« 2012年12月 | Main | 2013年02月 »
アルプスに登るかのように高層ビルに通うCarven Man
パリの大雪をかき分けて、Carvenの展示会に行ってまいりました。



「アルプスに登るかのように高層ビルに通う」とは、Carvenの13秋冬メンズコレクションのコンセプトです。

なかなか面白いコンセプトですね。

で、どこの高層ビルに通うかというと、パリの新都心でありビジネス街であるDefenseです。

どんなところかと言うと、こんなところです。新凱旋門のあるところと言ったらわかりやすいかもしれませんね。




メトロを乗り継いで、Defenseまで通う。確かに東京と同じように、通勤時間のメトロはしんどいですよね。東京の様に整然としていませんし、ぼろい車両もありますし。。


話を戻して、、、
今回のCarvenは、ビジネスシーンでの、スポーツミックス、スポーツディテールを提案しています。



スーツをキーアイテムにしながらも、登山着のようなカラーや、素材、ディテールを採り入れたスタイルが特徴です。








また、こんなプリントも。これはショーには出さなかったそうですが、今回のコンセプトを象徴していますね。



で、ネットや業界で話題になったのが、この丈。スーツも同じ丈で提案しています。実際、この丈でオフィスで仕事する人は少ないでしょうが、街着としてはいい感じなのでは。




スーツそのものも、Carvenらしいフレッシュなもので、カタさはゼロです。

また、シューズもドレスシューズをひとひねり。





毎回、Carven Manと言う人物を設定し、彼がどのようなことに興味があるかということをコンセプトにしているとか。

13春夏コレクションの「緑と光溢れる世界」から、今回は冬の通勤。なるほど。。。。。


当日の私は「アルプスを登るようにパリメンズをまわる」でした。。。。

 2013/01/30 17:03  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ケンゾーの先代デザイナーAntonio Marrasがコラボ
ケンゾーの先代デザイナー、Antonio Marras(アントニオ・マラス)。彼が、ボローニャのバッグ・革小物ブランド PIQUADRO(ピクアドロ)とコラボレーションして、コレクションを発表しました。

その凝りようは、インビテーションからも伝わりました。インビテーションの中には、文字を部分的に切り取った本が。




そして、プレゼンテーションの会場はミラノの歴史ある建物で行われました。



会場は、いくつもの部屋に分かれ、モデルが静止ポーズをとって、コレクションをアピールしていました。

冬の森のような空間ではリュック、クラシカルなオフィスではブリーフケース、ミュージシャンはポシェット、バイク乗りはメッセンジャーバッグなど、インスタレーション形式でシーンにそった提案を実施。














PIQUADROは機能的なビジネス使用というイメージでしたが、今回のコラボ商品は、クラシカルなファッション性を訴求していました。

そして帰りに渡されたプレスリリースがこれ。中には手帳もついていました。



会場に行く前、会場の滞在時、そして帰った後と、どのコンタクトポイントでも、凝りに凝った演出しているプレゼンテーションでした。

http://www.piquadro.com/
 2013/01/28 13:49  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ホワイトマウンテニアリング 相澤氏
ピッティで話題となったホワイトマウンテニアリング。

残念ながら、スケジュールの関係で私はピッティのショーに伺うことはできませんでした。

そこで、ミラノのSHOWROOMに伺い、お話をしました。あいにく、双方のスケジュールが合わず、時間は、短かったですが、十分に実りのあるお話でした。

ピッティのショーのテーマは、直球勝負の「ホワイトマウンテニアリング」。ブレのないアウトドアルックと、雪の舞う中をWHITEと施されたスウェットを全モデルが着用しパレードしたフィナーレで、観客を魅了しました。

「なぜ、あんな直球勝負を?」と聞くと、「まずは、ホワイトマウンテニアリングとは何か」を伝えたかったとのこと。「日本ではそれなりに知られているけれども、海外では誰も知らない」という気持ちで行ったと。

そして、今後の海外進出については、「これまで、NYで展示会をやったが、やはり世界に発信するのはヨーロッパ」と感じたとも。

真摯な表情で明快な答えを返す相澤氏。その後、パリでもショー会場や街角で偶然会ったときも、にこやかな表情でお辞儀をするなど、誠実かつ柔軟な人柄を感じました。

「世界市場において、ギャルソン、ヨウジ、イッセイに次ぐ世代は?」と言われて久しい日本デザイナーたち。その一翼を担うに十分な人物だと感じた次第です。


photo by Ko Tsuchiya
 2013/01/25 19:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ちょっと大人になったMARNI
2013年春夏から浮上したキーワード、クリーンボーイ。クリーンボーイは、その名の通り、キレイな色、スクールボーイを想起させるルックが特徴で、日本のメンズにも親和性の高いことで注目されています。

そして、今日のクリーンボーイトレンドの一翼を担っているマルニ。ミラノメンズファッションウィーク期間に、スピガ通りのブティックで行われたプレゼンテーションに行ってまいりました。

エントランスはご覧のようなインパクトのあるデザイン。



入口には、ご覧のようなハッピーな展示も




私が行った時は、大勢のゲストで大賑わい。ブランドへの注目度の高さがうかがわれました。

会場で紹介されたコレクションは、先シーズンの流れを汲みながら、クラッシックさとパンチの効いたアイテムが目立ちました。







中でも、印象に残ったのが、このパンツ。大きなフローラルプリントで、インパクトがありますが、カモフラージュのようにも見え、ダークなジャケットなどと合わせるといい感じです。パンチはありながら、落ち着きもある印象です。



小物も、クラッシックながら可愛いさのあるものがたくさん。ウェアと同柄のドッグトゥースのバッグも。






マルニの持つ、ハッピーでクリーンなイメージはそのままに、それをちょっと大人にしてパンチを効かせたコレクションでした。

ルックブックはこちらから↓
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/milanomens/marni/
 2013/01/24 19:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

良さがジワジワと伝わるsacai
メンズのファッションサーキットもいったん終わりました。コレクション期間はミラノでも、パリでも、コレクションレポートとインスタグラムのアップに追われ、その間に見聞したことをお伝え損ねていまいた。

コレクション期間中はショー以外にもさまざまな展示会が行われています。ショーはいいブランドがやっていて、展示会はイマイチのブランドということではなく、そのブランドにとって最良の伝達方法を選んでいるのです。展示会で感じたことを、お伝えしていかないとメンズコレクションサーキットのレポートとしては片手落ちとなってしまいますので、こちらのブログでお伝えしていきますね。

で、今回は、日本の注目ブランド、sacaiです。


sacaiのメンズ展示会は、北マレのチュレンヌという通りで行われました。

この感じ、素敵ですよね。



会場に入ると、映像を観覧できるスペースが。13年秋冬コレクションを着用したモデルが歩いたり、ポージングしたりする様子を加工したデジタルな映像でした。




そして、会場奥には2つの部屋があり、ボディを整然と並べ、コレクションのルックを紹介。




2013年秋冬シーズンは、クラッシックなものをsacai流にアレンジしたものが多いのが特徴。これはsacaiがずっと掲げているテーマですが、より色濃く出たコレクションでした。

それらの中で、私が気になったものをいくつかピックアップしますね。

まず、このニットです。グラデーションのようにカラーが変わっていますが、これは上から吹き付けたものだそうです。



このセットアップは、「ウールのデニム」と謳っています。ウールをデニムと同じような織り方、そしてインディゴ染めをしたものです。明るいブルーながら、自然な発色で派手になり過ぎないところが魅力。



このスカーフ柄も気になります。柄のパンツというのは、次の春夏の注目アイテムですが、秋にこのようなパンツを着ると、トレンドとは違いのある印象を与えられそうです。



そして、パラブーツとコラボレーションしたこの靴。パラブーツというと、レースアップのこんもりとしたフォルムが代表的ですが、sacaiが扱うデザインは、クラシックなデザインをベースとしたもの。ただ、どこかカジュアルな匂いがします。sacaiとパラブーツの持つ因子が化学反応を起こしているのでしょう。



日常で着たい服、雰囲気のある服、そんな言葉がぴったりのsacai。じっくりと見ることで、その良さがジワジワと伝わるコレクションでした。
 2013/01/22 15:54  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

| 次へ
山中健 公式サイト


ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

山中健 プロフィール
山中健 公式サイト
コラム 山中健のWorld Report

QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
最新コメント
山中
金環日食を見ながら感じたこと (2012年05月21日)
mie
金環日食を見ながら感じたこと (2012年05月21日)
Rina
メンズの死角 (2011年12月08日)
山中
新サイトオープンしました (2011年06月07日)
山中
銀座シャネル (2011年03月25日)
morimo
銀座シャネル (2011年03月25日)
最新トラックバック
3区カフェと20区カフェ (2009年07月21日)

http://apalog.com/yamanaka/index1_0.rdf
更新順ブログ一覧
リンク集