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MILANO2008 8.ジェットセッターというライフスタイル
ジェットセッターとは、ハイクラスのシートや自家用ジェットに乗り、世界を股にかけて活躍している人物を指す言葉ですよね。このような人物は、情報量が多く、買い物に対しても意欲的であるとされています。また、そのようなライフスタイルに対応した商品やサービスの開発も注目されています。

まあ、ハイクラスのシートや自家用ジェットを利用しているかどうかは別として、「世界がどんどん狭くなってきている」と感じているビジネスマンの方も増えているのではないでしょうか。

私も2週間に1回は、成田から外国に行く時期があり、その時は、成田空港利用も、新宿駅を利用するのと同じくらい、日常的な感覚を覚えていたこともあります。
海外で仕事をする時に、最も不便に感じるのは、通信手段ですよね。その代表が携帯とPCでしょう。「世界が狭くなった」と感じていても、それぞれの国の通信インフラは、当然のごとく異なっています。国際ローミングの携帯で、インターネット利用ができますが、その料金の高さは、目玉が飛び出るほどです。私の場合、auを利用しているのですが、海外で、携帯でインターネットを使うと、ワンクリック900円ほどかかるとか...。NYで調子に乗って使用したところ、通話もあわせて「5万円」という請求が来て、びっくりしたものです。

便利な国際サービスは増えたものの、その分、お金がかさみますね。

さて、今回、ミラノのモンテナポレオーネを歩いているとジュエリーショップのような「携帯電話ショップ」を見つけました。名前は「VERTU(ヴァーチュ)」で、ノキアが展開する高級携帯ブランドです。宝石や高級素材を施した携帯がそれこそ宝石のようにディスプレイされます。



入るのも憚られるような店づくりですが、入ってみました。

入るとすぐさま、ショップスタッフが対応し、説明を始めてくれます。まず、私がどこから来たのか、今、どのような携帯を使っているのかを聞きます。そこで私は日本からきて、比較的多く海外に出ること、そして、日本とアジア用としてauの携帯を、そしてヨーロッパ用として別の携帯を持っていることを伝えると、「2つも携帯を持つのは不便ですよね?」「お勧めできる機種が一つあります」といって、ある一つの携帯を提示しました。革が施された携帯で、シンプルだけど、ほのかなラグジュアリー感があります。彼女は、ひとつひとつのディテールを魅力的な形容詞を使って説明します。

そして、3つの便利な機能があるとのこと。
1つ目は、「コンセルジュボタン」があり、これを押せば、コンセルジュとつながり、レストランやホテル、エンターテイメントの予約などをしてくれるとのこと。でも有料。
私の感想→「確かに、オペラの予約や、急なスケジュール変更による鉄道の予約などをしてくれると便利だな」
2つ目は、「ワールドワイド」サービスがあり、現地の天気予報など現地情報をすぐに見ることができるとのこと。
私の感想→「そうそう、天気予報、気になるんだよね。いちいちPCを接続して、ネットで調べるのも面倒だし」
3つ目は、「バックアップサービス」で、それを使用すれば、携帯をなくしたり、故障したりしたときに安心とのこと。
私の感想→「ロンドンで携帯を壊したんだよな〜。こういうのがあれば助かるよ〜・」

と納得し、金額を聞いたところ、「5,300ユーロ」とのこと、1ユーロ=170円として、約90万円ですね….。絶対無理!あと、メニューに日本語はないし。

やっぱ、ジェットセッターとは、「人並み外れたリッチであること」が前提なんですね。でも、このようなサービス、リアルなビジネスマンにとっても必要ですよね〜。

ちなみに、「VERTU」は今年、日本でも販売されるという情報も。auさん、docomoさん、ソフトバンクさん、日本のリアルな国際派ビジネスマンにとって便利なサービス、開発してください!
 2008/06/30 14:42  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

MILANO2008 7.ミラノセレクトショップ比較
ミラノは、見ごたえのあるセレクトショップが多い街です。その理由は、世界に名だたるファッションシティであるにもかかわらず、百貨店がそれほど強くないこともあるのでしょう。それぞれのMDの特徴をレポートします。

●パープル
ナヴィリオにあるカジュアルなスタイリングを得意とするセレクトショップです。ストリートアートと融合したような空間で提案であり、それぞれの商品が1点ものかのよう商品セレクトで、着こなしの難易度も高いように感じます。スニーカーだけの専門業態などもあります。




●アントリオーリ
ドルチェ&ガッバーナ、Dスクエアド、ニールバレットなどの名だたるミラノコレクションブランドを中心に展開しています。ダークでシャープなセレクトに合わせ、店内の照明を落とし、外観も初めてだとわからない雰囲気です。わかりやすいMDをわかりにくい売場表現にすることで差別化しているといえそうでしょう。



●ディエイチコルソコモ
いわずと知れた有名店で、日本にもコムデギャルソンとのコラボ業態もあります。この店舗の特徴は、その幅広い品ぞろえです。ファッション、雑貨、飲食だけでなく、ギャラリー、ホテルも手掛けているライフスタイル提案型セレクトショップです。ファッションにおける商品セレクトも、ビッグネームのブランドをテーマにそってシャープに行われています。今は、「白」をテーマにメインスペースが展開されています。ディオールやアンドムスメルテールなどのブランドなどから白のシャツだけをピックアップしてラックを編集し、「白の世界」を表現しています。また、店舗のロゴを効果的にあしらった紙袋や包装紙などが独自性を感じさせます。




●DAAD
LEONでお馴染みのショップですね。こちらも、ブランド別編成でわかりやすい売場展開をしています。黒にこだわったセレクションで、マルタン・マルジェラ、ラフシモンズの他、日本のデザイナーも多く取り扱っており、アントリオーリより、若干ストイックなスタイルの商品、デザイナーを取りそろえています。スピカ通り近くにある方の店舗は、しっかりと接客をおこなっています。



日本においては、PB中心のSPA型セレクトショップが中心ですよね。それは、日本の消費者特性、流通環境などが生み出した日本独特の業態といえます。しかし、彼らがお手本にしていた、ミラノやパリのセレクトショップは今でも参考になりますよね。
 2008/06/28 16:40  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

MILANO2008 6.ソラーリでの掘り出しもの
ミラノでお買いものをするなら、Dマガジンをおすすめします。いわゆるオフプライスストアです。

ブランドもののシーズン落ちのものが、お得な価格で買えます。モンテナポレオーネの店が便利ですが、商品密度が高く、選ぶのが結構大変です。なので、私は、ソラーリの店の方をおすすめします。

今話題のソラーリエリアにある、Dマガジンは、外観こそ倉庫風ですが、店内は落とし気味の照明で高級感が与えています。客数も少なく、試着室もほとんど空いていますから、ゆっくりと買い物をすることができます。


ミラノにいかれたら、モンテナポレオーネ、スピガ周辺だけでなく、ナヴィリオやソラーリも足をのばすことをお勧めします。伝統的なイタリアンレストランや、今話題のカフェ、そしてヴィンテージショップが点在し、新たな発見がありますよ。


 2008/06/26 10:42  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

MILANO2008 5.COOL JAPN IN MILANO
日本というものに対する興味は依然として強いようです。インテリアの中に日本の急須や壺をさりげなく取り入れるなどのスタイルはあちらこちらで見受けられますし、和食レストランも、他の欧米の都市と同様に多くあります。


また、マンガカルチャーも多く見られ、イタリアンブランドの「TOKIDOKI」などは日本のファンシーショップで売っているかのようなデザインです。



セレクトショップでもその傾向は窺われ、特にDAADメンズの日本ブランドに対する傾倒ぶりは、こちらがびっくりするほどです。Y’s、ギャルソン、ナンバーナイン、キミノリモリシタ、アタッチメントなどを取り扱っています。またレディスでは、コウシンサイトウをアイキャッチ商品に使用していました。



また、パープルでは、EVISのコーナーが出来上がっています。



ギャルソンやY’sに続く世代がなんとなく見えてきた今、デザイナーだけでなく、日本のリアルクローズにも頑張ってもらいたいものです。
 2008/06/22 03:35  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

MILANO2008 4.アート @ モンテナポレオーネ
世界に名だたるファッションストリート、モンテナポレオーネを歩いていると、こんな光景を目にしました。

どうやら、展示会の広告のようですが、アートフォトが通りに掲示されています。肉体や表情で感情を表現している作品が多く、半裸のものも見られました。

ラグジュアリーではありますが、ビッグネームばかりの通りなので、面白みがないといえばない、モンナポレオーネですが、このようなアートの効果で、ちょと刺激的なイメージを演出できています。

アートとのコラボとは、コラボする企業や店舗の見識の広さを示す効果もあります。


日本の通りでもこのような試みが増えるとよいですね。


 2008/06/21 17:50  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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