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ミラノメンズとマルセロ・ブロン
マルセロ・ブロンのショーは、これまでのミラノメンズのイメージとはちょっと異なるものでした。

ミラノはやはり「大人の男性」をターゲットしたブランドやデザイナーのショーが多く、ショー会場の雰囲気もエレガントでラグジュアリー。しかし、マルセロ・ブロンは、それとは異なり、やれ感とラグジュアリーを融合させたショー&パーティーで、独特な世界をつくっていました。

場所はミラノ市街地からのはずれ。ただ、このエリアはプラダの複合ギャラリーができたり、ビッグメゾンの本社が予定されたり、再開発エリアでもあります。しかし、まだまだ、開発中で、工場や倉庫が点在する中を歩くと、緑に囲まれた会場が。マルセロ仕様のランボルギーニも設置され、セレブリティたちがフォトシューティングを行っています。






エントランスに入ると、シャンパンのおもてなしが、こちらもマルセロ仕様のモエ・エ・シャンドンです。しかもロゼ。ラグジュアリーですね。






そして、会場はスモッグとむき出しのケーブルでやれ感がたっぷり。コレクションは、新柄やアイコンをあしらったストリート。先シーズンは、「なんとかモードっぽく」みたいな感じがありましたが、2016春夏は直球勝負でした。







「エリートのための服」が中心だったミラノメンズ、カジュアル化というワールドトレンドの中で、地位が揺らいでいました。一方、このマルセロ・ブロンの他、フィリッププレインなど、若い層にエネルギーを放つデザイナーが、思い思いのショーを行うようになり、巻き返しが始まったように思います。今回、アルマーニの支援のもと、ショーをやって高評価だったファセタズムがミラノでショーを継続するようになると、ミラノの新しい点が線となり、そして面になるかもしれませんね。

★東京でのコンサルティングやリサーチ、取材で感じたことはこちらで綴っています

https://www.facebook.com/yamanakaconsulting
 2015/07/31 11:14  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ピエールアルディ×オテル・レ・ヴァン

2016春夏パリメンズで印象に残ったプレゼンテーションが、ピエールアルディです。

今、最も人気があるといわれているホテル、「オテル・レ・ヴァン(Hôtel Les Bains)」の客室でプレゼンテーションを行いました。同ホテルは、ラウンジやクラブも備えており、パリでホットなスポットとして注目されています。

リビングとベッドルームが2つ、そしてテラス、4つのシーンで商品を提案。ベッドルームには、モデルがベッドや椅子にリラックスしてポージング。片方はカジュアル、もう片方はビジネスのシーンを演出していました。

また、会場として部屋を借りるだでなく、レ・ヴァンとのコラボレショーンコレクションも発表。ルネッサンス調アイコンを、アルディの柄にあしらったトイレタリーポーチや白のハイカットスニーカーなどを発表していました。

このプレゼンテーション、とてもシナジー効果のある取り組みだと思います。スニーカーやバッグを展開しているペエールアルディにとっては、ウェアや部屋などとのトータル提案をすることで、ライフスタイルブランドとしてのイメージアップができます。そして、ホテル側にしてみれば、SNSやブログなどで、部屋の魅力を発信できる絶好の機会となったでしょう。












ホテルとのコラボレーション商品
 2015/07/27 16:50  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

オールセインツ日本上陸 さて・・・
英国のオールセインツ(ALLSAINTS)が日本に上陸するそうですね。

私がこのブランドをひんぱんに目にしたのが、2010年頃でした、パリやベルリンなどのファッションエリアで、圧倒的な雰囲気のショップを構えていた頃です。

特に、ベルリンのミッテは雰囲気があって、印象的でした。

その時の記事はこちら→http://www.apalog.com/yamanaka/archive/400

そして、経営破綻。投資を受けていたアイスランドの投資会社の破綻、経営拡大が課題だったようです。その後、英国の投資会社Lyndon Leaが大半の株を取得し、ジミー・チュウ、日本食レストランWagamamaと同様にLyndon Leaの傘下となりました。

その後、本国であるイギリスでも、ニューヨークでもトラフィックがあるファッションエリアに店を構えて、拡大・市場浸透。あまりにも多く見かけるので、ファサードだけをチラ見するという感じになってしまいした。

そして、先月のロンドン出張の時に、久々に行ってみましたが、かなりマーケタブルなストアになっていたのが印象的でした。

オールセインツの魅力といえば、まるで個店のようなこだわりのある雰囲気と、手頃な価格(それでもファストファッションよりはずっと高い)でしたが、こざっぱりとしたお洒落チェーン店という感じです。商品もちょっと薄味になり、品質も以前より落ちたように感じます。

一部の業界の方々は、「タイミング遅い」と言っていますが、チェーン展開力、グローバル戦略、そして資金力が整ってからの日本上陸なのでしょう。

WWDの報道によれば、ジャパン社をつくり、ECからスタートアップ、来年にはリアル店舗を構え、大都市中心に展開していくとのこと。

これを機に、品質にもメスを入れていくのでしょうか。




ロンドン・コベントガーデンのショップ
 2015/07/15 13:25  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ジミーチュウがスポーツクラブを?
ウィメンズもそうでしょうが、メンズは特にシーンに映えるファッションが大事です。シーンに映えるというのは、マーケティング用語でいう使用価値(使ってみてわかる価値)が高いということです。

さまざまなメゾンが、その使用価値をビジュアルで訴求するのがショーなのです。2016年春夏メンズコレクションでは、いくつも印象的なショーや展示会などがありました。

そんな印象的なショーをいくつか、回を分けて紹介していきます。

まずは、ジミーチュウです。

ジミーチュウはいわずと知れた、ラグジュアリーなフットウェア。刺激的な柄のペニーローファーなどが人気ですね。

そのジミーチュウ、今シーズンはぐっとストリート&スポーツにシフト、スニーカーを強化しました。

その使用価値を伝えるために、選んだ会場は、ロンドンの中心部のレジデンスエリアにあるスポーツクラブ。ジミーチュウスポーティングクラブという一日限りのスポーツクラブをつくりあげ、商品の魅力を伝えました。

会場では、BMXやスケートボードなどのパフォーマンスが。そして履いているのは、ジミーチュウのスニーカー。こんなラグジュアリーなシューズを、アクションスポーツに使うなんて、腰がひけてしまいますが、装飾性だけでなく、機能性、耐久性もしっかりと備えていることを証明していました。

西海岸のスケーター文化が、クローズアップされる2016春夏シーズン。テーマの合致性と、意外性で印象に残ったショーでした。



 2015/07/08 06:52  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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