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「イオンモール幕張新都心」 ファッションゾーンは
昨日の記事に続き、ファッションゾーンで気になったことを、いくつか書かせていただきます。あくまで私見ですが。。。

業界の方が、ファッションのゾーンで見るべき点は、外資SPAより、大手・有力アパレル各社の新業態の在り方だと思います。特に大人をテーマにしたグランドモールは、高齢化に向かう日本のマーケットへの対応手法を考えるのによいモールかと思います。

実際、業界で話題となっている外資SPAは、千葉初出店となるサブブランド「モンキ」を併設した「H&M」、「トップショップ/トップマン」などで、正直ちょっと少ないなぁと思います。

一方、大手・有力アパレル各社は、ターゲットや商品構成などを一新したマスターブランド派生型開発が多く見られました。

オトナ世代のライフスタイルを提案するJUNのカフェ併設1号店「ル ジュン/カフェ ド ロペ ラメール」は表参道のランドマークだったカフェ「カフェドロペ」を蘇らせました。バブル前後を思い出してしまいます。



ワールドの基幹ブランド「アンタイトル」のファミリー業態「デッサン アンタイトル」はNY郊外・ハンプトンをイメージした通じる上質な普段着を提案しています。同モールは、セレクト系のテナントが少ないので、キラリと光ります。「アンタイトル=百貨店ブランド」というイメージがあるので、アンタイトルという名前を外した方がいいようにも思えます。



ニューヨーカーのカジュアル業態「ニューヨーカーブルー」。店のイメージは、よくできています。こちらも、「ニューヨーカー=重衣料ブランド」というイメージを払しょくしています。雑貨などの挿し込みをもっと行って、ライフスタイル系業態へ推し進めたら、もっと楽しいかと。



「ファストファッション業態開発」と話題になったサマンサタバサの新業態もあります。

「サマンサ&シュエット」です。バッグと靴を1万円未満で展開しています。シンガポール発靴の低価格業態「チャールズ&キース」と同フロアでの出店です。



「チャールズ&キース」はラグジュアリー感と、キャリアや大人向けというイメージに対し、「サマンサ&シュエット」はこれまでのヤングOLのイメージ路線を継続です。遠目では、これまでのサマンサと違いがわかりにくいので、郊外SC向けパッケージとしてはいいかもです。

ただ、グローバル展開となると、この価格は中途半端になるはずです。特に「チャールズ&キース」の故郷であるASEANでは、4,000円以下の靴のファストファッション業態があらゆるSCに入っていますから、「ファストファッション業態」という路線で戦うのは難しいでしょう。彼らもそのつもりはないでしょうが。

ファッションではありませんが、初上陸のデンマーク発の北欧雑貨「ソストレーネ グレーネ」はなかなかいいかと。数十円~数百円のスカンジナビアンテイストの生活雑貨を取り扱う業態です。量感陳列、展開アイテムのバリエーションなどは、大阪や表参道の原宿話題を呼んでいる「フライングタイガー」とよりも魅力的に映りました。



いよいよ、明日グランドオープンです。ぜひ、お出かけになって、チェックしてみてください。日本のSCやアパレル企業の今後の方向性などが見えてきます。
 2013/12/19 17:39  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

「イオンモール幕張新都心」のねらい
イオンモール幕張新都心の内覧会に行ってまいりました。

モール全体のことは、取材チームが見聞きしたことを、私が編集し、[「国内2番目の巨大モールは体験消費型SC」というタイトルで記事にしてます(ページ下のリンクご参照)。

タイトルに「体験型消費SC」と私が勝手につけてしまった通り、来館者が参加する体験型消費を促しています。見どころというと、そのようなテナントでしょう。このようなコンセプトはエンターテイメントSCと言われ、日本でも2000年代にたくさん開発されました。成功例はエクスピアリですが、その他の多くは話題先行で、実利をもたさず、路線変更、もしくは閉館していっています。

そして、2013年末に、誕生した「イオンモール幕張新都心」は、エンターテイメント型SCに日本のマーケットが追いつくのか、それともやはり「日本には難しい」で終わるのか、注目です。

モール全体のポイントとして、面白いのは4SC複合型の巨大モールという点です。日本の大人社会へのシフトを表わす「グランドモール」、高齢化や独身者の増加をささえる「ペットモール」、二世代から三世代マーケットを狙った「ファミリーモール」、そして郊外マーケットの中高生やアンチエイジングの大人に対応する「アクティブモール」という、日本社会をとらえたコンセプト分けが面白いですね。

同モールはイオンモールの世界に向けたフラッグシップモールとのことですから、それぞれのパッケージを、国内だけでなく、世界に放っていくのでしょうね。




詳細はこちらをご覧ください。

http://www.apalog.com/report/archive/2451

明日はファッションテナントについての私見を書きたいと思います。
 2013/12/18 09:22  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ホワイトマウンテニアリング×石川直樹氏
今、表参道にあるホワイトマウンテニアリングのフラッグシップでは、探検家であり写真家の石川 直樹氏の写真展をやっています。



先週の金曜日には、レセプションが行われ、お邪魔しました。石川氏は、2001年、チョモランマ(8848m・チベット)に登頂し、当時の世界最年少で七大陸最高峰登頂を達成された方です。

今回の写真展は、エベレストの隣にある山「Lhotse(ローツェ)」がテーマです。エベレストに登った時に、エベレストの全景の写真を撮れないことに気づき、このLhotseから撮ることを決めたとのことです。



会場にいたホワイトマウンテニアリングの相澤さんに話を聞きました。

-今回のきっかけを教えてください。
昔から石川直樹さんには興味を持っていました。個人写真集も持っていました。実は、5部作にしたいものの2作目です。1作目の時、ギャラリーのオーナーに声をかけられ、私がTシャツを作りました。オーナーが石川さんに渡したところ、とても気に入ってもらってえたんですね。そして金沢に行ったときに石川さんとお会いして、いまに至ります。

-(相澤さんは)山は登られますか?
八ヶ岳とか、学生の頃はよく行きましたけど、最近はあまり行けないですがね。

会場には、写真集の中で相澤さんが気に入った写真をコラージュしたというTシャツも販売されていました。



ホワイトマウンテニアリングらしいコラボですね。White Mountaineering Flag Shop
(東京都渋谷区神宮前4-21-7 1F)で12月15日まで開催しています。

 2013/12/11 11:15  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

トラサルディ アニメーション動画『Sky Watcher』を公開



トラサルディが、可愛いアニメーションムービーを公開しました。

これは、トラサルディのロゴ、グレイハウンド40周年を記念したもの。日本人イラストレーターの清水裕子氏、ヴィジュアルエフェクトマスターであるジェームスリマ とコラボレーション、ミラノを舞台にしています。

スカラ座の近くにあるトラサルディのショップ、ドゥオモ、ナヴィリオ運河などが次々と現れ、ミラノに行ったことがある方は、魅了されるのでは。

そして、4日の夜、青山で行われた公開記念のパーティーにもお邪魔しました。多くのセレブの中に、ジェームスリマが。オーキくんが話を聞いてくれました。

——いまどんな気分ですか

とてもエンジョイしています。皆さんがフィルムを見ている事がとても嬉しい。実際にみなさんがフィルムを見て笑っている姿を見てみると、とても感動的な気分になるよ。

——今回のフィルムについて

フィルムはトラサルディにとって次のチャレンジを示している。常に我々は新しさを求めているよ。今までのロゴのトラサルディはもう存在しない。我々は新しいステージに行きたい。グレイハウンドは我々に取って好奇心を駆り立ててくれるだけでなく、エレガンスの象徴ですからね。

——日本についてはどう思いますか

日本人はとても楽観的な人だと思います。エレガントで情熱的な人たちですよね。そしてこの情熱をアートやテクノロジーに生かしている。とても興味深いです。

——日本のファンにメッセージを

トラサルディはとても歴史的で、さらに将来性に可能性を秘めているブランドです。デザイナーが彼女に変わり、トラサルディは生まれ変わっています。そう、新しいステージに向かっています。彼女はとてもダイナミックな人物です。これからは新しいトラサルディとなり、我々の前に現れてくるでしょう。

 2013/12/09 10:23  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ルブタン氏へのインタビューで考えるメンズシューズマーケット
12月4日にオープンしたクリスチャン・ルブタンの青山店。

ルブタン氏へのインタビューの機会をいただいたので行ってまいりました。ルブタンをジャーナリストが囲んで、サロンのような雰囲気でグループインタビューをしました。

青山店を見て思ったのは、メンズコーナーの広さ。メンズは独立店舗で、パリとNYにありますが、このコーナーの広さはNYより大きいような気がします。

そこで、私が、「なぜ、メンズをこんなに広くしたのですか、マーケット性を考えてのことですか」と質問をしました。

そうすると、彼は、「メンズはレディスと比べて商品が大きいから」「男性はたくさんの連れで来るから、サロンのようにしたかった」と回答。なるほど。

でも、ジャパンでのメンズマーケットに期待しているのは間違いのないでしょう。

「ヨーロッパでのメンズシューズというのは、ソールを張り替えて、それこそ長年履き続けるもの」「私は、エキサイティングなシューズを創りたいからメンズは考えてなかった」と彼が語るように、メンズの高級靴というのは、エリートの大事なツールで、品格を表わすものです。

しかし、彼がメンズを手掛けるきっかけとなったのは、アーティストからのオーダーで、「メンズでもエキサイティングなシューズを創れるのだ」と気づいたからだそうです。

この内容からもわかるように、メンズのアッパーマーケットは本来保守的なものです。特に、欧米では、服装と階層、思想が結びついています。

そこを打破できるのは、ファッション業界の層と、アーティストなどの先進層でしょう。

しかし、これに当てはまらないのがアジアのマーケットです。アジアではいわゆる洋服の歴史が欧米より短く、かつ階層の劇的に変わってきており、服装に対する考え方は柔和です。

そして、アジアのメンズマーケットで最も進んでいるのが日本です。エキサイティングなシューズを作るルブタンが日本の先進エリア・青山に作るからこそ、メンズコーナーを大きくしたのでしょうね。





<写真:土屋航>

関連記事:クリスチャンルブタン本人が語る新店青山店の見どころ
http://www.apalog.com/report/archive/2448

 2013/12/07 12:03  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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