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年度末の節目に思う
一般には年度末に当たる今日。企業社会の外にいる私が言うのも変だが、新年度を迎えるに当たって、これまでの1年を締めくくる、そんな一区切りの日であろう。
会社では、組織や人事の移動も含めて、忙しい1日になっているのが実情かもしれない。

世の中、一層深刻さを増す不景気である。この風は、派遣労働者に限らず、下請け零細企業同様、フリーランスで働く身にはきつい。
フリーになってから20年余りで最大の危機かもしれない。こういうネガティブなことは普通は口にすべきではないだろうが、あえて言おう。
マスコミは企業からの広告収入が入らないから外部委託を削り、社員を守る。
外部を使うにしても、高くつきそうな経験者より、使いやすい若手の方を選びたいというのがホンネである。
こんな時には他人のことを思いやる余裕などない。

不景気の時こそ新しいことを始めるチャンス、こういう時にこそ新しい技術を習得すべき。分かっているが、それはある程度、(経済的)体力があってこその話だ。
不安にさいなまれると、新しいアイデアがなかなか出てこないし、そういうふうになかなか腹をくくれない。
更年期の体調管理にもお金がかかる。加えて、そろそろ国民年金も引き落とされるし、2年おきのマンションの更新もやってくる。(ものすごくリアルな話で恐縮です…)。

世代的にも打たれ弱いのかもしれない。
まず、戦争を知らない。団塊世代はまだ戦後のひもじさを経験しているが、私たち世代の多くは、食べるものがないという経験がない。
関西の人とは違って、住む場所や身内を亡くすような、大きな地震や天災にも遭っていない。
私がフリーになった1988年は、世の中、バブル真っ盛り。その恩恵にあずかったつもりはなかったが、それでも30歳そこそこの若造にとって、時代は追い風であった。
すべてを一からやり直すには、もう多くのものを持ちすぎている。

来年のセミナー講師は決まっていても、来月の仕事は見えない。仕事の連絡はめっぽう減っているが、飲み会のお誘いだけは入る。
花見のタイミングもあって、今週から来週にかけて1日おきに食事の約束があるのだ。こういう時に、共にお酒を酌み交わす友がいることは幸せに思う。

ふと我が家のベランダを見ると、2週間前には(3月14日のブログ)、蕾の気配も見えなかったチューリップにも、しっかり色づいた花が現れている。
時が経てば必ず花が咲き、実が実ることを信じて、今の苦しい時期を乗り越えなきゃ。


 2009/03/31 11:40  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

枇杷の葉エキスを作る
以前から作りたいと思っていた枇杷(びわ)の葉エキスを作ってみた。
効能のすごさや実際の作り方については、セラピストのMさんに教えてもらっていたのだが、肝心の枇杷の葉が周りにない。伊豆の山の方に住んでいる友人のSさんが、庭から葉を取ってきてくれたのだった。

枇杷の葉をきれいに洗って水分をふき取り、ざくざく切ったものを瓶にぎゅうぎゅう押し込み、ホワイトリカーで満たすだけ。
私は、ウォッカを使用。広口の瓶がなかったので、ミネラルウォーターの空き瓶に分けて入れてみた。あとは半年位そのままにすれば、出来上がり。

そのまま飲んでもいいけれど、口内炎や火傷の処置に使ったり、こんにゃく温湿布に利用したり。私は化粧水に使うつもり。
抗癌剤の副作用でひどい肌荒れになって、どんな化粧品も受け付けなくなってしまったというKさんも、これだけはOKだったと言っていた。
自然療法の中でも代表的な枇杷の葉。アトピーなどにも効くらしいので、困っている人は試してみてください。
 2009/03/27 10:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

力作揃いのコレクション
JFW(09秋冬コレクション)の2日目。
官民一体の組織となって早8回目。国からの支援による成果が出ているということなのだろう、全体的に中身が濃い(すべてを見ているわけではないが…)。
5〜10年位前だったか、正直言って「どれを見てもうんざり」という時期があったが、今回は(個人的好みは別にして)どれも力作ぞろい。確かに、以前よりレベルがあがっていると思う。優秀な若手が増えている証拠だ。

特に、取材で会ったことのある人、話したことがあるデザイナーのコレクションには親近感を感じる。
そういうブランドからお勧めを紹介。どれも素敵な人々ですよ。

まず、昨日スタートを切った「motonari ono」。作りこんだディテールの持ち味はそのまま、これまでよりも軽やかに。シャツドレスやショートパンツ、ほんのちょっぴりのミリタリーテイストが今年らしい。デザイナー(あのぶっ飛んだオタクキャラがいい)のヘアスタイルがモデルと同じにリーゼント状に高く結い上げられているのには、会場から笑いが…。

「matohu」。ほとんど黒一色で、これまでの集大成ともいうべき力強いコレクション。「和」に着地せず、日本の美意識が明確に打ち出された。真摯な姿勢でクリエーションを追求するデザイナーの2人(禅の修行僧のよう)ならでは。それに今回は実際に着てみたいと思わせるものが多かった。

出産を経て1年のブランクから復帰した「YUMA KOSHINO」。サラブレットらしく何でも器用にこなせるんだよね、この方は。私は1つめの、ファーやツイードを組み合わせたグループがかわいくて好きでした。最後にあらわれたユマさんの、さらさらロングヘアが印象的。

「AGURI SAGIMORI」も、黒の世界で力量を発揮。あの若さでこれだけのことができるのはやっぱりタダモノじゃない。

そして、今回はショーを行わず、画廊でのインスタレーションで見せた「suzuki takayuki」。こういうアーティスティックなアプローチの方がこの人らしい。テーマはtangled(絡んでいる)。相変わらず美大生のような風貌のデザイナーに会い、言葉を交わしてホッと和んだ。


どのデザイナーも、春夏物よりも秋冬物のほうが数段いい。日本人のデザイナーは、秋冬シーズンの方が力量が発揮できるのかも。

 2009/03/24 21:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

神前結婚式初体験
桜の堅い蕾もほころび始めた昨日、友人の結婚式で東京大神宮に行った。
友引というお日柄に、空は青く輝き、結婚式にはパーフェクトな日である。
飯田橋駅から徒歩5分のこの神社。実は、私はその前を通ったこともなかったのだが、縁結びの神として最近は「婚活」に励む女性たちのメッカになっているらしい。
何しろ、「東京のお伊勢さま」といわれる由緒正しい神社だ。
神社に到着すると、土曜日ということもあって、境内にはお参りの順番を待つ人々が行列を成していた。おみくじをひく場所も賑わっている。
こぢんまりと温かみのある神社だ。いい「気」が流れているとでもいうのだろうか。

育った環境に、神社との縁がまったくなかった私。お参りやお祓いという習慣をかえってエキゾチックに感じていたし、神前結婚式に参列するのも初めての経験である(そういえば、遠い昔、七五三には行ったかな)。
神殿に入る前の手水から始まり、巫女さんの舞も含めて儀式の一つ一つがとても興味深かった。基本的には同じ儀式が古代からずっと守られ、その伝統が続けられているのはすごいことだ。
外ではお賽銭箱の向こうに、参拝者が次々に手を合わせているところも見える。
何より、古色あふれる建物の魅力とともに、心安らぐ空間であった。

さて、結婚式をあげた2人は、40代前半と同後半の大人のカップル。
合計35人が式に続いて、披露宴(神社に併設された会場)にも出席した。
新婦の友人である私は、始めて会う新婦の友人たちと会話を交わしたり、両家のご家族にご挨拶したりして、楽しいひとときを過ごした。
新婦同様「大人」の女友だちは皆リラックスしてお祝いしている様子だったが、気になったのは男性陣。ご親族のカラオケ独唱会にもどこか冷ややかだったし、同じテーブルに座っていた新郎友人は、(知り合いが誰もいないのは分かるが)最初から最後まで誰とも口を聞かずに黙々と食事をしていたのが不思議であった。
男女の社交能力の差であろうか、日本人のつつましい特質であろうか。

それともう一つ、久しぶりに正統派結婚披露宴に参加して、「変わったなあ」と思ったたことがある。
これは先日の別の立食パーティでも同様であったが、披露宴が写真撮影会のようであったこと。デジタルカメラの発展も大きいだろう。
まるでプレス向けのタレントによる新製品発表会のように(結婚披露宴の場合の被写体は、もちろん新婦)、進行の中で撮影チャンスがいくつも設けられているのを新鮮に感じた。そうでなくても皆勝手に立ち上がってカメラを構える。
私もバシバシ撮りまくったことは言うまでもない。

 2009/03/22 12:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

身近な社会貢献に遭遇
昨日、ある街で、地図を片手に友人と飲み屋を探していたら、学生風の若い男性が声をかけてきた。
うろうろしているオバサン2人をさぞかし気の毒に思ったのだろう。
「どこを探しているんですか?」
地図を見ていても方向がわからなくなる私。その街には昔住んでいたこともあるのに…。
「いや〜、ここなんですけどね」
地図で目的地を指差すと、その付近に住んでいる人らしく、すぐ答えが返ってきた。
「これならあっちですよ。真っ直ぐ行って、コンビニを左に曲がった辺りです」
「わぁ、ご親切にありがとう!」
友人は、その彼の澄んだ眼差しに、うっとり。

最近の若い人は社会貢献意識が強い、ということは取材などで聞いていたが、やっぱりこういう人って増えているんだと納得した。
困っている人の役に立ちたい、何かいいことをしたいという気持ち。
NPOやボランティア活動などに積極的に参加する人も少なくないが、そういう行動に出なくても、身近なところから手を差し出すという心がけは素晴らしい。
海外ではこういう体験も珍しくないが、これまで日本ではあまり遭遇しなかった。

一方で、日本の若者は人とのコミュニケーションをとることが苦手とも言われたりするが、意外にそうでもないのかもしれない。
血縁である家族の絆に限らず、違う世代の人々との交流、共通の接点を介した他人との交流を求める動きが出てきたように思う。


 2009/03/15 21:34  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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