主力業態を超えるには
先日の繊研新聞に「アバクロ」の直近4半期の数字がのっていましたね。

「アバクロ」は主力業態の「アバクロンビー&フィッチ」は既存店売上を伸ばしているものの、「ルール」「ホリスター」などの派生業態は既存店売上減少のようです。

このような現象は、多くの企業で見られることですね。日本のアパレルメーカー、チェーン店でも主力はよくとも、新業態は不振ということが多いようです。
まあ、主力が良いだけでもいいのですが。

やはり別業態においては、別の文化を創らないといけないのかもしれません。
主力業態の延長戦上では、主力業態を超えることができないのでしょう。

一方、ライフスタイル提案型カジュアル業態アーバンアウトフィッターズの好調が伝えられてます。アーバンアウトフィターズは、主力業態である「アーバンアウトフィッターズ」のほか「アンソロポロジー」も好調のようです。
「アンソロポロジー」はずいぶん前にアーバンアウトフィッターズの傘下に入りましたね。しかし、同じライフスタイル提案型カジュアル業態でも、ロハスでフェミニンな「アンソロポロジー」は、単独のキャラ立ちができています。

業態ミックスは、まるっきり違うドメインを貫き通せる「業態文化」をそれぞれ持てることが必要ということでしょう。つまりブランド(業態)哲学を明確化させ、行動指針に落とし込むことを徹底することが必要です。M&Aだけでなく、社内業態開発でも、絶対必要なことなのでしょう。

 2008/08/20 23:01  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


フィールドMD
私のコンサルティングテーマで多いのがフィールドMDです。フィールドMDとは、MD計画の現場への展開、定着活動として、私は定義しています。

「本部で作成したMD計画が、現場で実行されているか?」、そして「そのMD計画は現場にあったものか?」、現状を把握し、それぞれの現場で最大のパフォーマンスを発揮できるようコンサルティングをしています。

大手アパレルSPAでは、営業担当が、チェーン店ではエリアマネージャーが行うことですね。

でも、多くの会社の場合、伝えたつもりが、現場に伝わっていない、また現場も率直な意見を述べずに本部からの指示を呑み込んでいることが多いようです。特に現場の店長は、自店を客観視点で捉えきれず、悩んでいることが多いのです。

そこで重要なのは、以下の3点を実行することです。

@ブランド(ショップブランド)としての使命をすり合わせること
A商圏特性、立地特性を踏まえ、客観的に個店の現状を把握すること
B戦闘的な施策(すぐに取り掛かれること)と戦略的な施策(難易度は高いけど、使命達成のために継続的に取り組むこと)の実行計画を策定すること


皆様の店頭では、「ブランドのメッセージが伝わっていますか?」そして、「スタッフはイキイキと仕事をしていますか?」、もし、やり切れていないようでしたら、先にあげた3つのポイントをもとに、本部と現場が話をしていみたら、いかがでしょうか?
 2008/08/18 14:17  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


年を重ねること
先日、いつも可愛がってくれている女性大歌手の方のコンサートに行った。

パリ出張の際に、偶然、同じホテルで、朝食を毎日、一緒にとって以来の仲である。
その方は、今年、還暦を迎えられたそうだ。

これまで、2度の大病をされており、大変な苦労をされているはずなのに、いつも明るく、かつ逞しく極上の歌を聞かせてくれる。

コンサートのMCでこんなことを語っていた。「私は生きても、43歳までと言われた、でもこうして、今も皆さんの前で歌い続けられていることが本当に嬉しい」「だから、自分の年は、皆に言い触らしたい」と。

誕生日がうれしいのは、昔のことで、30を超えたら、誕生日は特別感もなく行き過ぎていた。
でも、この方の話を聞いて、普段、当たり前のことと思っていることが、どれだけ幸せなことなのか、しみじみと思った。

そして、私も今日、ひとつ、年を重ねることができた。
感謝です。



 2008/08/14 15:55  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


競合はいない?
五輪を見ていて仕事でよくある出来事を思い出しました。

ブランディングやマーケティングのコンサルティングする際にうかがう質問は「競合はどこだと思われますか?」です。競合を把握し、市場・顧客からの評価を見出し、差別化の要素を決定したりするために必要な質問です。

その時に、「うちには競合はいません」と答える方がいます。特にこだわりの強い商品を取り扱う場合に多いようです。

私はこのような答を聞くと非常に頼もしく思います。自社のブランドや商品に強い思いと、自信を持たれている現れだからです。

しかし、冷静に考えて、本当に競合はいないのでしょうか?そのような企業、ブランドもあるかもしれませんが、よく調べると、実は競合は存在していることの方が多いです。そしてそのような場合、その競合は、自社よりシェアが低い場合が多いのです。

自社は気にしていないけれど、相手は気にしています。そして虎視眈眈と、自店よりシェアの高い企業・ブランドのできないことをやろうと狙っています。特に相手が新興企業だったりすると、斬新な方法で、がむしゃらにぶつかってきます。

このような場合、「失うものが大きい」強者は、すばやく立ち回れないため、ジワリジワリとシェアが奪われていきます。百貨店と駅ビル、百貨店とアウトレット、リアル店舗とWEB、、、、、、、。

今一度、競合のとらえ方を見直すとよいかもしれません。
 2008/08/12 17:10  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


やった!
本日は、仕事場でレポート作成です。

いつも、J-WAVEをかけながら、仕事をしているのですが、甲子園のニュースが!
私が以前の会社で、SI(スクールアイデンティティ:CIの学校版)のお仕事をした学校が、1回戦を勝ったのです!やった!!

今回、初出場なのに、すごい!!

思えば、今から10年ほど前、先生たちと、学校改革のためにいろいろと討議したり、生徒へグループインタービューをしたりし、どうやってこの学校が、受験者に指名される学校になるかという「ブランディング」を考えたものです。

私たちは、調査、ブランディング計画作成とPJメンバー育成で去りましたが、スポーツの強化というのも施策の一つにありました。

その後、PJメンバーである先生方が奮闘された結果なのでしょう。

それが、その後、こんなに素晴らしい結果を生むとは、感無量です。
 2008/08/05 12:06  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
山中 健(やまなか たける)
アパレル業界を中心に、百貨店、大手から個店まで、幅広い業態におけるコンサルティングを手掛ける。調査設計から戦略策定、行動計画への落としこみ、そして教育研修にいたるまで、マーチャンダイジングに関してのコンサルティングを得意としている。特に豊富な実務経験と活性化事例に基づく教育研修は説得力があり高い評価を得ている。

山中健 プロフィール
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