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自分独りで抱え込まない
お正月に元気だった父が、1月中旬から腰痛がひどくなり、一時は家の中でもまともに動けないという事態がおきた。
私は海外・国内の出張が続き、母の「帰ってこなくて大丈夫」にも甘えていたが、やっと昨日、日帰りで様子を見に行った。
老人というのは1ヶ月、2ヶ月のほんの短い時間に様変わりするものだなとつくづく思った。父の状態はだいぶ回復していたが、腰が曲がって、すっかり老人の姿勢に(87歳だから、もともとれっきとした老人だが)なってしまっていたのにびっくり。

最近、テレビでも認知症の夫を介護する妻がよく紹介されるが、誰が大変って、一番大変なのは病人につきそう妻(もちろん夫の場合も)。
女性というのは元来、誰かにつくすことに喜びを感じるから、父のお世話で日々送っている母は「これが自分の役割」と現状を受け入れて、ある意味で幸せを感じたりもしているのだが、四六時中顔をつきあわせていると、精神的にまいってしまう。
病人の方も、いうことがきかなくなった自分の体の鬱憤をどこにもぶつけることができないから、横にいる人に当たってしまう。

両親の場合はありがたいことに、地域医療に熱心な医者が定期的に往診してくれ、その紹介で週2回は若い男性がマッサージに来てくれ、またなおかつ、若い世代の友人たちにも恵まれている。
夕食の時間を一緒に過ごしてくれる「親友」もいるし、時々電話をかけてくれる人も少なくない。

これは介護の場合だけでなく、例えば会社経営の悩み、仕事の悩みもそうだと思うけれど、とにかく独りだけでその苦しみ、悩みを抱え込まないこと。
大変だ、苦しいと声をあげること、周りの人や、解決のためにその道の専門家に助けを求めることが大事だと思う。それは、少しも恥ずかしいことではない。
私などは不安や悩みを自分の内にととどめておくことができないから、いつもあけっぴろげに打ち明けてしまう。あなたはすぐ弱音をはくのね、と言われたこともある。
正直に悩みを話すと、離れていく人もいる。それはそれでいい。苦しい時に本当の友というものが分かるのだ。

これは理屈ではなく、苦しいのは決して自分だけでないと分かった時、人は救われるのである。
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 2010/02/28 17:51  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

50代の憂鬱
非正規雇用労働者も大変だが、正規雇用である企業の正社員も大変だ。
同い年の女友だち(独身)の悩みを聴いていて、つくづく思った。
このご時勢、ボーナスがないというところは珍しくないが、毎月の給料だって減額とくる(定収入があるってありがたいことよという言葉が口に出かかるのをぐっと我慢)。

管理職ならまだいい。会社の組織改編とともにポストを格下げされ、直属の上司(40代)は30代の若手に期待をかけて、重要な仕事はそちらへ回ってしまうらしい。
競争や人と比べられることが苦手な私には、企業内で働き続けることはとてもできない。
そりゃ使う側にしてみれば、どうしてもマインドが切り替えられないベテランより、若い方が使いやすいのは分からなくもない。

自分が今までがんばってきたことは何だったのだろうか。
自分はもう会社から必要とされてないのではないか。
これから定年までどうしていけばいいのか…。
完全なアイデンティティクライシスである。
こんな苦しい時は今までなかった。夜も眠れない状態が続いているという。

その苦しみは痛いほど分かる。だからこそ、私は彼女にこう言うしかなかった。
リストラされるよりマシじゃない? 
50歳過ぎたら、再就職は難しいわよ。アルバイト探すんだって本当に大変なんだから、正規雇用はないわよ。
しぶとく居座るのよ。あなたはそこにいるという存在だけで貢献しているんだから。
これまで培ってきた人脈使って、これはやりたいというプロジェクトを勝手に立ち上げてしまえば? 結果を出せばいいんだから。

それにしても、定年、年金までまだ時間がある50代。体力もまだまだ有り余っているし、マジメに働いているのに、仕事がない、居場所がないって、何か解せません。
これは日本の社会の大きな問題ではないでしょうか。
 2010/02/25 22:29  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

髪の毛切って春支度
カット&スパ(頭皮のケア)をしに、2ヶ月ごとに近くの美容院へ行く。
以前はもっぱら青山界隈だったが、最近は何事も地元(恵比寿・目黒界隈)で済ます。

ニューヨークかLAかロンドンの片隅にでもありそうな、手作りのインテリアのかわいい美容院。
40代前半の女性オーナーが、若いスタッフをよくまとめていて、チームワークがよく出来ているし、サービスにも細かく気を配っているのがよく分かる(優秀専門店運営のケーススタディに紹介したい位)。

青山辺りの人気店にありがちな気取りがなく、近所のオバサン・オジサンも気軽に立ち寄れるという気さくな雰囲気はいいのだが、これはこれで結構疲れる。
若いスタッフが一生懸命気を使ってくれるのはいいが、歯の浮いたようなお世辞がもともと苦手な私は、だんだん居心地が悪くなってくる。
接客って本当に難しい。とくに私のようにうんと年上の客の相手は大変だろう。
特に私は、妙な緊張感を与えてしまうようだ。

あらゆる種類のサロンに共通するが、私が好きなのは、相性ぴったりのプロフェッショナルが一人で何から何までやってくれるような、パーソナルなところ(カットの上手な人に出会えても、シャンプーなどをやってくれる他の人たちが気が利かなくて嫌になることが少なくない)。
それでも、とりあえずはここで、と新しいところを開拓することに消極的になっているのは、やはり年のせいだろうか。
 2010/02/21 16:37  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

VIVA! アルモドバル
久しぶりに、アルモドバルの映画を観た。
邦題は『抱擁のかけら』。

彼の映画は好きでほとんど観ているのだが、彼の近年のミューズであるペネロペ・クルスがどうも好きになれず、今回も二の足を踏んでいたが、思い切って映画館に出かけた。

彼の映画に登場するのは、男は、ほとんど女好きの男とゲイのみ。
女は、運命に翻弄される女と母性の女。

アルモドバルの映画は、いつも魂の深いところに響く。
自分にもラテンの血が流れているのかもしれないと思わせてくれる。

「映画は完成させないとね」という最後のセリフがしみた。

劇中劇の以下の場面が一番、アルモドバルらしかったかも。


 2010/02/18 00:07  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

真珠のネックレス活用術
女性なら誰でも、真珠のネックレスへの憧れがある。
でも、実際のところは、持っていたとしても登場するのは冠婚葬祭(とくにお葬式)の時だけで、普段は引き出しの中に眠っている?
普段のカジュアルな服には合わないと思っている?
あるいは、留め金具が今一つ気に入らない、使い勝手が悪いなどで、出番が少ないという人も少なくないのではないだろうか(ジュエリーというのはある意味、留め金具がポイントなのだ)。

一つは本物の真珠をと思ってがんばって購入したり、ダンナさまからプレゼントされたり、母親からゆずり受けたりと、手に入れたきっかけはさまざまであっても、普段、身につけないでしまっておくなんて、もったいない。

真珠の専門家である友人が、ここに目をつけて、「ワイズグレース」という留め金具のシステムを開発した。

この留め金具はゴールドやダイヤ使いなど数タイプあって、パーツそのものがジュエリーなので、普通に首の後ろで留めるだけではなく、胸元の前の方に持ってきて積極的にそのデザインを楽しめるというわけ。
手持ちのネックレスの留め金具をこれに取り替えるだけで、用途が広がるし、2本のネックレスをこれでつないで、長さや素材の組み合わせを楽しむこともできる。

真珠というのは、日本を象徴する素材の一つ。
日本人特有の身だしなみ感覚でなく、本物の真珠をもっとファッションとして自由に楽しむことができたらいいなと思う。
今日は外でディナー、なんていうときも、普段のニットにちょっと加えるだけで華やかに(しかも品良く)変身する。

これこそ大人の女のおしゃれ!



手持ちのものを有効に活用するためのアイデアこそ、今の時代ならではの隠れたビジネスチャンスだ。宝の持ち腐れには気をつけよう。
 2010/02/12 17:14  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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