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時に感動与えるテレビ
テレビ番組を見ながら、時々泣く。
ドラマではめったに泣かないが、ドキュメンタリーに弱い。
昨夜も立て続けに、思いっきりゆるんできた私の涙腺を刺激するシーンがあった。

まず、8時からのNHK「ご近所の底力SP」。昨夜は、ヒョウ被害にあった青森のりんご農家の活動を紹介していた。日本って、野菜も果物も、工場製品のように見た目にきれいな形の揃っているものしか売れない。これ、どうにかならないものかね。
この中でりんご農家の若手ホープとして紹介されていたのが、20代初頭の若い夫婦。この奥さん、見た目はシブヤにいるような今どきの女の子風なのだが、この人が実に健気で、その言葉がずしりと来た。

「農業をやる前は、私には《夢》はなかったけど、今は《夢》がいっぱいある。だからどんなにつらいことがあってもやっていける…」

続いて、10時からの「プレミアム・10」では、今年生誕80年、没20年を迎えるという手塚治虫の特集だった。
学校時代の同級生の中には狂信的な手塚治虫ファンがいた。私はその作品をあまり熱心に読んだ記憶もないのだが、その偉大さは心から尊敬している。
実は私は、恐れ多くも、誕生日が手塚治虫と同じ(もちろん年は違いますよ)。気にならないわけがない。
壮絶な創作風景(あんな仕事をしていたら、早死するに決まっている)は語り草だが、今回は特にその音楽とのかかわりに焦点が当てられていた。母親ゆずりの宝塚ファンであったことや、クラシック音楽ファンで、ものすごいボリュームで音楽を聴きながら絵を描いていたことや、特にモーツァルトに親近感をいただいている様子などが紹介された。

画面に釘付けになってしまったのは、最後の場面。
何かのテレビ放映のための舞台で、誰もが知っているあの「鉄腕アトム」の歌を、手塚治虫本人が大声で歌っていたのだ。
いつものニコニコした表情ながら、その一生懸命でまっすぐな歌い方に、心打たれてしまった。
 2009/01/31 20:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

独りで考える時間
25日に海外取材からもどり、旅の片付けものは一気に済ませ、締め切りを目の前に粛々と原稿書きを進めている。
それと、体力の回復にも時間を割かなくてはならない。私の場合、神経の疲れの度合いが大きいようだ。
特に海外では体調管理に細心の注意を払い、時には薬でだましながら何とか体調をキープしているのだが、今回は旅の後半から風邪をひいてしまった。近年、風邪らしい風邪はひいていなかったので、久しぶりだ。
喉のいがいがから始まり、活動するのがしんどかったが、熱が出て寝込むほどでなかった。インフルエンザやノロウイルスではなくて本当に良かった。
それにしても、成田空港に向けて飛行機が降下する時、両耳の激痛が続いたのは、今まで経験したことのないものだった。
今は風邪も快方に向かっているが、この程度の鼻風邪というのはひどくならない分、完治するには時間がかかりそう。
つくづく自分の年齢というものを痛感した旅であった。

海外に出ると、普段以上にいろいろ考えることがある。
原稿や講演で何を伝えようかということが前提にあるのだが、見たこと聞いたこと感じたことを、自分の中でゆっくり熟成していくのに時間を要する。
だから旅の間も、独りでいることが欠かせない。独りの時間が基本にあるから、人との交流が貴重に思える。仕事や旅先での日常を通した多様な人々との出会い、親しい友人たちとの時間が、私に活力を与えてくれる。

だが、独りでいくら考えてもどうにもならないこともある。
私がやりたいこと、書くべきことは何なのだろう…次の本のテーマが見つからない。
原稿料というのはなぜこんなに安いのだろう…。
この厳しいご時勢に、どうやったら生き残っていけるのだろう…。
先のことを考えてもどうしようもない。目の前の仕事を真摯に片付けていくのみだ。


 2009/01/30 11:48  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

パリのアウトレットモール
過酷な展示会取材から解放され、友人と会ったり、街を歩いたりという貴重な時間を過ごしている。
昨日は、パリに住む日本人の友人が車で、郊外のアウトレットモール「LA VALLEE VILLAGE」に連れていってくれた。

いわゆるデラックスブランドはないが、フランスの主要ブランドを中心に、100店近くが軒を連ねている。
日本と同様、こちらでもアウトレットモール人気はすっかり定着しているらしく、週末の賑わいは相当のものらしい。平日の閉店間際、しかも雨天だったが、結構買い物客がいる。
ソルドの時期なので、普段の割引額以上のお得になっている。

午前中行った百貨店では全く食指の動かなかった私だが、ここでは計3点をゲット。
チュニックブラウス72ユーロ、クチュール風半袖トップス65ユーロ、ストール30ユーロという具合だ。
往復2時間に、滞在1時間強という強行軍だったが、それなりに充実した時間を過ごすことが出来た。
人々が節約モードになっている今、限られた中で買物を楽しめるのがアウトレットなのだろう。

 2009/01/23 18:29  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

歴史的なこの日に
今日は夕食の誘いも断り、早めにホテルにもどった。
疲れが極限に達したこともあるが、オバマ大統領の就任演説を少しでも生放送で見たかったから。
ここパリも、朝からオバマ一色。

18時過ぎに部屋に到着すると、ちょうどオバマ新大統領の演説中。各局が生放送でワシントンの様子を伝えている。
美しい晴天のもと、議事堂周辺はものすごい数の人で埋まっている。帽子やマフラーで防寒完備し、演説に耳を傾けている人々を見ると、気温はかなり低いに違いない。
「アメリカ新時代」を宣言するかのような、オバマの力強い演説の後、詩の朗読などが続く。

Mr.オバマの赤いネクタイ、Mrs.オバマのイエローのアンサンブルコート(革の手袋とパンプスがグリーン!)が、澄み切った空気の中でよく映えている。
新大統領夫妻と副大統領夫妻が4人並んで、ヘリコプターで飛び立つブッシュ夫妻を見送っている。
さすがにフランス各局の放送はここまでだが、CNNは昼食会の様子まで伝えている。
堅苦しさはなく、アットホームで温かい雰囲気。
すべてがまるで映画を観ているように進行する。

歴史に残るこの日に、パリにいたことは忘れないだろう。
9・11の時も、ちょうどCDG空港で東京に帰るところだった。

隣の教会から、盛んに鐘の音が聞こえてくる。

 2009/01/21 04:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

疲れが吹っ飛ぶ一瞬
日本からはるか遠く離れた国で、巨大見本市の取材3日目。
カメラなど重い荷物を持って、1人で取材(相手の国籍・言語はさまざま)、撮影、社交(?)をこなして、終日歩き続けていると、心身ともにボロボロになってくる。
予定通りに取材がスムーズに行かないことも少なくない。
因果な商売。こんなこと20年以上やってきたが、いつまで続けられるのかなと、ふと思う。

それでも、嫌なことが吹っ飛んでしまうのは、素敵な人々との出会い。
言語を超え、何かが通い合う、その一瞬のために、この仕事をしているような気がする。
昨日は、私も観たことのある映画の衣裳を担当していたデザイナーに会うことができた。同じ芸術の世界を共有したことがあるということによって、人の深いところの何かがスッーとつながる。

あらゆる仕事の基本にあるのは、人と人とのコミュニケーションだ。
取材の辛さだって、私の情報を待っていてくれる人がたくさんいる(?)と思うと、がんばらなきゃと思う。
たとえネガティブな局面が99あっても、1つのかいごうによって、人は救われるのかもしれない。
特に、ここパリはそれを強烈に感じさせるところだ。

出張一人旅で、疲れた心身を癒してくれるのは、仕事を忘れさせてくれる親しい人との食事(その中にこそ、原稿のヒントを得ることがたくさんある)。
そして、インターネットという文明の利器。
パソコンさえあれば、瞬時のうちにいろいろな人とつながることができる(そううまくいかないことが多いのだが)。

今日も朝5時前に目が覚めて、パソコンを立ち上げると、妹からこんなメールが入っていた。

このCM知ってる?
http://jp.youtube.com/watch?v=f7p6Std8wPo
他にも・・・連勝してて良かった!
http://jp.youtube.com/watch?v=QOnWFbsRIBM&feature=related
このシリーズくだらなくて好き〜
http://jp.youtube.com/watch?v=nqlORRusrRc

そう。笑いが一番のストレス解消法かも。

 2009/01/20 13:38  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

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