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父との小旅行
今週は父の転院も無事終わって、少しホッとしたのだが、それもつかの間、今日は早速、病院から呼び出しがあった。

尿道に入れてあるカテーテルを引っ張って取ってしまったので、急きょ、また元の病院に外来で行かなくてはならなくなったのだ。
ストレッチャーの介護タクシーでの病院往復になるので、家族が付き添わなくてはならない。これはどこの施設にいようと同じ。

今日は遠方での仕事でなかったのはよかったが、昼前後に来客があったので、午前中の移動は今のケースワーカーさんにお願いして、帰りの引き取りにかけつけた。

先生には怒られながら、多くの方々にお世話になりながら、ケロッとしている父と一緒に、帰路へ。
父も移動とともに何か自分が大変なことになっていることは分かっているらしく、
「うちは破産しない?」などと言っている。
「そうかもね」と応えながら、「また往復1万円かかるんだよ」とはもちろん口にしない。

今日は風の強い1日だったが、午後からはぽかぽか陽気。
ストレッチャーに横になりながらも、車の窓を通して久しぶりに見る外の景色に、父は盛んに
「きれいだね」。
色とりどりの街並みが、太陽の光を受けてきらきら光っている。
「そうだね」と応えながら、「もう管を抜いたりしないでね、おしっこが出るところが壊れちゃうからね」と、何度も言い聞かせる。
「わかった、あんたのいうことは聞くよ」と父。

父とこんな会話をしたことなんて今まではなかった。
こういう時間がもてるのも、父がこういう状態になったからこそと、感謝した。

でも、お願いだから、もう管は抜かないでね。

 2012/03/30 22:16  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

フォロワーシップが大切
私もかなり仕切り好きだが、世の中にはかなりの仕切り屋がいて、とにかく何でも自分が仕切ってないとイヤという人がいるものだ。
ただ、それが現場のニーズとくいちがっている場合は最悪。
問題となるその現場にいないのに、遠隔操作で仕切ろうとするのが一番困る。

店の運営でも何でも、刻々と変化する現場の状況を把握する人を信頼し、任せるということがいかに重要なことか。

今、一番大切なのは、優先させるべきは何かということ。あまり私利私欲にとらわれていては、その辺ををきちんと判断することができなくなる。
組織や社会(家族もそう)というのは、時には任せることも大切なのである。

でも、普段、コミュニケーションがよく取れていない場合は本当に難しい。
 2012/03/24 22:19  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

焼き肉で心身スタミナアップ
神楽坂の路地を入った情緒あふれる裏通り。この一角に近年出来た高級焼き肉店で、おいしいお肉をたくさんいただいた。
さっぱりしたキムチもナムルもどんどん進む。
焼き肉には何といっても赤ワイン。食通、ワイン通の友人たちと、心身ほっこりのひとときであった。
最後の冷麺は、おなかいっぱいで食べきれず。
 2012/03/22 11:42  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

老人介護施設を取材(?)
父の病院治療もいったんめどがつき、退院を促されているので、次の場所を決めなければならなくなった。
病院側としては1日も早く「自宅介護」へ移行させたいところだが、介護5、歩けない、カテーテル入り、認知症進行を考えると、とても高齢の母のもとに帰すわけにはいかない。
ずっとお世話になっているケアマネージャーさんがお手上げという助け(?)も得て、とにかく「自宅介護」以外の選択肢を早急に当たらなければならなくなったのだ。

というわけで、先週末は、部屋が空いているという情報を得たグループホームを皮切りに、介護老人保健施設、療養型病院と、3か所の施設・病院を見て回った。
私はこの年(54歳)まで、このような施設とは無縁だったのは幸いだが、知識もなく、それらの名前はよく耳にはしていても、施設の種類や役割の違いはまったく分かっていなかったことを思い知らされた。
老人問題は実際に体験してみないと本当に分からない。

そして、痛感したのは、この現場には実に優秀なプロフェッショナルな方々が活動していらっしゃるということ。
お会いした責任者や相談員、ソーシャルワーカーの方々は、実に親身になってこちらの話を聞いてくださり、その上で地域の情報交換が密で、施設間の連携がすばらしくとれていた。
そういう素晴らしいスタッフが働いていらっしゃる病院および施設というのは、それぞれの管理体制や環境も良くて、組織というのはどういう種類のものでも同じものなのだなと思った。

結果はまだ見えていないが、まるで充実した取材を行ったような爽快感。
今後の母のためにも、さらには先々の自分自身のためにも、実にいい経験のできた一日であった。
 2012/03/19 10:05  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

古い物たちとの別れ
昨日から両親の家に泊まり込んで、長年の懸案だった家中の大片付けに取り組んだ。ああ、よく働いた。
とにかく大きな家具を減らさなくては、モノが減らせない、スペースが増やせない。
父の本もすごいが、わけのわからないがらくたが山のよう。頭を使って、効率よく片付けていく必要がある。

我が家は、祖母(母の母)が茶道の家元(全国的にはかなマイナー)の家に生まれ、お茶の先生をしていたこともあって、戦前からのお茶道具がタンス一つ分あった。
モノというのは使わなきゃ、もったいない。
それを長年放置していたのを、ここにきてどうにかしなきゃと、母も思い腰をあげてくれたのだ。

そこで、近隣にある骨董屋さんに、2日にわたって来ていただいて、多くのものを持っていっていただいた。
その店には私が何度か立ち寄っていたことがあり、この人になら頼める、大丈夫と思っていたのである。

とにかくプロは手際がいい。モノを通して、母といろいろな話をしながら、モノの背景を聞き出し、また豊富な専門知識を教えてくれる。
話のし通しなのに、あっという間に選別し、片付けていく。
母も、昔のことをたぐりよせ、確認しているようで、いつもより元気。
とくに2日目に、母の祖父(家元)のことをある程度調べてきた時は、母もうれしそうだった。

着物や家具やらいろいろなものを持っていっていただいて、残った金額はちょっと豪華なディナー2人分程度。祖母の苦労を思うと、ちょっと申し訳ない気がしないでもないが、それ以上に、いい時間をいただいたと思う。
今の母にとってはせめての慰めになったと、感謝している。
骨董屋さんがいい商売をしてくだされば、また人の縁がつながっていけば本望だ。
古いモノを処分するのに何十万円、何百万円とかかる時代。少なくとも我々の方に少し残ったことがありがたいと思わなきゃ(家中の片付けはまだ序の口。これからどれだけコストがかかるか…)。

それにしても、骨董や古道具が昔から好きな私。
どうして自分の家にある古ダンスの中を開けてみなかったのかなと、ちょっとだけ悔やまれたが、明治時代の雛人形ともさっぱり別れを告げた。
モノというのはしまっておくだけでは、もったいない。


モノはモノ。大事なのはその記憶であり、モノとモノをつなぐ人の縁なのである。
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 2012/03/16 23:46  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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