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ミラノ百貨店事情
大型店の少ないミラノでも、大きな商集積に1店舗は百貨店があります。ただし、アメリカや日本と比較するとその規模やブランド集積などは非常に少ないのが現状です。また、店舗数も少ないといえます。例えばラリナシャンテ1店舗しかないドウォモのような立地は、アメリカや日本であれば4か5店舗あってもおかしくないでしょう。このようにミラノは百貨店が少なく専門店が多いのが特徴です。それでは、ミラノの代表的な2つの百貨店についてレポートします。
@ラリナシャンテ
ドゥモに面して建つ中高級百貨店です。



イタリア主要都市に展開している百貨店ですが、この店舗は明らかに観光立地に特化したMDを組んでいます。1Fの香水&化粧品は欧米の百貨店ではお約束ですが、中二階のブランドショップ群があり、



路面店をめぐるのが苦痛な方には、非常に魅力的です。そして地下の生活雑貨とカフェでは、お土産として最適な小物商品を幅広く扱っています。
ファッションについては、保守的なMDではありますが、イタリアンブランドのデフュージョンラインを中心にリーズナブルな品揃えとなっています。ミラノのショッピングで時間がない時にお勧めです。
Aコイン



3月22日通り、ポルトジェノバ、トリノ通りなどにある大衆百貨店です。アメリカのメーシーズと同グレードの品揃えで、セルフ中心のMD展開です。アメリカの大衆百貨店より、ディスプレーのレベルでは上にあり、楽しみながら手頃な買物をすることができます。


 2006/11/24 07:54  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ミラノ ファッションエンタテイメントエリア 
モンテナポレオーネからスピガ通りにかけては、パリのフォーブルサントノーレ、NYの五番街と同等もしはそれ以上のファッションエンタテインメントを楽しむことができます。キラ星のようなビッグブランドの工夫を凝らした店舗はため息がでます。どのブランドも、ブランドへの高い期待を超えるような館内演出を実現しています。



これは、レディスブティックの写真です。動物のぬいぐるみをミックスさせることで、通りを歩く人々の注目を集めています。このウィンドーに置かれた白熊のぬいぐるみは、寝息をたてて眠っており、常に人だかりを集めていました。



この写真は逆さに添付されているわけではありません。上下逆のインテリアが施されているのです。



ヴィクターアンドロルフといえば、H&Mとのコラボもしています。トレンドデザインをわかりやすく低単価で表現しています。


 2006/11/22 17:25  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ブレア地区 ヴィンテージ55
○ヴィンテージ55
こちらは先に紹介したブレア地区にある、アメリカンヴィンテージ風のファッションを得意とするイタリアンブランドのショップです。



日本の初期アメラグ(LAのラグシーではなく)の趣があります。壁にはジェームスディーンやジョンレノンなどを始めとする往年のスターの壁面に張られ、店舗中央には、積み木のような什器を積み上げ雑貨を差込み、懐かしい雰囲気を与えられながら、ファッションのトレンド性をしっかりと打ち出すこともできています。




MDとは話がそれますが、カウンターの前に雑誌が並んでいたので、「どうして日本の雑誌しか置かないの?」と聞いたところ、スタッフが照れながら「だって60年代、70年代のヴィンテージ風やミリタリーを研究するには、日本のマーケットが一番なんだよ」との回答でした。また別の機会にお伝えしますが、NY、西海岸、そしてヨーロッパへの日本のメンズファッションの影響は本当に凄いものがあると実感しました。
 2006/11/21 16:22  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ミラノブレラ地区のヴィンテージブティック
ブレラ地区は、ブレラ美術館と美大がある街です。周辺には洒落た雑貨店やギャラリーが密集しています。このエリアでの一押しのショップを紹介しましょう。

○カヴァリ エ ナストリ
ヴィンテージのお店です。シャネルなどの往年の名作をヴィンテージとして購入できる店です。


NYでも5年ほど前にヴィンテージブームがありました。TVドラマSATCのキャリーブラッドショーは本当に格好よくそして可愛らしくヴィンテージを着こなしていました。

ただ、日本ではなかなか定着しないですね。いわゆるメンズのこだわりの古着はあるのですが、このようなスタイリッシュなレディスヴィンテージはなかなか広がらないようです。日本ですと調達が困難ですし、マーケット性も限定されているので、まだ「特殊なビジネス」なのでしょう。しかし、消費者には何かしらの影響を与えているので、今後、改良されて「業態化」されていくかもしれません。





私はこのショップのディスプレイの丁寧さに思わずうなりました。ヴィンテージショップの場合、非常に美しいディスプレイの写真が雑誌に掲載されていますが、実際の店舗は「値下げ」の汚いPOPや、ダンボールの散乱、そして適当に並べられた商品陳列でがっかりすることが多かったことを記憶します。

しかし、この店舗は、1点1点を美しく見せる工夫が施されています。スタイリングも少しも古くなく、提案力の高いものとなっています。また、店内でスタッフがボタン付けなどの補修をしているのですが、その動作もこの店に魅力を与えています。

ブレラ地区での一押しの店です。
 2006/11/20 13:28  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

10コルソコモの近くのセレクトショップ11
○11
10コルソコモのはす向かいの路地を入るとひときわ目を引くショップがあります。これが11です。



非常に新鮮な編集をしており、1Fは車展示、本、リプレイ、リーバイス、レディスアパレル、レディスシューズ、YSLの化粧品などで編集されています。





また、地下にはホームシアターのショールームもあります。10コルソコモの、ナチュラルな雰囲気とは異なり、この11は「これ見よがし」な「ニューリッチ」のようなライフスタイルが窺えます。若き成功者のライフスタイルを感じられます。車を展示しているセレクトショップというのは、東京のラガゼッタというセレクトショップを思い浮かべますが、こちらはフェラーリで、ミラノの11はミニでした。
 2006/11/17 14:54  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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山中 健(やまなか たける)
ファッションビジネスコンサルタント
大手百貨店、外資系ブランド、大手経営コンサルタント会社を経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、ライフスタイルショップ、百貨店、SCなど幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。

また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にアパレルウェブ編集長就任。

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