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美しき一体感
今年ももう半分が終わり。
サッカーワールドカップの日本代表チームの姿は、それを締めくくるのにふさわしいものであった。
苦しさのどん底からいかに努力して這い上がるか、スポーツは人の生きざまを凝縮したかたちで見せてくれる。
本当の苦しみを体験しないと本物になれない…。

日本という国の真骨頂は、やはりチームプレイなのだろう。
PKを外した選手への深い同情と慰めに満ちた一体感は、美しすぎるとしか言いようがない。
「応援してくれた人にも批判した人にも感謝したい」――本田のコメントもカッコよかった。
これらの報道を通し、人々はそれぞれの人生を投影し、重ね合わせ、自分もがんばらなきゃと、また明日からのエネルギーに変えていくのである。
とくにサッカーファンというわけではない私のような人間にとっても。
 2010/06/30 23:49  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

隠れ家風の和菓子屋
昔よく行った中目黒「東山」のシンプリシティからご案内をいただき、八雲に昨年出来たという新しい和菓子屋「楳心果」(ばいしんか)のレセプションへ。

目黒在住30年以上だというのに、炎天下、八雲界隈を歩き迷うこと30分。
自分自身にも腹が立ちながら、やっとたどり着くと、そこは古めかしい厳かな構えの一軒家。
普段は朝食におかゆを出すというお茶室風の部屋に案内され、思わず「水をください」と言ってしまった私。出てきたのは大葉の香りのお茶が、グラスの10分の1ほど(残念ながらお菓子はいただく席がありませんでした)。
改装を施した建物にも、一つ一つの調度品にも、ちょっと気取ったおもてなしにも、同社らしい美意識があふれている。

久しぶりにお会いした緒方社長は、以前と少し変わって健康そうな雰囲気に。
もともとの本業でいらっしゃる店舗デザインの仕事で、上海に頻繁に出かけているという。優れた経営者は、きちんと収入源と表現の場のバランスをわきまえている。
何よりうれしかったのは、インタビューさせていただいたのはもう5年以上も前なのに覚えていてくださって、「あの時は取材を受けるのもまだ5件目位だったけど、一番よくまとめてくださって」とおっしゃっていただいたこと。
まさにライター冥利につきる。この一言に救われる思いだった。

建物正面にあるギャラリーでは、7月5日まで美しい色とフォルムのガラス展を開催している。
隣は、どうやら普通の人は入れない会員制のレストランらしい。
 2010/06/22 17:17  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

30年前と同じたたずまい
久しぶりに渋谷の街を歩いた。
いや、渋谷には行きつけのジムがあることもあって、しょっちゅう行っているのだが、パルコから先の方にはほとんど足を延ばさなくなったのだ。

30年前からあるエスニック系の店。ここはメキシコや南米のものを多く扱う。
品ぞろえも客層もあまり変わらない気がする。
最先端のセレクトショップにはエスニックのスパイスが決め手になっている昨今だが、そんなことはおかまいなしに、ずっとこういう店が存在しているのはすごい。

 2010/06/21 22:28  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

「新天地」を見つけた人
長年おつきあいいただいている諸先輩方と計4人で、六本木ヒルズ「ラトリエ・ドゥ・ジョエルロブション」で会食。
中国でデザイナーとして活動しているS氏の帰国中に、久しぶりに会おうということで集まったもので、輸入素材会社の社長I氏、長年勤務した大手アパレルで今は顧問として仕事をしているB女史に加え、私も誘っていただいた。
お三方ともちょうど私より10歳年上の62〜63歳。いろいろな意味で第二の人生を考える年代である。

S氏が企業からの派遣というかたちで中国に拠点を移したのは、54歳の時。
今はフリーランスのデザイナーとして、日本人数人とチームを組んで、中国は広州の郊外にある会社で仕事をしている。
ある専門分野においてキャリアのある日本有数のデザイナーだが、「もう日本には仕事がない」というのが転機になったようだ。
今の仕事や生活環境を楽しんでいる様子だが、そこに至るまでには相当の苦労があったことだろう。1年前には奥様を病気で亡くされている。

これから30年をどう生きるか(どう食べていくか)が目下大命題の私にとって、実に刺激的な話であった。
言語(情報)の仕事に固執していると、なかなか日本(東京)を飛びさせないのだが、場所はどこであれ、私もまだまだ何か新しいことができるかもと思わせてくれた。
体力と気力さえあれば、何でもできる。
私は私なりの「新天地」を早くみつけなきゃ。



「ラトリエ・ドゥ・ジョエルロブション」に来たのは、ほぼオープン直後以来だが、相変わらずの盛況ぶり。スタッフのきめ細かく自然なサービスがすばらしい。
 2010/06/16 10:57  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

情報通信の煩雑さ
IT系の人々はよく「インターネットはタダ」と言うが、そんなことはない。
毎日、当たり前のように使っているインターネットも、それを使うのに毎月どれだけのお金を払っていることだろう(年間に換算すると相当のもの)。
ましてや、固定電話、携帯電話、さらに新聞代、ケーブルTV、そしてNHK受信料(なぜかお金持ちの人ほどこれを払わない傾向がある)と、情報通信関係に定期的に支払っている金額はバカにならない。
仕事の経費も全部自分持ちの人間にとって、最近、これらの見直しを時々するのだが、なかなか削ることができない。Ipadなど、私にはまだまだ遠い話だ。
将来、貧富の差によって、情報格差が広がることはいうまでもない。これは大きな社会問題なのではないだろうか。

前から気になっていたレッツノートの初期化を行った。
2006年から2年ほど使ったが、機能がかなり不安定になっていたので、今は2台目PCとして主に出張用だけに使っていたのだ。
古いデータを整理し、再インストールを行い、初期化したところで、また改めてさまざまな接続を行う…電話でサポートしてくれる人次第で、こちらの意図をすぐのみこんでくれて効率的にいったり、逆に必要以上に時間がかかってしまったり。加えて、やっている過程で別の問題が発生する。
2日がかりで、どうにかすっきり再スタートが切れるところまで行きついた。

それにしても電話やインターネットの料金システムは複雑すぎる。
素人にとっては、なかなかトータルに適切な把握をすることは難しい。
IP電話から光電話に変えると、毎月の基本料は下がるらしいが、そのための工事料金やら新たな接続にかかる煩わしさなど考えたら、当分今のままでいこうということに落ち着いた。
これも生活の大切なインフラには違いないのだが、「もっとシンプルな生活がしたい」と常に思っている私には納得いかないことが多すぎる。
 2010/06/15 11:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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