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東京とウィンブルドン現象
先週に、今年7〜9月期の実質GDP(国内総生産、速報値)は、年率換算で前期比0.8%減と発表されました。百貨店などもインバウンドなどの売上により、昨年対比の売上をどうにかアップさせているものの、地元の顧客による売上はダウン傾向に。専門店もアウター不振などもあり、厳しい状態が続いているようです。

一方、ラグジュアリーブランドを中心に海外勢は景気のいい話が聞こえてきます。これまで、中国に動いていた、プロモーション的投資が東京に流れてきているのでしょう。とてもラグジュアリーなパーティーやショップオープンなどが続いており、私の手元にも毎週末、いろいろなお誘いがあり、その中にはドレスコードが必要なものも。

この状況は、ウィンブルドン現象という言葉を思い出します。ウィンブルドン、すなわち全英オープンでの優勝者が英国以外の外国人選手ばかりということから、「市場開放により海外勢が市場を牽引する一方、国内勢が淘汰されていく」ことを指します。

世界の大都市を見渡しても、この傾向はどこでも起きています。あのパリやNY、ロンドンにも、表向きはその国のブランドのように見えて、マネーは新興国からのもというものが多いですよね。

日本にマネーが流れるのは、グローバル企業によるアジア包括戦略によるもので、アジアのショールーム的取り組みを日本で行うためです。これまで、香港や上海で行ってきたことですが、中国市場の消費伸び悩み、日本のインバウンド注力と相まって、東京に移管してきたといえるでしょう。

転売バイヤーによる売上はダウンしますが、買い物個人客の外国人比率はアップしていくように思います。

上澄みが華やかになるのは、東京のファションキャピタルとしての地位向上につながるので、良いことと言えるでしょう。これを機に、ドメスティックプレイヤーも成長のチャンスをつかむことを期待したいと思います。


山中健




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 2015/11/25 13:50  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

コラボって
先週は、さまざまな目玉コラボが発表され、いろいろとコラボのあり方を考えてみました。コラボをその目的によって、いくつかのタイプがあります。

1.ハイ&ロー型
H&Mのコラボがこれです。「あのブランドがこの価格で」というのが消費者にとって魅力です。他には、しまむらのコラボもこれでしょう。スパイラルガールやオリーブデオリーブなどの、109やラフォーレ原宿で名を馳せた花形ブランドとコラボしたり、ハリスツィードとのコラボだったりがこちらにあたります。

2.プレミアム型
市場浸透度の高い手頃なブランドが多く行っています。ブランドの独自の因子と流行の因子を掛け合わせて、大衆的なイメージをファッションの方にシフトさせることが目的です。流行の因子を掛け合わせるアプローチとして、旬なデザイナーやインフルエンサーとコラボする形式をとります。ナイキやアディダスなどが多く行っています。こちらは、既存商品より価格をかなり高く設定するのが特徴でしたが、ユニクロが近年行っているコラボもこれですが、彼らは価格を抑えて発表しており、その点がユニクロならでは戦略です。

3.市場浸透型
市場での拡散を目的としており、価格は本来の価格とそれほど差がなく、かつ大衆に人気のあるブランド、やインフルエンサーを取り上げたり、すでに太いチャネルを持っている企業とコラボしたりするのが特徴です。東コレで発表された、ドレスキャンプとサマンサタバサ、ハナエモリとパナソニックのコラボなどもこれに含まれるでしょう。ライセンスビジネスに直結するタイプのコラボとも言えそうです。

このようにざっくりとコラボのタイプを分けてみましたが、それぞれのコラボの目的を果たせているか否かは、さまざま。しかし、既存イメージを一新するための手法として、コラボはますます増えていくでしょう。そして、絶妙なコラボが人気が加熱するのは仕方ないですが、ちゃんと欲しい人に届くような販売方法も考えて欲しいなぁと願うばかりです。


写真:瞬殺で無くなった「バルマン×H&M」発売日の、H&M新宿店前の風景

山中健

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 2015/11/09 00:02  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ナイキラボ×サカイ その卓越したコラボ
昨晩、東京・南青山のナイキラボ×サカイのプレビューに行ってきました。

今をときめくデザイナーブランド、サカイとグローバルブランドのナイキのコラボ第二弾の新作発表会です。

ジャケットで8万円、Tシャツで2万円ぐらいナイキと思うと高いけど、サカイと思えば安い。そんな絶妙なプライス設定でした。また、ナイキのロゴTの裏にはプリーツ、ネオンイエローとネイビーの切り替えジャケットには、ヘアリーな素材で仕上げるなど、ナイキのシグネチャーデザインをサカイ流に新解釈したアイテムたちが魅力でした。

躍動感あるダンスのパフォーマンスで、商品の特徴を伝える試みも

また、ECへ誘導するQRコードを設置して先行販売をするというところもスマート。長い列に並ぶことなく、かつ買った人と買わなかった人の軋轢?を生まないシステムに感心しました。

2015年秋コレクションは、本日、11月5日にNIKE.COM/NikeLab及び一部のナイキラボ店舗、サカイの旗艦店などで発売予定。そしてホリデーコレクションは12月10日に発売予定とのことです。

コラボといえば、同日に発売されるH&Mとバルマンのコラボが話題になっています。あちらは、ハイ&ロー的なニーズ。こちらのコラボは、ブランドの新たな表情を見せる取り組みで、異なった層や異なったモチベーションへのコラボが上手いなぁと思う次第です。






 2015/11/05 07:36  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

バルマン×H&M プレショッピングパーティー
昨晩、H&Mの注目コラボ、バルマン×H&Mのプレショッピングパーティーに行ってまいりました。

場所は東京タワーのメディアセンターです。「外国人が見た東京!」って感じでムードが高まります。





会場の中に入ると、、、、






「何もない・・・・」。



私はスタートの10分すぎに会場に入ったのですが、ラックはスッカスカ。凄まじい勢いで買われたようです。また、私が行った前にも購入の回があったようで、その回から居た方の話だと、その回の終わりにはまあまあ商品はあったようですが、次の回になった瞬間、メンズ軍団が駆け寄り、争奪戦となったようです。

仕方ないので、展示してあるルックをチェック。



ルックフォトで見たとおり、バルマンがランウェイで紹介したルックイメージをそのまま踏襲しています。特にメンズは。またシグネチャーであるモトクロスパンツもあります。
瞬殺の理由はここにあったのでしょう。

仕方ないので、少しの間、パーティーを楽しみました。DIはなんとナインティナインの岡村氏と俳優の武田真治氏。会場には、道端姉妹、平子理沙らセレブリティが。そして、ドリンクもブルーのスパークリングワインなどとても贅沢。

東京タワーの夜景と相まって、バブルのあの頃を思い出してしまった次第です。

同コラボは、2015年11月5日(木)発売です。







山中健


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 2015/11/03 10:18  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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