« 2009年11月 | Main | 2010年01月 »
あらゆることに、ありがとう
この不景気が、人の心をも荒廃させてしまうのか。
そう思うことが今年は少なくなかった。
確かに他人にかまっていられる状況ではないかもしれないが、自分のことしか考えない傾向が強まっているような気がする。

人は、自分が相手にやってあげたことはよく覚えているものだ。
あの人にあれをしてあげたのに、あの仕事でああいうふうに貢献したのにと、見返りを求めてしまう。
でも、そのご褒美はその相手からではなく、違う人からいただいていると思えば、楽になる。

今年は、私にとって試練の年であった。
どうしてうまく事が進まないのか、なぜこういう目に遭うのか、なぜこんな嫌な人とかかわらなければならないのか。
そういう苦しい時はこう思うようにした――これは、きっと何かの「意味」があるに違いない。

2009年という年のクリスマス前夜、
すべての人に「ありがとう」と言おう。


プライベートでいただいたクリスマスカード(母、海外に住む友人や親戚から)。
年明けにかけて、あと何通届くかな。
そういう私は今年、1通も航空便で出さなかった。ごめんなさい。

 2009/12/24 21:51  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

リサイクル、リフォームを有効活用
静岡県の三島でカジュアルショップをやっている友人から電話。
「店でサンプルセールをするから、何か着ないものや使わないものがあったら送って!」
フリマといわれるとなぜか燃える私。なかなか自ら開く機会はないが、声をかけてもらうと張り切ってしまう。
早速、たっぷりと蓄積している服や小物の整理にとりかかった。

昔、古着屋さんで買った乗馬ズボンやチロリアンジャケットから、箱に入れたままの新しいバービー人形、バッグや帽子、こまごましたガラクタまで。
比較的最近のものでは、何度か着たけれどどうもしっくりしないニットや、数回しか着用していないスカート。
ちょっともったいない気もするけれど、タンスの肥やしにしとくよりは、どなたか気に入ってくれる人に使ってもらったほうがいい。どれもクリーニング済みである。
大きな袋、ぎっしり3袋分にもなり、宅急便で発送した。

三島近辺に行く用事のある方はぜひ寄ってみてください。
http://sakuracour.com

いろいろ整理しているうちに、丈が長すぎてほとんど着ていない「ジュンヤ・ワタナベ」のダークグレー(カーキ)のトレンチコートや、今はなきデザイナーブランドのマリン調紺色ニットワンピースも発見。
どちらも、背の高い私でさえ、裾をひきずりそうな長さ。実はこういうロング丈が大好きなのだが、歳とともに、こういう長さのものは危険だし、決して着やすくもない。
これらはベイクルーズグループがやっている渋谷のお直しショップへ。裾上げ代は、それぞれ3000円強。

使わないものをそのまましまっておくほど、もったいないことはない。
こうやって、手持ちのものを最大限に活用していきたいと思う。
 2009/12/22 14:04  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

寿司屋で忘年会
昨夜は、今年最初で最後の忘年会。取材をきっかけに出会った会社の方に声をかけていただいた。
仕事柄、毎年多くの新しい出会いがあるが、こんなふうに食事に誘っていただくということが多いわけではない。恒例の忘年会のメンバーに加えていただけるなんて、本当にうれしい…。

会場は、昭和にタイムスリップしたような、東京の私鉄沿線にある昔ながらの寿司屋。
そこをほぼ貸切状態で、その会社に関連する、いろいろな職種の人々がカウンターを囲んだ。年代も30代から60代までさまざま(男女半々)。
平目のお刺身など各種つまみに始まり、箸休め、生牡蠣、各種にぎりと、とびきりおいしい新鮮な魚の数々をいただきながら、日本酒の熱燗も進む。
以前なら完食が当たり前だった私の胃はすっかり小さくなり、途中から半分いただくのがやっとに。トロのにぎりなんか、とても2貫はいただけません。

経営者のKさんをはじめ、男性陣は皆スマート。女性先輩方も人間味あふれている。
久々にパリから里帰りしている大学院生、テレビ局のディレクター、新たに専門学校で勉強を始めることになったデザイナーと、優秀な30代女性陣も皆キラキラしている。

1年分のおいしい寿司をいただきました(こんな時は写真を撮る余裕はありません)。
 2009/12/19 18:06  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

フリーライターは存続できない?
私は怒っている。怒りを通り越して絶望している状況ですらある。
ただでさえパッとしない年の瀬に、暗い話で恐縮だが、これは誰かが言わなくてはならないことだと思う。
問題は、「原稿料」についでだ。

先日、長いつきあいのある某媒体からの振込みを見て、愕然とした。
明らかに半額に値下がりだ。
その原稿を書くのにどれだけエネルギーを使い、自分自身に投資しているか。私でなくては絶対に書けない原稿であったと自負しているが、そんなことをここでいうつもりはない。
会社の事情があるのは分かる。だが、担当者からはひと言もないのが納得いかない。
こういう時に大切なのは、人としてのコミュニケーションの問題であるとつくづく思う。

ベールに包まれて一般には分かりにくいものだが、もともと「原稿料」というものは恐ろしく安いものであった。
雑誌で1ページ1万円ちょっとという原稿料で連載を続けている時、ある人に「今どき、こんな世界があるのか」と驚かれた。
フリーランスになって20数年。私はことあるごとにこの問題に直面し、時には原稿料の値上げ交渉も行い、かなり煙たがれてきた。
これは自分自身の問題だけでなく、後に続く同業者にとっても、きちんとした道筋を作っておく必要があると思ったからだ。

コンサルやマーケティングの先生方にとっては、メディアへの寄稿は一つの販促でもあるから、まだいいだろう。
きちんとした定収入のある会社勤めの方々にとっては、原稿料はポケットマネーとなるアルバイト代のようなもの。
でも、原稿料で生活をしていかなくてはならないフリーランスのライターにとっては、これはまさに死活問題だ。

今年、私は初めて、「フリーライター」という職業の危機を痛感した(ここまで感じることは今までなかった)。もうその市場がなくなっているのだ。
インターネットの普及で、情報がただで手に入ることが当たり前になり(同時にアマチュアライターが増大し)、出版社も新聞社も火の車だが、その一番のしわ寄せは外部スタッフに来ている。
個人というものは本当に微力で、私も含めて、周りのライター職の人々は、本業とは異なるアルバイトをしなくてはならない状況だ。
(今、アルバイト市場もすごいことになっていて、おそらく正規労働者も多数介入しているせいか、ものすごい競争率。50代にもなるとさらに可能性が狭められる)

日本のファッションを語る時によく言われるのが、ファッションジャーナリズムの不在。
かろうじてそれを担っているフリーランスの人々が消えていく。
時代がそういう判断を下すのなら、それも潔く受け入れるしかないのかもしれない。
続きを読む...
 2009/12/17 11:22  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

時間とは? 人生とは?
昨日に続き、「時間」について強烈に考えさせられる映画を観た。
『ベンジャミン・バトン 数奇な運命』――今年前半に話題になったアメリカ映画だ。

タイトルの「ベンジャミン・バトン(ボタン)」は、主人公の名前。ボタンメーカーの息子として生を受けた人の、まさに数奇な運命が語られていく。
「ボタンを掛け違える」(日本語と同様、この比喩は英語にもあるようだ)という言い方にもあるように、「ボタン」というのは象徴的で暗示的。
3時間近い作品だが、退屈することなく引きつけられた。

時間というものは確固たるものではない。その一方で、人生というのはちょっとした偶然やタイミングの積み重ねでもある。

バイオレンスがほとんどなく、悪人が一人も出てこないところに、救いを感じる映画であった。
最近、年をとることがこわくなくなってきた自分自身を、改めて確認することができたのも収穫である。

 2009/12/14 18:42  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

| 次へ
2009年12月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新記事
最新コメント
keix
「みんなと一緒」が苦手 (2016年10月31日)
リボン
追悼 原田芳雄さま (2016年03月20日)
keix
「美」の感性を高める年に (2016年01月01日)
keix
「美」の感性を高める年に (2016年01月01日)
eriko
脳内に異常なし (2015年03月24日)
keix
オルタナティヴに生きる私 (2014年10月21日)
H・O
父のシューズを新調 (2014年09月19日)
keix
シルクの5本指ソックス (2014年07月24日)
eriko
母89歳の誕生日 (2014年06月12日)
cyoko
母89歳の誕生日 (2014年06月11日)
最新トラックバック
MOBILE ART (2008年06月30日)
服が捨てられない (2007年11月27日)

http://apalog.com/ueno/index1_0.rdf
更新順ブログ一覧
リンク集
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ