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魚介類がおいしい幸せ
小田原に来てこの夏で4年、母と暮らし始めてもうすぐ2年が経とうとしている。
小田原にまだなじめないことはいろいろあるが、ネガティブなことを言っても始まらない。

小田原はいいなと思うのは、蒸し暑い都心から帰って、駅に降り立つと(夕方や夜になっているということもあるが)、海の近くならではの清々しい空気を感じること。日中の日差しは強いが、確かに気温はやや低めだと思う。
つまり冬暖かく、夏涼しい場所なのである。
海山、里山、森林と、自然に恵まれているので、自然が放つエネルギーを享受させていただいている。その分、かなり歩く。

それともう一つ大きな魅力は、何と言っても魚介類がおいしいこと。
すべてが近海の魚というわけではないが、旬の新鮮な魚が味わえる。

昨日は、最寄り駅近くにある魚屋さんで、大きく育ったムール貝(山盛りで500円)を購入。ワイン蒸しにしてお腹いっぱいいただいた。
終日外出していたせいで、夕食はどうしても冷えた白ワインがきゅっと飲みたくなって、それに合わせてメニューを決めたといった方がいいかもしれない。

セロリや玉ねぎをオリーブオイルとバターで炒めた後、ムール貝をざあーっと鍋に入れ、ワインで数分蒸すというだけの簡単なもの。
ちょうど夏はムール貝の旬なので、1年ぶり。昨年と同じ価格なのに、今年は食べ応えがあった。そこの魚屋さんはイタリアレストランに卸しているそうで、たいていこの時季には店頭に三陸産のムール貝を置いている(スーパーなどではほとんど見受けることがない)。

今日の夕食は、小田原の地のアジのお刺身。スーパーで購入したものだが、青じそを巻いてむしゃむしゃいただいた。もちろん、こちらに合わせるのは日本酒。


メカジキと浅利が手頃な価格で売られている時によくするのは、アクアパッツァ。オリーブとミニトマトを入れてワインでと水で煮る。浅利からいい出汁が出てこれも美味。
輪切りのトマトの上に、アジやイワシなど開いた魚、ニンニクのすりおろしを入れたパン粉の乗せ、ローズマリーを添えてオーブンで焼くなんていうのもよく登場する。

あと、これはお高いのでなかなか我が家の食卓にはのぼらないが、小田原といえば金目鯛。ベストはやはり煮つけだろうか。
金目鯛と対極に安価でおいしいのがブリ大根。冬にブリの新鮮なアラが売られていると、必ずこれを作るようにしている。

魚介類がおいしく食べられる環境はやはりうれしい。

 2014/05/31 22:15  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

我が家のベランダ最新報告
どうしようかとさんざん迷ったが、今年もグリーンカーテンを作ることに決め、ゴーヤの苗を植えた。昨年に比べると1か月遅れ。

今回は3種類それぞれ1個ずつ別々の苗にしたのだが、その1つが最初から元気がなくて弱ってきたので、早いところ手を打とうと、それだけ新しいものを買って植え替えた(写真の右)。
サントリーやデルモンテといった有名メーカーのものではなく、沖縄の個人業者からのものだったので、苗も100円とメーカー物の二分の一か三分の一なのに、まったく遜色ない。昨年、種はたくさん収穫していたが、苗でもこうだから、種から育てるのはさぞかし大変だろう。
向かって一番左は「生で食べられる」という触れ込み。中央は「ごろごろできる」とあった。今年はどう育つか、楽しみ。

日当たりの良さを生かして野菜もと、昨年はやはりプランターでピーマンやトマトに挑戦したのだが、収穫は次々に出来たものの、とにかく皮が固くて、あまりおいしいとはいえなかった。
そこで、今年は葉物。ベビーリーフやルッコラにしてみた。だが、柔らかい葉物は虫も心配なので、こんなふうに虫除けネットをかけた。ただ、これは水やりがちょっと面倒。
夏の消費量がぐんと高いのがバジル。ところが我が家(東京にいる時もここ小田原でも)ではなぜかうまく育たない。店の人のアドバイスにしたがい化成肥料を与えながら、今年も挑戦することにした。既に1つは苗を買った直後に弱ってきてしまったので、また1つ購入。こちらはカレーの匂いのするカレープラントをお守り代わり(虫除け?)に横に置いてみた。

もう一つは、シソの大葉。最も虫がつきやすいといわれるが、虫はすぐ見つけて手で取るしかないということ。こちらは日当たりのあまりよくないエアコン室外機の上に置いた。シソも消費量が多いから育ってくれると便利。


それ以外も、我が家のバルコニーには大中小さまざまの植木鉢が30以上並ぶ。もともとこの家にあったもの、私が東京から持ってきたもの、ここに母と2人で住むようになってから買ったものも多い。
庭の直植えに比べると成長には限度があるが、それはそれでいいと納得しながら慈しんでいると、年間通して喜びを与えてくれる。
中でも元気がいいのがオリーブで、たくさん花を咲かせている(現在、階下が補修工事に入っているので、背景は見苦しいじょうたいですが)。
私が不在の時も多いので、植物の管理は、母の協力も欠かせない。水やりは大変だが、母は「いい運動になる」と言って、何往復もしてくれている。

さらにもっとバルコニーでくつろぐ時間を増やしたいと、先日、パラソルを購入した。パラソルは270センチの大型。台は何と22キロもある(風が強い場所なのでこの重さは必要と判断)。今朝は雨が降るということだったので、昨日のうちからパラソルは外しておいた。
パラソルがあればバルコニーで食事や読書も楽しめるし、室内にいても日よけ代わりになってくれるという目論見。我が家は特に夏の日差しが強くて、昨年もいろいろ工夫したのだが、なかなか便利なものに巡り合えていない。

パラソルの風景は改めて紹介します。

 2014/05/21 15:22  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

優しく話しかける、優しく触れる
施設で暮らす父が認知症(アルツハイマー)のため、我が家では「認知症」が非常に身近な話題だ。
最近はテレビでも認知症をテーマにした番組が多く放映されるようになり、「日本の取り組みは遅すぎる」というのが母の口癖となっている。

昨夜、私が帰宅すると、認知症の行方不明者(徘徊するため)が全国にものすごい数がいることを紹介したテレビ番組を観ていた母が興奮気味に話していたが、何と昨夜のそのテレビ番組によって、7年も行方不明だった人の身元が分かったというニュースが先ほど流れていた(7年も分からなかったなんて、何ということか…)。

フランスの「ユマニチュード」などを知るにつけ、日本の認知症ケアの取り組みはまだまだだなと感じる。「ユマニチュード」とは、認知症患者を人として接することが基本精神。ごく当たり前のことに思われるが、日本の病院はすぐ身体を拘束するし、施設での扱いだって程度の差はあってもどうかと思うことは少なくない。
赤ちゃんや子供に接するように、相手の目を見ながら優しく話しかける、体に優しく触れることが大切だという。
さすがスキンシップの伝統の国。でも、そういう習慣の違いなどを超えて、日本人だって本当はもっとスキンシップや優しい言葉がけを望んでいる(認知症ではなくても)。

父が認知症になり始め、母が家で介護していた時、母が父に対して赤ちゃん言葉を使っているのを聞いて、実はあまりいい気分はしなかったのだが、あれは正しかったのだなと思う。
今は私も、母には(認知症ではないけれど)大げさな位に優しい言葉で接することを心がけている。
「うたこさ〜ん、えらいねえ」と、大げさな位がちょうどいいようだ。

スキンシップについては、最近、私も発見があった。
父に面会に行った時、最近父もだいぶ弱ってきたこともあって、すぐに「ベッドに横になりたい」「寒い」というのだが、手をなでるようにマッサージしてあげたら、それまであまり機嫌がよくなかった父がすっかり落ち着いて、穏やかな表情になったのだ。
以前に本で読んだスウェーデンの「タクティールケア」のことを思い出したということもある。
ほんの5分位のことだったが、手は赤味を帯びて、おそらく体もポカポカしてきたのだろう。すっかり痩せてしまった顔も、少し手で撫でるようにしただけで、気持ちよさそうにしていた。
「また次もやってあげるからね」
今度はエッセンシャルオイル入りのオイルを持参しようと思ったのだった。

右は、ニュージーランドから取り寄せたエッセンシャルオイル。認知症にいいといわれるローズマリーとグレープフルーツ。


母には、セラピストの友人に教えてもらった「ビワの葉&こんにゃく温熱法」(これは東洋の自然療法)を1日置きで施術中。ベッドにうつ伏せになってもらい、腰のところにビワの葉を当て、その上にタオルで何重化にぐるぐるくるんだこんにゃく(熱湯の中でぐらぐら10分茹でたもの)を当てると、コトッと瞬時のうちに眠りに落ちるのだ。


我が家のベランダでもビワの木を成育中。実がなるのは何年先だろう。


 2014/05/12 23:30  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

芦ノ湖から力をもらう
明日でゴールデンウイークも終わり。
長年のフリーランスの習慣から、連休や土日に出歩くことはほとんどないが、今年は連休の合間に当たる5月1日と2日、1泊で箱根に母と行ってきた。

本当はその前の週に予定していたのだが、母の検査入院でキャンセルに。
まるまる2日のお休みがとれることもあまりないし、父の容態も不安定なので、このタイミングに敢行しようということになったのだ。
前日まで荒れ模様の天気だったが、運よく当日朝から快方に向かい、予定通りに出発。私の風邪も、咳は残っているものの何とか回復していた。

今回は箱根といっても、芦ノ湖の湖畔にあるホテル。湯本の温泉はもちろんのこと、宮ノ下や強羅は何度も足を運んでいるが、小田原という地の利に住みながら、芦ノ湖を見た記憶は、数十年前(小学校の遠足?)にさかのぼるので、ぜひ母と芦ノ湖に行きたいと計画していたのだ。

久々に見る芦ノ湖は、周辺の自然が投影されていて実に美しかった。
大きすぎず小さすぎず、湖の規模感もちょうどいい。
やや世俗的なイメージを持っていたが、実際に芦ノ湖を目の前にすると、湖の持つある種の神秘性のようなものに引き寄せられた。
ここはスイス? 北欧?

夕刻、徐々に闇に包まれていく夕食時、翌朝の澄み渡った湖面、さらに日中と、時間帯によって湖の表情が全く異なる。もちろん、天候によっても大きな違いがある。


下界(湯本や小田原)では夏日が記録された日だったが、標高の高いここでは、気温も低めで、下界のようなカンカン照りにはならない。
下界で満開のツツジもまだ1分咲きといったところであった。
「来年、元気だったら、またツツジを身に来よう」と、母が言った。

ホテルの近くにある箱根神社には一人で足をのばした。
湖に向かって立つ鳥居から、力のある「気」が、階段の上にある神社にまっすぐ届くような気持ちよさ感じた。

 2014/05/05 21:56  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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