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アレキサンダーワン×H&M そのプロモーションの面白さ
毎回、話題になるH&Mのデザイナーコラボ。今回は最も旬なデザイナー、アレキサンダーワンとのコラボということで、期待が高まっています。

コレクションにも興味がありますが、私はそのプロモーション手法が面白かったと思います。ニューヨークではショーを行ったり、発売前にリアーナが着用した画像がインスタグラムにポストされたりしていましたが、世界第2位のファッション大国日本でもさまざまなプロモーションが行われています。

まずびっくりしたのは、新宿で行われたプロモーション。アルタの前の広場に特設会場を設置し,TWITTERと連動したイベントを行いました。



会場は、今回のキャンペーンビジュアルで見られるジムのロッカールーム風。ここで、H&Mが指定したハッシュタグをして呟くとロッカーが空いて、コレクションの一部が見られるというもの。私も実体験し、「おーー」と唸ってしまいました。





また、後日、原宿の通称とんちゃん通りを歩いていると、フライヤーが。NYの街角で貼ってあって、らしい感じです。でも、目立たないかもだけど、ちゃんと目の高さに貼ってあるところが緻密。



そして、極めつけが、昨日行われたローンチパーティー!月島の倉庫を借りて、バスケットコートとロッカーを設置し、商品を展示・陳列。商品販売も行いました。




招待されたのは、ファッションセレブや業界関係者。私がショーやパーティーでお見かけする方々は皆来ていたのではないかと思うほど。そして、セレブたちも長い列に並んで商品を購入していました。




デザイナーコラボのたびにローンチパーティは開かれますが、今回の盛り上がりぶりはちょっと違っていたそうです。


1時間遅れで行った私たち。商品の多くは完売。特にメンズすっかすかになっていました。わずかに残ったものや、知り合いが買い求めたものなどをチェックしましたが。いわゆる「普通にいい」感じです。ワンのイメージをシンプルに落とし込みされています。価格はフィールドコートで2万円台ぐらいなので、十分に「あり」ということでしょう。




会場を後に帰路につくと、若いブロガーやスナップ常連たちが、たくさんのショッパーを持って歩いていまいした。ファションコンシャスな方々には熱狂的に受け入れられたようです。

そして、発売は11月6日。取り扱われる銀座、渋谷、新宿、名古屋松坂屋、心斎橋では長ーい列ができるんでしょうね。
 2014/10/31 08:02  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

裏原系ストリートの再来
ここ数シーズンで盛り上がりを見せているストリート系ファッション。

コレクションでは、2014SSにはランウェイでストリートが広がっていることを実感。そこから2シーズンを過ぎた2015SSはあえて言う必要もないぐらい、ランウェイでストリートを提案することが増えています。

トレンドセッターから、東コレのレディスモードでも。

そして、今回の東コレで感じたのは、かつて裏原系を仕掛けたプレイヤーが新たな取り組みをしたり、その後進化を続けたプレイヤーが目立ったことです。

MBFWTのラストにショーを行ったファイアーワイアーなどは、象徴的なものです。これは元リボルバーのディレクターらが立ち上げたブランドで、登場したルックはあの当時の空気がしっかりと受け継げられています。

今のストリートブームは、ケンゾーやGR8、マルセロブーロンなどのラグジュアリーストリートから始まったと思います。それらは原宿のファッションキッズや、韓流スターらなどの10代〜20代のPOPなものでした。そして今、もっとシックでもっとリアルなネオ裏原ともいうようなルックに移行し、市場に浸透しているように思います。

藤原ヒロシ氏のザ・プールやナイキとのコラボ、絶大な人気を誇るC.E、そしてNIGOとダブルタップス(WTAPS)のディレクターである西山徹氏が新しいプロジェクト”ダウトフル アズ ダブル”など、このところ東京のメンズシーンで話題になることといえば、そういうものです。

思えば、裏原から生まれた東京の90年代ストリートは大きな流れをつくりました。今の40歳前後の団塊ジュニアを客層の頭とし、ストリート世代というものも生みました。それまでのブランド世代とは明らかに違う着こなしと服への価値観。その世代が、ミハラヤスヒロやヴィズヴィム、サカイ、カラー、ホワイトマウンテニアリング、ジョンローレンスサリバン、Nハリウッドなどの東京クリエーターを生んでいったのだと思います。

そして、今、20代もストリートへシフトいっているのであれば、40代までの3世代をつなぐ大きな流れとなっていくような気がするのです。


VESUS TOKYOで発表されたファイアーワイアーのファーストルック(Photo by Ko Tsuchiya
)
 2014/10/30 15:27  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

東コレとミセスプレタ
メルセデスベンツファッションウィーク東京、通称東コレの取材を終えました。毎回のことですが、いろいろなことを考えました。海外のファッションウィークにも足を運んでいますが、その時は「このファッションウィークってどうなの?」なんて考えないですが、東コレでは考えてしまいます。

やはり日本人であり東京人であり、業界人であるからでしょう。

四大コレクション(パリ、ミラノ、NY、ロンドン)などと比べれば突っ込みどころ満載です。そういうレベルでの話はおいといて、感じたことを書き連ねます。

東コレの出展ブランドを大きく分けると3つです。ミセスプレタ、セレクトを中心チャネルとするクリエーター系、ストリートから育ったクリエーター系です。

ますは、ミセスプレタは、ヒロココシノ、ユキコハナイ、トリイユキなどなどです。こちらはパリのオートクチュールに似て顧客メインの新作発表会です。顧客がうっとりとするようなルックと演出を行っています。これはこれで素敵だと思います。だいたいトレンドを意識したストーリーから始め、その後、顧客が買いたくなるような憧れのルックを出します。ショー運営、演出とも、本当に素晴らしいです。ここにはトレンド云々、マーケット性云々を語るのは野暮というものでしょう。

このミセスプレタの大きな課題は、後継者でしょう。オーナーでもあるデザイナーは、それこそカリスマ。先生と呼ばれ誰も口を出すことはできない絶対的存在です。多くのデザイナーはご高齢で、チームがデザインしサポートしています。そしてまた、創業家の世襲が多いのも特徴です。

そのようなミセスプレタに一つの指針を示すショーがありました。ハナエモリです。東コレでいつも高い評価を得ていたエーディグリーファーレンファイトの天津憂氏を招いたのです。そして、オープニングとして行われたショーは本当に素晴らしいものでした。天津憂氏の素晴らしいクリエーションが、ハナエモリの権威とストーリー中で、大きく花開きました。また、彼の手がけるプレタを別ブランドとして新設したのもよい選択だと思います。

日本のファッション業界に長く輝いてきたミセスプレタが、若い気鋭のデザイナーを迎え入れることが増えることを期待したいと思います。

〈ハナエモリ デザインバイ ユウアマツ〉








Photo by Ko Tsuchiya
 2014/10/20 11:29  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ラカグ(la kagu)に行ってきました
昨日、オープンしたサザビーによるキュレーションストア「ラカグ(la kagu)」に行ってきました。

内覧会のご案内もいただいていたのですが、都合が合わず、初日にチェックしてきました。

ラカグは、東京メトロ神楽坂の駅前にできた衣食住そして知を複合させた大型店です。こちらは昭和40年代の新潮社の倉庫だったところ。その倉庫のイメージそのままの建物とウッドデッキが印象的です。外観デザインは、隈研吾氏。氏が手がけた玉川高島屋SCマロニエコート、三里屯SOHOなどがフラッシュバックします。

店内は、1Fがカフェテリア、ウィメンズファッション、家具、そして2Fが家具とメンズファッション、そしてイベントスペースです。

各カテゴリー、その道のプロがキュレーションしており、とても洒落たアイテムミックスです。

ファッションはレディスがアクネストゥディオス、マルニなどのコンプラ系、メンズはどちらかというと武骨なアメカジ・トラッドで、神楽坂に住む知的富裕層なイメージです。ただ、ここ駅前なのですが、商業地とは離れているので、このプライスが通るのかちょっと心配。神楽坂に来る都市観光客からすると、高くて選びづらいイメージです。ファッションコンシャスな大人をきちんと呼び込めるのかどうかがカギですが、個人的にはもう1グレード下のファクトリー系やカジュアル系でリアルクローズ提案をして欲しいところでした。

このショップで一番印象深かったのは、この作家たちのリコメンドコーナー。江國香織、石田衣良らの人気作家らが、商品をリコメンド。そのリコメンド文も執筆しています。


コンパクトシティ発想につながる徒歩客創造、ライフサイクル末期業種を別視点で捉えたキュレーション、縁(えにし)を最大訴求したコラボレーションと、今の空気を凝縮した店舗ではあると思います。散歩のついでに寄るには最高のお店でしょう。


 2014/10/11 12:21  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

フランチャコルタ@新宿
今日、仕事で新宿に行ったら、伊勢丹のウィードがフランチャコルタで染まっていました。

フランチャコルタは、イタリアのスパークリングワインで、ミラノにほど近いイゼーオ湖畔の丘陵地帯・フランチャコルタで生産されているものです。シャンパーニュと同様に瓶の中で二次発酵されることで知られる極上のものです。

二次発酵させるわけですから、生産に時間がかかり、短くて3年、長い場合は5年以上かかるそうです。



ミラノファッションウィークでは、このスパークリングワインが振舞われることが、しばしばあり、その華やかで上品な味は、ミラノにいることを呼び起こしてくれたものでした。

「なんでこのウィンドーが伊勢丹に?」なんて思って、店内をチェック。伊勢丹は今、イセタンイタリア・ウィークという催しをやっているからなんですね。納得。

で、催しをやっている6Fへ。イタリア食材好きの自分にとってはたまらない世界が繰り広げられていました。

そして、フランチャコルタコーナーも。フランチャコルタは、ワイナリーのブランドではなく、その地方の独特の方法で生産させるスポークリングワインの総称なんです。でも、こんなに色んな種類があるとは知りませんでした。

スパークリング=シャンパン、という図式の日本ですが、それ以外にも極上のスパークリングがあるんですよね。イタリアに行くといつも感じることだったのですが、新宿でそれを再認識した次第です。





http://japan.franciacorta.net/

 2014/10/03 17:21  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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