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10月16日から21日まで行われる「アマゾンファッションウィーク東京」。その参加デザイナーのリストが発表になりました。
同ファッションウィークのデザイナーたちをカテゴライズすると、「ミセスプレタ」「東京モード」「東京ストリートモード」「ポップカルチャー」「産地系」「海外招聘」で構成されていました。そして、さらに「商業系」がここ数年加わっています。 「商業系」では、これまでアーバンリサーチの「KBF」、アダストリアの「ハレ」、アバハウスの「5351プールオム」、「ピーチジョン(別枠参加)」などが参加してきました。そして、今年は「ハレ」に加えて、アダストリアの「グローバルワーク」、東京ベースの「ユナイテッドトーキョー」も参加します。 このような「商業系」ブランドの参加には、「ファッションウィークらしくない」「才能を育成する主旨に反している」などの反対意見もありますが、私は多いにアリだと思います。消費者や商業をもっと巻き込むことでファッションウィークの存在感が出るからです。 もちろん、「新進気鋭の発見」、「東京ファッションのアイデンティティ確立と発信」「アジアのファッションキャプタルとしての地位向上」という役割も果たした上ですが、そちらについてはまた、ファッションウィークが始まったら、お伝えしたいと思います。 さて、この「商業系」ブランドの参加は、世界のファッションウィークに目を向けても、異例なことではなく、東京は少し保守的だったように思います。 例えばニューヨークではバナナリパブリックやJクルー、ロンドンではトップショップなどが参加。オフィシャルスケジュール外ではありますが、H&Mはパリコレシーズンでコレクションを発表しました。各国を代表するSPAが各ファッションウィークに参加しているのです。 特にトップショップは、ロンドンファッションウィークでは無くてはならない存在で、若手デザイナー支援、オフィシャル会場の提供などを行っています。できれば、ユニクロが東京ファッションウィークで、トップショップのような役割を担って欲しいぐらいです。 欧米のようにラグジュアリーなビッグブランドがないのが日本。だったら、リアルクローズの雄が業界を盛り上げて欲しいと思う次第です。 ◆トップショップがサポートした合同ショー「ファッションイースト」会場 (Photo by Takaaki Miyake、Feb 2017) ★SNSでも情報を発信しています! https://www.facebook.com/yamanakaconsulting https://twitter.com/takeru_yamanaka |