮き出てきたユースカルチャーから生まれたクリエーション。モッズパンク、ロック、HIPHOP、グランジ、裏原宿とユースカルチャーは変わっていき、今は東欧や北欧、ロシアなどのストリートカルチャーが注目されています。しかし、キディルのショーを見ると、東京にはまだまだみなぎるユースのエナジーがあるように思います。





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 2016/10/20 13:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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