|
||
先日の繊研新聞に「アバクロ」の直近4半期の数字がのっていましたね。
「アバクロ」は主力業態の「アバクロンビー&フィッチ」は既存店売上を伸ばしているものの、「ルール」「ホリスター」などの派生業態は既存店売上減少のようです。 このような現象は、多くの企業で見られることですね。日本のアパレルメーカー、チェーン店でも主力はよくとも、新業態は不振ということが多いようです。 まあ、主力が良いだけでもいいのですが。 やはり別業態においては、別の文化を創らないといけないのかもしれません。 主力業態の延長戦上では、主力業態を超えることができないのでしょう。 一方、ライフスタイル提案型カジュアル業態アーバンアウトフィッターズの好調が伝えられてます。アーバンアウトフィターズは、主力業態である「アーバンアウトフィッターズ」のほか「アンソロポロジー」も好調のようです。 「アンソロポロジー」はずいぶん前にアーバンアウトフィッターズの傘下に入りましたね。しかし、同じライフスタイル提案型カジュアル業態でも、ロハスでフェミニンな「アンソロポロジー」は、単独のキャラ立ちができています。 業態ミックスは、まるっきり違うドメインを貫き通せる「業態文化」をそれぞれ持てることが必要ということでしょう。つまりブランド(業態)哲学を明確化させ、行動指針に落とし込むことを徹底することが必要です。M&Aだけでなく、社内業態開発でも、絶対必要なことなのでしょう。 |