« 2017年04月 | Main | 2017年06月 »
バルコニーを楽しもう
両親が遺してくれた家の一番の魅力は、広々としたバルコニーからの眺望。
母と住み始めた頃は、バルコニーで食事したり、くつろいだりすることもあったが、今はもっぱら植物たちの世話ばかり。

せめて友人たちが遊びに来てくれた時位はと思ったりするのだが、陽射しで暑すぎたり(紫外線も気になるし)、風が強かったり、けっこう冷えたりと、外でくつろぐ機会は意外に少ない。
ヨーロッパの人たちはそんなの気にしないが、やっぱり日本人なのだ。

今日はふと思い立って、部屋の中にしまい込んである折り畳みチェアを久々に外に持ち出してみた(あまり久々だったので、組み立て方が分からなくなる始末)。
ワインをちびちびやりながら、読みそこなっていた新聞を読む。
陽射しの落ち着いた夕方。寒くもなく熱くもなく、外で過ごすにはこの位の気温がちょうどいい。

さあ、明日からは6月。
梅雨に入るまでの短い間、バルコニーをもっと楽しみたいと思った。


 2017/05/31 22:22  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

コミュニケーション努力が足りない
仕事で接客にかかわっていて驚かされるのは、傍若無人なお客の態度である。
店の販売員と客は対等な関係ではないという、日本独特の伝統も根強い。これは海外を幅広く体験している人ならわかるはずだ。

「お客様は神様」という小売業の精神か、「士農工商」の名残か、とにかく客の方は販売員に対して個人対個人の関係として気を遣うということがあまりない。
日ごろのうっぷんを吐き出すようなひどいクレームというのは特殊な例としても、目を合わせないのは当たり前、言葉を発さない人も少なくない。
新聞の投書欄などでも最近よく話題になっているので、ますますエスカレートしているのだろう。

匿名で人を攻撃するというネット全盛時代の産物といえるのかもしれない。まさに「不寛容な時代」のあらわれだ。
その心無い一言が、販売員をどれだけ傷つけているか。
販売員だって生きている人間だ。心無い一言がその人の一日を(あるいは一生の場合もあるかも)、台無しにしてしまうか、ちょっと想像してみる余裕が欲しい。

何事もコミュニケーション下手な日本人。
仕事の人間関係、友人関係、さらに夫婦関係など、あらゆることに共通する問題がここにある。ヒエラルキーや上下関係の中での一方通行があまりに多い。
大切なのは、笑顔、挨拶、言葉がけ、(プライベートな関係であれば)スキンシップ…。
おおげさといえるほど行動に表わさなくては相手には伝わらないのである。

 2017/05/26 08:59  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

横浜で東西交流の展覧会を
仕事で外出する用事がないと、どうしても出不精になっている自分自身にムチ打つように、一昨日は横浜まで出かけてきた。都心に行くのに比べると、交通費も所要時間も6〜7割ほど。
目的は、横浜美術館で開催されている「ファッションとアート 麗しき東西交流」展。そして映画割引の木曜日ということもあって、帰りにタイミング良く観たい映画があったことも大きい。

なぜ横浜美術館でファッションの展覧会?と思っていた節もあるのだが、会場を歩き始めてすぐに納得した。
ああ、そうだ、横浜は開港以来、西洋の文化を取り入れる拠点になっていた場所であった、と。

同展は、1860年代(19世紀後半)から1930年代(20世紀前半)に至るファッションとアート、つまり「ドレスや服飾品、日本画、洋画、工芸、写真など総数200点で東西の美の交流」をたどったもの。その約半分が京都服飾文化研究財団(KCI)所蔵品。
KCIはこれまでも西洋の服飾史を見せる数々の服飾展覧会を行ってきたが、輸出用も含めて日本のものもこんなにあるとは知らなかった(関係各所からの寄贈も少なくないという)。

これらを眺めながら、私は以前との感じ方の違いに気がついた。
昨年、我が家のファミリーヒストリーを紐解き、明治以降の多くの写真を見てきたせいだろう。こういう歴史的なコレクションを見せる展覧会を見ても、ひとごとではなく、妙に親近感をおぼえるようになったのだ。
もちろん、我が家の祖先はこういう衣裳が着られるような貴族や公家ではないにしても、ああ、これは曾祖父の時代より少し前かなとか、祖母ももしかしたらこういう物持っていたかもしれないというように…。
日本画に描かれた洋装の女性を見ても、あまり古い時代のものと感じなくなったのだ。

それにしても改めて思うのは、日本は長い間、鎖国をしていたにもかかわらず、明治開国と同時に、西洋文化をものすごい勢いで取り入れ、浸透させていった。
しかも日本的なアレンジのテクニックを効かせながらである。
和洋折衷的なものが好きなのも、日本人の特性だろう(私も東西ミックスが大好き)。
そして、服飾の価値がこれほどまでに高かった時代に対する私の羨望はつきない。1点1点時間をかけて作られ、大切に身に着けていた時代。

一部、平日限定で撮影が許可されているステージがあったので、ご紹介しよう。
第3章「西洋 ジャポニスムの流行」内のシャネル、リバティ商会、ポール・ポワレなどのコートやドレスを展示しているステージ。私の大好きな1920年代、アールデコ時代のもので、日本の伝統的な着物に見られる文様や色使い、それに西洋のスタイルが見事に溶け合っている。

こういった一ひねりもふたひねりもある東洋趣味は、ヨーロッパでもかなり裕福なおしゃれの達人しか興味も示さなかっただろうし、実際に着こなせなかったはず。
アンティークといってもそのまま今でも着られそうなのが1920年代の特徴だ。
コルセットやバッスルスタイルは少しも着たいとは思わないが、こういうドレスは手の届きそうなファッションの夢という感じでいい。


 2017/05/12 18:16  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

心穏やかな今年のGW
ゴールデンウィークも中盤が終わり。
遠くから神輿担ぎの掛け声や、子供たちが叩いているのであろう太鼓や笛の音が時折聞こえてくる。この辺の地域は、年間でも代表的な祭りの季節なのだ。
祭りの人混みに行くのは苦手だが、遠くからその気配を感じるのはいいものだ。

私自身はいつも通り土日と平日1日はルーティンの仕事に出ているが、それ以外は今年は来客もなかったので、家や地域周辺でゆったり過ごすことができた。
お天気がいいと、私はそれだけで幸せを感じる。

朝はたいてい7時過ぎか8時頃に自然に目覚め、朝食の準備。
ルーフバルコニーに並ぶ植物たちの様子を見たり、メールをチェックしたりした後は、昼までは原稿書き。
ワインを少しいただきながら昼食が済むと、そろそろヨガに行く準備という具合に一日が流れていく。

久しぶりに、回遊バスに乗って一夜城に行くが、お目当ての店は休み。
植物や果物は買えなかったが、相模湾の美しい景色にリラックスした。


ここに来るのは年に1,2回だが、少しずつ変化しているのも楽しめる。

「御感の藤」と名付けられた小田原城お堀の近くにある藤棚。1週間前まではまだ殺風景だったのに、毎年GWになると決まって花盛りになるのは、小田原七不思議の一つ。
桜並木と同様、老朽化しているのは明らかだが。


我が家からふと外に目をやると、新緑とツツジの季節。


庭に咲き乱れるジャスミンを一枝折って、家の中に飾った。
これからもこの家を大切に暮らしていこうと思う。

 2017/05/05 18:17  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

2017年05月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
最新記事
最新コメント
keix
「みんなと一緒」が苦手 (2016年10月31日)
リボン
追悼 原田芳雄さま (2016年03月20日)
keix
「美」の感性を高める年に (2016年01月01日)
keix
「美」の感性を高める年に (2016年01月01日)
eriko
脳内に異常なし (2015年03月24日)
keix
オルタナティヴに生きる私 (2014年10月21日)
H・O
父のシューズを新調 (2014年09月19日)
keix
シルクの5本指ソックス (2014年07月24日)
eriko
母89歳の誕生日 (2014年06月12日)
cyoko
母89歳の誕生日 (2014年06月11日)
最新トラックバック
MOBILE ART (2008年06月30日)
服が捨てられない (2007年11月27日)

http://apalog.com/ueno/index1_0.rdf
更新順ブログ一覧
リンク集
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ