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2015SS メンズ/トレンドセッターのパンツは?
前回の続きです。

タックパンツの他のトレンドは、テーパードパンツ、スキニーがあります。スキニーは細身の日本人男性の体型に合い、ロングトレンドとなっていますね。

でも、アメリカなどではスキニーのパンツはちょっとゲイっぽい感じがして、ファッションピープル以外の一般男性はあまり穿きません。

だからこそ、モードっぽさやロッカーっぽさを訴求するアイテムなのです。サンローランなどはスキニーをつかっています。

また、上品なウェスタンスタイルを提案したトムフォードもスキニーです。

でも、それに対し、上半身は大きなシルエットや大きめの襟をつくり、「上もピタピタ、下もピタピタ」というのはありません。ちょっとゆるっとした感じがランウェイでのトレンドに間違いないようです。

また、ゆるっとしたパンツやダボっとしたものは、90年代ストリートの流れが来ているのだと思いますが、それとは別に「ヤンキー」的なルックからインスパイアされたものがあります。カルヴェンなどもそうですね。


このような中で、注目すべきがランバンです。以前はダボっとしたパンツのルックを発表していましたが、2015年春夏では細身のパンツを打ち出したのです。


このことから考察すると、ランウェイでは、トレンドセッターはダボダボから細め、そしてそれに次ぐ層がゆるっとしたテーパドかタックパンツ、、、ということになります。

日本のミッドトレンドは、今も細めのパンツが主流ですから、タックパンツに既視感のない若いトレンドセッターがそれを着て、ミッドトレンドの層は細めもしくはゆるっとしたテーパードでしのぎ、その後に来る細めのトレンドまで継続するのかもしれませんね。

〈カルヴェン〉


〈サンローラン〉


〈トムフォード〉

〈ランバン〉


 2014/07/28 14:03  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

穿く?穿かない? タックパンツ
15年春夏メンズコレクションの話をいくつかしたいと思います。

ロンドン、ピッティ、ミラノ、パリと2週間、ショーを見て回りました。たぶん100ぐらいのショーや展示会を見たと思います。

その中で、一番気になったのが、タック入りのパンツが増えたことです。先シーズンである15年秋冬コレクションも、多かったですが、先進的なデザイナーに限定されていました。

そして、タックパンツをとりいれたルックのシルエットもルーズなものが主体でした。

それが、15年春夏コレクションは、ポールスミスのようなコマーシャルにボリュームを持つブランドや、コンサバなデザイナーもほどよいバランスで取り入れています。

細めのパンツでもタックが入っていたりします。

ダサさの代名詞として認識されてきたタックパンツ、皆さんは穿きますか?

〈ポール・スミス〉



〈オフィシン・ジェネラール〉



〈メリンダグロス〉



★15年春夏メンズコレクションはこちらで
 2014/07/27 10:02  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

リナシャンテの競合たちは
前回の続きを

リナシャンテが良くなった理由の一つとして、競合店対策もあると思います。

以前は、ミラノの中高級百貨店は、リナシャンテだけでした。そこに、競合店ができています。一つは大衆百貨店コインを中心としたコイングループが手がける、高級百貨店「エクセルシオール(Excelsior)」を、そしてイタリアの地方を中心に展開していたブティック「ブライアン&バリー(BRYAN&BARRY)」がサンバヴィラに大型店を開いたのです。

「エクセルシオール」は、ハイエンドなブランドをギャラリーのような展示で展開しており、「ブライアン&バリー」はファクトリーブランドやアメリカンブランドを中心に展開しています。

しかし、「エクセルシオール」はハイエンド、ハイファッションすぎて、ボリュームをつかむことができずイマイチ。「ブライアン&バリー」は、「無名でカジュアル」なブランド構成とバーチカルなファシリティ(エスカレーターがない多層階)で、こちらもイマイチです。

つまりリナシャンテからすると、先の上をやっている「エクセルシオール」、下をやっている「ブライアン&バリー」が弱いため、取り扱い品目の選択肢を増やす結果になっていると思います。

その結果、「エクセルシオール」「ブライアン&バリー」ともに賑わっているのフード関連のみです。

競合が激化すると、一番がますます儲かるというルールを証明した結果となったと思います。


<エクセルシオール>




<ブライアン&バリー>




 2014/07/23 15:33  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ミラノのリナシャンテがいい!
ミラノメンズの最終日、ショーとショーの合間を縫ってドウォモ〜サンバビラのショップリサーチもしました。

最近、ミラノのセレクトショップが停滞気味、、、、。なんて思っていたら、百貨店がよくなり、大型専門店も。

ミラノの百貨店といえば、そうリナシャンテ。こちらのブログでもふれたこともありますが、訪れるたびによくなっていましたが、その勢いは加速しています。

前は、業種ミックスと、観光客が喜びそうな環境づくりが特徴でしたが、今は、ブランド編集力がアップしています。

前は、大味で、展開ブランドもいまいち感がありましたが、今は、旬のデザイナーから日本でいうファクトリーものまで、きめ細かく揃えています。

日本の伊勢丹、ロンドンのセルフリッジ、香港のレーンクロフォードに近づきつつある感じです。

リナシャンテはタイの大流通グループ、セントラルグループの傘下に入りました。セントラルグループはリナシャンテをブランド化することを表明していましたが、そのビジョンは現実化しています。

ただ、フィレンツェのリナシャンテは昔のまんまでしたから、まずは基幹店であるミラノからなのでしょう。





関連記事
2008年のリナシャンテ
の模様

2010年のリナシャンテの模様

 2014/07/18 10:08  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

H&MグループのCOSが南青山に
前から噂されていましたが、COSが日本に上陸するそうです。

こちらのブログで、なんどか紹介していますが、COSはH&Mグループの上位業態。中グレードで上質感を訴求する商品構成が売りです。最初は、ボッテガとかジルサンダーのようなデザインが多かったのですが、その後、エコな感じのファッションへ移行。ファストファッションなモノ作りとは、違ったものを行っています。

そしてCOSは、各国一号店はその街の一等立地に出店します。ロンドンはリージェントストリート、パリはマレの人気店が集う通り、香港はセントラルの目抜き通り、、。

そして東京は、南青山。時期は「この冬」としか明らかにしていません。

日本が得意とする中グレードに対し、COSがどのような展開をしていくのか楽しみです。

〈写真は先々週チェックした パリ サンジェルマンのCOS〉



ロンドン一号店オープンの時の記事はこちら


 2014/07/14 16:56  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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