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年金暮らし老人の反乱
ハンガリーは行ってみたい国の一つなのに、ハンガリー映画というのは初めて見たような気がする。

銀座シネスイッチ(金曜日のレディスデーは900円!)で上映されている『人生に乾杯!』。この邦題のつけ方はちょっとどうかと思うが、まあそれは横に置いておいて。
主人公は、年金暮らしをしている老夫婦(半世紀前の2人の劇的な出会いが、東欧の歴史を感じさせる)。
世界的な高度老齢化社会の反映か、ここのところ、老人を主役にした映画が多い。

前半はバラバラした感じだったが、後半、主人公が愛車で強盗ツアーに出かけるあたりから、どんどんおもしろくなる。
最後の場面は圧巻。その「尊厳死」に、私は涙が止まらなかった。

年金といえば、私のようなフリーランスの人間が加入しているのが国民年金。
経済大国といわれるこの国で、数十年働き続け、国民年金を払い続けていても、毎月5万円位しかもらえないんですよ(それももらえるかどうかは不確実)。
それでどうやって生活していけというのだ。
私も、だんだん腹が立ってきた。
 2009/07/17 21:30  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

「開店休業」の夏
昨夜、青山の某フランス料理レストランで、フルコースをご馳走になった。
仕事関係者との4人の会食だ。
5皿以上も出るようなフルコース(しかも各皿のボリュームも充実)をいただくのは、久しぶり。上質なワインも堪能させていただいた。

それにしてもこの店、昨夜のお客は、確か私たち以外には姿がなかった様子。
今、飲食業は、とにかく安くておいしいカジュアルな店に人が集中し、いくらおいしくても自腹ではなかなか行けないような店は閑古鳥状態だ。
予約が入っていてもいなくても、食材の仕込みはしなくてはならないし、スタッフも待機していなくてはならない。お客より店のスタッフの人数の方が多いというのは、つらい。

昨夜のお食事はおいしかったが、最近あまり活動していない私には重かった。
あまりよく眠れなかったし、いまだにお腹が苦しい。
今の私には、やはり粗食が一番のようだ。

 2009/07/16 11:42  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

イタリアの職人芸
恵比寿のウエスティンホテルで開かれている「モーダ・イタリア」をのぞいてきた。
同時開催の「シューズ・フロム・イタリー」もあわせて70数社という出展者は、さすがに規模の縮小感が否めないし、その多くがコンサバミセス向けのファクトリーブランドだったりするのだが、中には注目に値するブランドも発見できる。




その一つが、柳・ラタンのメッシュバッグを得意とする「カパフ・ペッレッテリーエ」(capaf pelletterie)で、フィレンツエのメーカー。
今年からかぎ針ニットのきんちゃくバッグも登場し、既に方々のセレクトショップで目にする。
石のような丸くコロンとした止め具に、太めのゴールドチェーン、多様な色糸でざっくり編まれたニットに、見た目より軽いのが魅力。
荷物の多い私はとても無理だが、こういう小ぶりのバッグを粋に持ちたいものだ。

さらにシューズのフロアで気になったのが、「アレックス・バイ・マーキュリー」。
イタリア中西部にある工場で1点1点作られているもので、ソールとアッパーのつなぎ目がレザー・ステッチで縫い付けられているのが特徴。
ブーツ類はいかにもコアなイタリアという感じだが、サンダル類は軽くて涼しげ。
価格も良心的で好感が持てた。


いずれも、職人の手仕事が感じられるものたち。
ファストファッション全盛の今、人々が渇望しているのは、結局、こういう地域に根ざした伝統なのである。

 2009/07/14 10:06  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

「真夏」という名の縞模様
今日まで、表参道ヒルズ1階・ギャラリー・コーワで開催されている個展のご紹介。
自由学園工芸研究所の「プラネテとでかけよう」――。

同研究所は、バウハウスの教員であったヨハネス・イッテン(数年前に日本で回顧展がありました)から学んだ造形・色彩を基礎に、1932年からテキスタイルや教育玩具のデザインを製作しているところ。
その代表的な作品が、「プラネテ」(フランス語で“真夏”)という名の縞模様のテキスタイルで、何と75年にわたって作り続けられている。
各種バッグ、ポーチ・小物入れ、エプロンなど、アイテムも多彩だ。
染色から織り、縫製まですべて国内でありながら、価格も手頃。
たまたま通りかかった小売業のバイヤーからも関心をよせられている様子だ。

皆さん、のぞいてみてください。
http://www.jiyu.jp/kougei/200907/10.html

日本にもまだまだ、こういった隠れた名品があるのです。
 2009/07/08 11:02  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

かったるい選挙の季節
総選挙の前哨戦といわれた静岡県知事選で、川勝平太氏が当選した。
静岡文化芸術大学学長だったこの方に、ちょうど1年前、仕事でお会いした。
私は直接会話は交わさなかったが、場の空気を読みながら、終始笑顔で語られていたのが印象的だった。

その時の話のテーマは、「文化的視点から地球問題を考える」。
日本人の自然観というものをベースに、「森」の大切さに話が及び、日本が「鎮守の森の都」を持つことは世界の模範になると語っていらした。
企業経営にも美意識が必要と話しておられた氏が、今後どのような地域行政をおこなっていかれるか、興味津々である。

それはともかく、昨今の《自民VS民主》の報道には、本当にうんざり。
川勝氏がたまたま民主党の推薦を受けていたからといって、それを理由に投票した人がどれだけいるのだろう。
来週は都議選。党ばかりが前に出て、ちっとも候補者個人の顔も姿勢も見えないから、判断のしようがありません。
総選挙の日程もいい加減に決めてください。

 2009/07/06 10:13  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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