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吹き抜けが魅力的な店
日本の建物ではなかなか難しいのだが、天井が高い建物はいい。
特にヨーロッパでは最近、吹き抜けを効果的に使った商業施設が目につく。
パリでも、二層が吹き抜けになっていて、上から下の階を見下ろせるような造りが気になる。

衣食住を集めた人気セレクトショップ「メルシー」には、パリに行くたびに必ず寄ることにしている。
写真は、中2階から1階グランドフロアをのぞいたところ。
両フロアともその時々に変化するイベントスペースで、1月下旬の段階では1階は旅をテーマにしたものになっていた。


世界最古の百貨店として知られている「ボンマルシェ」は、百貨店の中でも落ち着いた雰囲気の中でモードが楽しめる。
最近改装されたのが別棟の食料品売り場。エスカレーターに乗りながら、地下のワイン売り場との多層状態をパチリ。
 2014/02/24 21:18  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

日本にあまりないもの
パリで開催されるインテリア関連の総合見本市「メゾン・エ・オブジェ」。
この分野は、日本にないものがまだまだある。

日本にはない(単品では散在していても、かたまりとしてない)ものを素材別に。

革、特にこういうハラコの色ものや加工もの。

リネン類。ナチュラルな風合い、色のバリエーション。

そして、リュミエール(照明)。
最近は日本でもだいぶバリエーションが出てきて、好きな照明をつけようという人も増えてきましたが、ヨーロッパの種類の豊富さと奥行には圧倒されます。
クラシックなものからモダンなもの、こういうふうにシンプルなものまで。
 2014/02/21 10:19  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

母のヴァレンタインデー
“ヴァレンタインデー”という響きに何の感慨もなくなってしまったのは、我ながら寂しい。
我が家では、母が、昨年リハビリでお世話になった若い先生2人のいる病院へ、(1日早いが)チョコレートを渡しに行った。

どこからかいそいそと特別なチョコレートを取り寄せ、丁寧にしたためた手書きのカードを添えて、用意していたのだ。
本当は昨日持って行ったのだが、あいにく先生は2人ともお休みで、がっくりして帰宅。普段は2日続けて外出することはない母だが、今日は行かないわけにはいかないという感じで勇んで家を出ていった。

「喜んでもらえた」とうれしそうに帰ってきた母。
最近、「本当に歩けなくなった」「脚が痛い」というのが口癖になっているが、今日は「ああ、よかった」と、一仕事終えたような満足感と安ど感に包まれている。

母は毎日の大半を、本を読むこと、文を書くことで過ごしている。
飽きもせずにすごいなあと感心する。
一応、私は物書きのはずだが、あんなに集中して読み書きはとてもできない。私が80代になったら、どんなふうに毎日を過ごしているだろうか。
 2014/02/13 21:14  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

アンティークと密着した生活
かなり大胆な分け方ではあるが、世の中は、古い物(アンティークや古道具の類)が好きな人と、まったく興味のない人にはっきり分かれる。
海外でも有名ブランドのブティックには行っても、フリーマーケットや骨董市には何の興味を示さない人が少なくない一方、好きな人はよく知っている。

私は20歳前後から俄然古いものが好きになり、その昔は古裂の店(アンティーク着物の草分けの店)でバイトをしていた程で、やはり今も国内外共にフリーマーケットや骨董市と聞くと極力足を運びたいと思ってしまう。
両親の家を大整理して古いガラクタを嫌というほど見たこともあって、いやそれ以上に狭い家の中ではもう物を増やす余裕がなくて、最近はそちらの趣味は前ほどではないが、それでも基本的にはかなり好きな方だ。

類は友を呼ぶのか、友人の中にはこういうことに関して気が合う人が何人かいて、その筆頭といえるのが、ロンドン郊外に住むMさんだ。いいもの(自分の好きなもの)を見つける目と感性においてはセミプロ級。
ロンドンに行くたびに彼女に案内されて、郊外のアンティーク店(市)周りをするのが楽しみになっている。

ヨーロッパの中でもイギリスは古いものを大切にし、しかも今の生活に実用品として溶け込んでいる文化性があり、特に郊外や田舎の方に行くと、常設店も何でも屋から高級なセレクトショップまでよりどりみどり。
中には、磨き上げられたアンティーク品の数々がアイテムごとに整然とディスプレイされた、ものすごい品ぞろえの店もあって、そういうものを眺める度に、イギリスという国の歴史や奥深さを垣間見るような気がする。

イギリスBBCでは最近、視聴者参加で2組に分かれてそういう店店をまわって、最終的にどちらが価値ある買い物をしたかを競う番組があるらしく、今回私たちが店を周っている時に、その番組の撮影隊と出くわし、行く店、行く店、彼らに会うという経験をした。Mさん、かなりうれしそうだった。

パリで開催されるインテリア関連の見本市「メゾン・エ・オブジェ」はもちろんのこと、ヨーロッパでテーブルウエアを始めインテリアの店を見れば見るほど、それらのほとんどがすべて過去にルーツがあることがよくわかる。
現在のデザイナーも歴史的な古い物に触発され、影響されて、物を作っているのだ。


先日、東京で記者会見を行った「アスティエ・ド・ヴィラッド」もそう。
2000年にサントノーレに出来た小さなブティック(「コレット」のそば)でその陶器を初めて見た時は、衝撃であった。
気泡の跡や均一でない陶器の表面。黒い土を使っているらしく、白の釉薬からその色が透けて見えるようなはかなげな様子。まるで中世のお城に長く埋もれていたような風情がある。
実際にデザイナーたちは、歩道で拾い集めたものや、蚤の市で見つけた古いものなどからインスピレーションを受けてオブジェを創作していったという。

非常に魅力のある陶器ではあるが、高価であることだけではなく、実際に日常で使うことは容易ではない印象があるため、いまだ購入には至っていない。
こういうものを18年にわたって販売し続けているというのもすごい(同ブランドの輸入販売を手掛けるのはアッシュ・ペー・フランス)。
日本の実利的な家、特に物でいっぱいあふれたi家の中ではこれほど調和しづらいものもないのではないかと思うが、アッシュ・ペー・フランスの村松社長は、「日本女性ほど、生活の中にこういう物を取り込んでいく豊かな感性を持った人々はいない」と話していた。

ああ、スペースを広げることはそう容易ではないから、もっと物を少なくして、美しい生活がしたい。
 2014/02/11 21:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

よく見る夢
ここのところ神経が疲れ切っているせいか、昨晩はまた嫌な夢を見た。
といっても私にとってはよく見る夢で、つまり、飛行機の時間に乗り遅れる夢である。いつも乗り遅れる現場までは立ち会わずに、空港のチェックインに到着するかどうかのところで終わるのだが、とにかく遅れる!と気が気でないプロセス(早く行きたいのに、それを妨げる事ばかりが起こる)がずっと続くのである。

実は、今回の出張でフライトチェックインにぎりぎり間に合ったという経験をしているだけに、この感情はかなり真に迫っている。
ロンドンを離れる際、余裕をもってホテルを出たのに、どうして遅れそうになったかという言訳をすると、ヒースロー空港に向かうエクスプレスの降車駅を間違え(あのエクスプレスは高いのに、何だか乗り降りがややこしくて、日本のような親切なアナウンスもない)、広い飛行場を周るシャトルバスでぐるぐる移動するはめになったのである。別のターミナルに来てしまったあの時の焦りといったら…。
シャトルバスで行くといいよと教えてくれた空港のガードマンのおじさんの「It’s normal(この時間なら普通。まだ大丈夫だよ)」という言葉がどれだけ慰めになったか。

ホテルから直接タクシーで向かえばこんなこともないのだが、節約を重視するとこうなる。タクシーなら80ポンド、エクスプレス利用ならその駅までのタクシー代と合わせて40ポンド(地下鉄を使えばもっと安いが、思い荷物をいくつも持っての階段移動は無理)と、40ポンド(7200円)の差があるが、神経をすり減らす位だったら…、究極の選択であろう。

交通機関の時間に追われているのは、ここ小田原でも同様で、1時間に1本のバス、また小田急やJRも1本外すと、東京での約束時間に間に合わなくなるので、いつも時間を気にして行動している。
今思うと、目黒(目黒駅からも恵比寿駅からも徒歩10分の場所)に住んでいたころは、余裕があった。

加えて、出張から帰るとやらなくてはならないことのてんこ盛りで、あちらあらもこちらからも催促の声が聞こえてくる。
神経の疲れが高じると、被害妄想が拡大してくる。周りが怪訝そうな顔で私を見る…、後輩たちはどんどん活躍していく…。最近、東京の動きから取り残されているようで、鎌倉で心を病んでいった芥川龍之介の気持ちが分かる(?)。

心身の疲れがとれずに、昨日も鍼灸の先生のところに駆け込んだ。
プレッシャーに弱い私。つくづくもっと図太くならないといけないと思うのだ。

 2014/02/07 11:57  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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