« 2017年02月 | Main | 2017年04月 »
中国で食と茶の発見
先週、仕事で中国に行ってきた。香港にほど近い深せんという街。今は中国最大ともいえる経済都市で、そこに3泊した。
その間、毎食のように中国の人たちと食事をして、いろいろな発見があった。

中でもおもしろかったのはお茶。中国料理をいただきながらお茶を多く飲むことはよく知られているが、そのお茶もけっこう甘いものが少なくなかったのは驚いた。
その名も「緑茶」という今風のレストランで、オーダーしてくれたのが「茅根水」というもの。茅の根がお茶になるなんて知らなかった。
中国のお茶はけっこう甘い(砂糖が入っている?)ものが多く、缶入りのものも甘かったりする。

甘いといえば、中国料理は辛いものと並んで甘いものも多い。
果物が使われているものも多く、この海老の炒め物に入っていたのは、梨を衣につけて揚げたもの。これに唐辛子が使ってあって、甘辛のバランスが絶妙だ。
食材にしても香辛料にしても、どれも薬膳料理にのっとっていることを感じる。

また、お茶も、冷たいものと温かいものの両方が用意されていて、選べるようになっている。
温かいものといえば、白湯を携帯ジャーなどで持ち歩いて頻繁に飲む人がいることも新鮮だった。水でなく白湯。これはいい習慣だ。
食事する時はまず「ビール」と言ってしまう私だが、お茶や白湯で始めるのもいいなと思った。

人気レストラン「緑茶」
内装も料理の盛り付けなども、モダン

 2017/03/28 08:40  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

大震災がもたらしたもの
東日本大震災から今日で6年。もう6年経ったのかと感慨深い。

その前年に小田原に移住していた私(両親とは別の家で暮らしていた)は、その日、両親の家(今、私が住んでいる家)で昼食を一緒にとった後、スポーツクラブへヨガをしに行くためにバスに乗り、ちょうどバスを降りて(なぜかいつもより1停留所前で)、歩いていた時であった。
小田原の繁華街近くだったのだが、街全体というか、まさに天地が大きく揺れたあの感じは、まるで映画のようだった。

近くのスポーツクラブのあるビルまで行ったものの、皆避難で外に出始めていて、1階のカフェで様子を見ていた間も、時々揺れがやってきた。
両親のことが気になったが、電話が通じたのは、その時に住んでいた自分のアパートに戻り、数時間経ってから。
幸いなことに、頑丈な地層の上に建っている両親の家は、ほとんど被害がなかった。家で老老介護をしていた母も、介護されていた父も、あわてることなく、結構落ち着いていた。

その翌年、私が母と一緒に住むことを決心したのは、あの地震が契機だったといえる(実際の引っ越しは、地震の1年3か月後)。
体調悪化により父が家で暮らすことが困難になり、病院、そして施設へ(そういう手続きその他もろもろ、老人一人では決してできるものではない)。
そして、老いた母を一人にさせておくわけにはいかない、別々に暮らすよりも同じ家で暮らした方がいいと、ごくごく自然な決断だった。
災害の時に家族が助け合わなくてどうする。助け合って暮らすのが家族だ。そういうことが身に染みたのである(ただこの決断を冷ややかに見ていた人がいたことは後で明らかになるのだが)。

予期せずに住む所を奪われるということは大変なことだと思う。
地震などの災害はもちろん、人為的なものであっても、何とむごいことだろう。その人のそれまでの暮らしも歴史も、積み上げてきたものを全部断ち切るわけだから。

今年もまだまだ厳しい寒さが続いているが、あの年も寒かった。
「計画停電」の中、ロウソクの仄かな光の中で、毛布にくるまって食事をしたことは忘れられない。

つい数日前、両親がそろって夢に出てきた。一緒にあらわれることはあまりないのだが、その時は一緒にスーパーの中をうろうろしていた。
もうその二人もこの世にはいない。私にとってはそれが6年前との大きな違いである。
両親のいないこの土地で、これからも生きていこうと思っている。



下の写真は、昨年12月に行った熊本。
お墓参りのためにいくつかの墓地に行ったが、新旧に限らず、まったく被害がない所と多くの墓石が倒れている所との差が激しかった。

空港近くの震源地のエリア。家はぺしゃんこになったまま、田んぼは大きくずれて断層ができていた。

 2017/03/11 21:29  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

2017年03月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新記事
最新コメント
keix
「みんなと一緒」が苦手 (2016年10月31日)
リボン
追悼 原田芳雄さま (2016年03月20日)
keix
「美」の感性を高める年に (2016年01月01日)
keix
「美」の感性を高める年に (2016年01月01日)
eriko
脳内に異常なし (2015年03月24日)
keix
オルタナティヴに生きる私 (2014年10月21日)
H・O
父のシューズを新調 (2014年09月19日)
keix
シルクの5本指ソックス (2014年07月24日)
eriko
母89歳の誕生日 (2014年06月12日)
cyoko
母89歳の誕生日 (2014年06月11日)
最新トラックバック
MOBILE ART (2008年06月30日)
服が捨てられない (2007年11月27日)

http://apalog.com/ueno/index1_0.rdf
更新順ブログ一覧
リンク集
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ