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先日、いつも可愛がってくれている女性大歌手の方のコンサートに行った。
パリ出張の際に、偶然、同じホテルで、朝食を毎日、一緒にとって以来の仲である。 その方は、今年、還暦を迎えられたそうだ。 これまで、2度の大病をされており、大変な苦労をされているはずなのに、いつも明るく、かつ逞しく極上の歌を聞かせてくれる。 コンサートのMCでこんなことを語っていた。「私は生きても、43歳までと言われた、でもこうして、今も皆さんの前で歌い続けられていることが本当に嬉しい」「だから、自分の年は、皆に言い触らしたい」と。 誕生日がうれしいのは、昔のことで、30を超えたら、誕生日は特別感もなく行き過ぎていた。 でも、この方の話を聞いて、普段、当たり前のことと思っていることが、どれだけ幸せなことなのか、しみじみと思った。 そして、私も今日、ひとつ、年を重ねることができた。 感謝です。 |