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分かりやすい言葉で話す
今年も残すところ、あと1ヶ月となった。
考えてみるといろいろなことがあった。私にとっては確かに節目の年だったと思う。
忘れもしない、夏から秋にかけて、ある新規ビジネスのプロジェクトに参加し、さんざんな目に会ったことが痛い思い出として残っている。
何しろ、スポンサーは最終段階で逃げる、プロデューサーはプロジェクトを構成したという責任感がまったくない、ファッションビジネスというのはこういうレベルのオジサンたちが底辺にいるんだなあと、感心した(私はコンサルタントではないので、免疫がないのだ)。
いや、感心している場合でない。

そういう人たちの共通項としてあげられるのは、何だか妙に調子がいいのだが、はっきりいって何を言っているのか、何度聞いてもよく分からないということ。口先だけで適当にこなしているから、何も伝わってこないのだ。もともと伝えるべきビジョンがない。

切れる人の話というのは、実に明快かつ明確だ。わけの分からない横文字や専門用語は使わず、誰にでも分かりやすい言葉で話をなさる。
今週お会いしたN天堂のI社長が、まさにそういう方だった。

ファッション業界でも、たまにそういう方にお会いする。
昨日お会いしたS社のIさんもそう。これまでアパレルの体質改善に尽力されてきたことがよく分かった。
私も、シンプルな言葉を大切にしたい。
 2007/11/30 18:03  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

京都で今をときめく企業へ
京都出張。いつもはとんぼ返りが多いが、今回は久しぶりに1泊した。
ちょうど紅葉のピークもあって、駅周辺や繁華街はものすごい人。銀座に行く外国人観光客のかなり多くは、京都に来ているような気がする。
久々に目抜き通りを歩いてみると、街全体がぐんと洗練されたのに驚いた。
裏通りのあちらこちらで、古い建物を再生させた、雰囲気のいい料理屋や店に出くわす。かつてのバブルの時のような悪趣味でなく、最近の開発は随分趣味が良くなった。そして商業地がぐんと広がっているという印象を受けた。

さて、今回の出張の目的は、今をときめくN天堂社長の取材。
今や、世界中の多くの人がこの名を知っているという企業だ。
その本社が京都にあることも意外に知られていないが、もともとは日本伝統の花札から出発したことはもっと知られていないだろう。
京都はベンチャー企業を多く輩出していることでも知られ(今ではその多くは世界屈指の企業に)、ほとんどが駅の南側に社屋がある。

外部取引先からのヘッドハンティングとして話題になった同社長も、就任から5年。その業績は右肩上がりの躍進を続け、時価総額は何と日本全企業の3位にランクされている。
学生時代から天才プログラマーといわれていたという社長は、理工系出身らしく非常に謙虚な方。大きな声ではっきりインタビューに応える、いかにも実直そうな方だった。
近年の大躍進の背景にある戦略は、「ゲーム人口の拡大」。つまり、ゲームをしない人にいかにゲームをさせるかということに力を注いだという。
ゲームに無縁の私でも、ヨガができる今度の新製品はちょっと気になっている。

それにしても、飽きがくるのが早いのも娯楽。常に、人々に新鮮な感動を与える商品の開発をし続けることが欠かせないのは、ファッション産業も同じだ。
 2007/11/28 18:24  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

夢を追い求めて行列
すっかり年末の風物詩になった「年末ジャンボ」宝くじ。今日はその発売日だ。
たまたま有楽町を通りがかったのだが、西銀座デパートの売場周辺はものすごいことになっていた。交通整理のお巡りさんが出て、その列は永遠と、有楽町阪急の先の先まで数百メートルも続いている。

次に、地下から有楽町イトシアに向かうと、案の定、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」からまた長蛇の列が伸びている(ここは並んで待っている人たちに、ドーナツ1個が無料で配られるらしい)。

縁起もの、また新しい話題性のあるものなら、長い行列に並ぶのも苦にならないのが日本人。一時的であっても、こうやって退屈な日常からの脱出を試みる。
とくに「年末ジャンボ」は、他にいくらでも空いた売場はあるのに、あそこで買うと当たる率が高いというジンクスがあるのだろう。
今日はポカポカ陽気だから良かったものの、先週のような木枯らしの吹く日なら、風邪を引いてしまいそう。

時間帯は同じ平日の昼間だが、2つの行列の客層が全く違っていたのが興味深かった。
ドーナツの方は、圧倒的に女性。各年代の主婦層やOL層が中心だ。
それに対して宝くじは、仕事を定年退職したと思われる中高年層。常連と思われるオジサンの比率が高い。
両方とも、期待に胸ふくらます人々の熱気でむんむんしていた。
そのうち、ほとぼりが冷めた頃に、私も買いに行ってみるとするか。

 2007/11/26 20:47  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

いつも活気ある生鮮売場
近所にいい八百屋があると、野菜をたくさん食べるようになって、食のバランスがとれる。これは本当だ。
私のお気に入りは、目黒の駅ビル、アトレの地下にある市場感覚の売場。
以前は家のすぐそばにある家族経営の店に通っていたが、アトレが出来てから、こちらがメインになった。
野菜だけでなく、魚と肉を合わせた生鮮3品が揃う。

目黒エリアに住む舌の肥えた友人たちは、不思議にここのファンが多い。
また、この付近に縁のある数人にここを勧めたが、皆気に入って頻繁に通っているようだ。
何しろ、価格が良心的。きちんと産地が明記されているので安心。しかも、回転が速いので、新鮮なのだ。
画一的な袋詰めだけではなく、きゅうりや茄子、また果物も1個から買えるようになっているから、独り暮らしや小家族には大助かり。時には、ハーブ3パックで100円なんていう超お買い得もある。季節限定の野菜も並ぶから、今日は何があるかなと楽しみだ。
魚は1尾から、肉は窓口で100グラムから、気軽に買えるところがいい。お刺身も種類が多くて新鮮。
店で働く人たちの威勢のいい掛け声も、通常のスーパーではなかなか聞かれない。
隣接する惣菜売場はいつも閑散としているのに対し、ここは多種多様な人たちでにぎわっている。口コミで広がっているのだろう、オープン以降、客数が右肩上がりのような気がする。

アトレの別棟にある東急「プレッセ」も悪くない。いや東急ストアに比べて、価格はそれほど変わらないのに格段いいと思うが、日本のスーパー特有の無機的な感じがあまり好きになれない。
効率重視の日本では、海外のような量り売りをしているわけにはいかないのかもしれないけれど、きれいでも同じ顔をした工場製品のような野菜は何となく味気ない。欲しいものが欲しいだけ手に入るようなシステムがもっと増えればいいと思う。

12月5日の改装オープンを前に、現在、精肉が閉店中で、その存在の大きさを改めて感じた。新しい売場がどうなるか、楽しみだ。
 2007/11/24 21:07  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

「ありがとう」のひと言
私事だが、昨日、妹にある仕事を頼まれた(もちろん無償で)。ちょっとしたハプニングも重なって、思いのほか時間も体力も消耗してしまった。
どうにか一件落着した後、妹が「ありがとう」もなく電話を切ったことに、私は深く落ち込んでしまった。
やると決めて引き受けたのは私だから、見返りを期待しちゃいけない、こんなことで怒っちゃいけないと、自分に言い聞かせた。
どうにか腹の虫も収まって家にもどると、メールで「ありがとう」のメッセージ。
あの時、口頭で言ってくれたらどんなにうれしかっただろう。

誰にでも日常茶飯事あるような、ほんのつまらないことかもしれないが、これはとても大切なことだと思う。
「愛してる」ほどではないが、日本人くらい「ありがとう」を口にしない民族もないのではないだろうか。
海外で英語やフランス語に接していると、いかに日本人は公共の場で「ありがとう」を言わないかが分かる。
利害関係のある仕事の場面では別だ。
むしろ他人には言いやすいが、一番身近な家族に対してこのひと言がなかなか出ない。家族に対しては、つい「当然」という甘えが出てしまうのだ。

人は「ありがとう」のひと言に救われる。
今日もテレビ番組で、夫の大島渚を介護している女優の小山明子が、介護何ケ条かの一つに、介護される側が「ありがとう」を言うことの大切さを語っていた。
私の両親は昨年、金婚式を迎えたが、母は「今が一番幸せ」とよく言う。その理由はどうも、父が肉体の衰えのせいか、母に対して「ありがとう」を言うようになったからのようなのだ。
人間というのは実にシンプルな生き物だ。

ただ、ひと言でいい。「ありがとう」と口に出すことによって、人の心も人間関係も大きく変わる。私もこれから努めて言うように心がけたい。

追記:今日、11月22日は「いい夫婦の日」でした。
 2007/11/22 14:51  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

指先をいつもきれいに
恵比寿ガーデンホールでの「ラコステ」75周年のショーの後、昨日、ミシュランの三ツ星獲得が発表された「ジョエル・ロブション」でのパーティは失礼して、帰宅した。
いつものファッションショーと同様、周りはファッションピープルだらけ。その中で、一緒に会話を楽しめそうな知人がいなかったこと(親しい人がいない業界パーティほど居心地の悪いものはない)、そして、ネイルがもう限界に来ている自分の指先が気になったことも理由かもしれない。

私はこの夏から、ジェルネイル(バイオジェル)をするようになった。昨今のネイルの進化はものすごいものがある。
樹脂を原料とするジェルネイルは、非常に持ちが良く、従来のマニキュアがせいぜい1週間しかもたないところ、3〜4週間も持続する。ただ、その分、爪が伸びるので、生え際にもう2、3ミリの空白が出来ているのだ。私は爪が伸びるのが早い。加えて、長い爪が苦手だ。
透明のベースの先に、ラメなどのフレンチで、シンプルにアクセントをつけるというのが私のお気に入り。空白さえ気にしなければ、塗った時と同じきれいな状態が1ヶ月近くキープできるのが、ジェルネイルの特長。しかも、家事などで手を酷使してもまったく状態が変わらず、主婦にも人気というのがうなづける。
しかも、通常のマニキュアは塗ってから完全に乾くまで1時間はかかるが、ジェルネイルは速乾。これは大きなポイントだ。また、二枚爪や割れやすい爪を保護してくれるというメリットもあって、まさに良いこと尽くめ。

反面、困ったこともある。価格が高めで、サロンでは通常のマニキュアの2倍はする。また、以前は月に1度か2ヶ月に1度、サロンに行く程度だったが、ジェルネイルは自分で簡単に落とすというわけにはいかないので、3〜4週間おきにサロンに行って、リペアしてもらいながら、ずっとやり続けることになるのだ。
特別なイベントがある時や人前に出る時、また出張時に限っていたネイルケアが、頻繁になり、常に指先がきれいなのはいいけれど、それだけお金もかかるようになった。

それでも、常に指先に緊張感を持たせ、きれいにしておくというのは気持ちいい。
ストレスを測るバロメーターのように、いつもボロボロだった私の指先は、最近落ち着いている。爪をかむことはないものの、自傷行為で爪の周りの皮をむいてしまうということもほとんどなくなった。
明日はネイルサロンに予約を入れてある。さあ、今夜もたっぷりとクリームを塗って、手袋をして寝るとしよう。
 2007/11/20 22:03  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

日常の奥に潜む宇宙
「フェルメール」にも「ムンク」にも行きたいけれど、ご案内をいただきながら気になっていた友人、知人たちの個展のはしご。
木枯らし1号が吹いた翌日だけに気温も下がり、この冬初めてのウールのコートに身をくるみ、川崎から阿佐ヶ谷まで足を延ばした。。

絵、音楽、芝居など、いろいろな創作に接していつも思うのは、その表現者の素質や才能はもちろんのこと、それ以上に努力と鍛錬、つまりそれを作りあげるために要した膨大な時間だ。好きこそものの…とは言うが、「練習」というものが嫌いな私は、長年コツコツものを作り続けている人たちの姿勢に、ただただ頭が下がる。
マラソンにスケート、各種のスポーツもそう。私は、その練習の時間の重みに感動する。

JR阿佐ヶ谷の駅からパールセンターを永遠歩くこと10分。その突き当たりに画廊があった。
六角に立てられたインスタレーションの外側は、厳冬の夜の海のようだったが、その中に立つと、青く静かな水の飛沫に包まれ、穏やかな気持ちになった。

それにしても、普段、中央線沿線はあまり馴染みがないのだが、この商店街はすごい。
「ぶどうの木」や「鉢の木」といった菓子店がここから出たのは有名だが、とにかく多様な店がある。
どこにでもあるようなドラッグストアや100円ショップ、飲食チェーンもあるが、それらの間に、映画『三丁目の夕日』さながら、昔から何十年とあるような洋品店、焼き鳥屋さん、懐かしい魚屋さんなどが混在し、それらが不思議な調和で賑わいを見せているのだ。

日常的な空間の延長に、非日常的な宇宙が潜んでいる――これは日本のすごいところだと思った。
 2007/11/19 19:45  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

モノが捨てられない
朝一番、1週間たまっている燃えないゴミを出し、寝具類を干し、洗濯機を回し、コーヒーとパンで朝食をとってから、ベランダ内外にある大小30鉢の植物たちに水遣り、そして家中に掃除機をかけてきれいに片付け、すっきりしたところで、ケーブルテレビのBBC(これは朝からずっとつけている)をBGMにしながら新聞に目を通す――。これが土曜日の日課だ。
フリーランスの宿命で、週末であっても家で仕事をするが、土曜朝はいつもこんなふう。

今日はもう一つ、来週から寒くなりそうなので、冬支度。
先日、TVショッピングで衝動買いしてしまったデロンギのオイルヒーター(テレビを見ていて本当に1分で電話していた私、TVショッピング初体験)を初めて点け、今年着そうなものを奥の方から引っ張り出した。
私はモノが捨てられない性分だ。特に身に着けるもの、身の回りのものは、どれも気に入って買ったものなので、愛着がある。その点、ファストファッションチェーンのものは、安くてつい買ってしまうこともあるが、飽きるのも早い。
5年前、10年前に買ったものを着続けているのは当たり前、15年や20年前のものだって、めぐりめぐっていつか再び着ることもある(私の場合、体型やサイズがほとんど変化していないので経済的)。
自分のクローゼットが完全に古着屋と化しているのに、この年になっても若い時と変わらず、古着屋通いもやめられない。
山ほど服も小物類も持っていても、今の自分の気分に合うものを求めて、また新しいものを探してしまう。今シーズンも、業界人の悪いクセで、仕事先の展示会での個人発注、知人の会社のアトリエセールと、役得を活用して結構いろいろ買いこんでしまった。

かなりのファッションヴィクテムには違いないが、こういう欲望があるからこそ、この業界で仕事をしていられるようにも思う。
全身流行のブランド物でかためているようなのもどうかと思うが、時々、プロの中に、ファッションに興味がない(自分で身銭を切らない)のにファッションを語っているような人がいるが、ああいうのは信じられない。

それにしても、私の場合、服だけでなく、小物も全アイテムそれぞれに好きなので、まったくきりがない。かさばるバッグや靴、特にブーツの置き場所には頭が痛い。何か良い収納方法はないだろうか。
今、ファッション消費が伸び悩んでいる理由の一つに、この収納の問題もあるのではないかと思うが、どうだろう。
衣服の四季のサイクルが明確ではなくなった今日、提案側にも以前とは違う発想が求められている。
 2007/11/17 14:21  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(1)

今年のツリーはモダン

東京タワーがブルーにライトアップされた日(世界糖尿病デー)から、街にもちらほらクリスマスのイルミネーションやデコレーションが目に付くようになった。
もう、今年もそんな季節か。

いろいろなイベントやレセプションのついでに、東京有数の商業施設に飾られたクリスマスツリーを見ると、今年はモダンなデザインが多いのに気がつく。
東京ミッドタウンは江戸切子をモチーフにしたステンドグラス調のKIRIKOツリー、表参道ヒルズはスワロフスキーのクリスタル、約30万個を使用したクリスタル・ツリー。
まだ準備中だった六本木ヒルズでは、赤と白のキュービックが積み重ねられていた。

それにしても、11月中旬というのに、昼間は20℃前後にもなる快適さ。
秋冬商戦の悲惨さは十分に想像できるが、思わず1駅、2駅と、通りを楽しみながら歩いていると、訳もなく幸せな気分になる。
こういう時は、新しい店や町並みの変化など、いろいろな発見がある。
コートを着るまでにはまだ少し時間がありそうだし、今しか出来ないおしゃれを楽しんで、外を歩こう。
 2007/11/16 16:29  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

母校で被服科の授業
母校に新しく出来た被服科の講師に呼ばれ、昨日、初授業に行ってきた。
私学一貫校の大学で、一般教養の選択コースとして設けられたものだ。
商品を作る側にも売る側にもいたことがない私は、実技を教えることはできないが、ジャーナリストとしてファッションの世界の広さ、深さは伝えられるかもしれない。
私自身、ファッション(生活と美をつなげるもの)とは、生きるエネルギーそのものだからだ。

学生は20名強で、4分の3が女性。ちょうど私の子供に当たる年代だ。
少数派ではあるが、男子学生の方が個性をおしゃれに表現していて、「ファッション大好き」というのが伝わってくる。
メンズ主導のストリートファッションの影響は大きい。
スズキタカユキ、シアタープロダクト…なんていうブランド名も、男子学生の方から聞かれた。

もともと洋裁や美術など、物を作ることが好きな彼らだが、ファッションを一つの産業としてとらえる視点はまだ薄い。
そこで、私は学生たちに一つの提案をした。
それはブランドを作ること。つまり実際に企画から生産、販売までに取り組むことによって、社会とのかかわりを実感して欲しいと思ったのだ。
それには、まず何を、誰のために作るかということを決めるのが重要だ。
こういう物余りの時代でも世の中に無くて困っているものはあるはず、それをまず見つけて欲しいと課題を出した。

彼らからどんなアイデアが出てくるか、次回の授業が楽しみだ。
 2007/11/15 10:53  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ブームの繰り返し
若い時からかなりの映画を観てきたが、最近めっきり映画を観る機会が減った。
映画館に足を運ばなくなっただけでなく、近くにTSUTAYAがありながらも、ある時、店頭がビデオからDVDにすっかり変わっているのに遭遇して、浦島太郎の心境になり、借りる気も失せてしまった。

そんな私が、昨夜、衛星放送で久しぶりに映画を観た。
1968年のフランス映画『個人教授』(ミッシェル・ボワロン監督)。
その思わせぶりな日本語タイトルのせいか、今まで一度も観たことがなかったのと、久しぶりにフランス映画のフランス語を聞いてみたくなったのだ。
いかにもフランスらしい話の筋はともかく、40年も昔の映画なのに、パリの町並みや人々の雰囲気が今とほとんど変わっていないのが、何より新鮮だった。
主人公のルノー・ベルノーは、この後、ヴィスコンティの『地獄に堕ちた勇者ども』にも抜擢されているが、『個人教授』(欧米では不発に終わったとか)によって日本で異常に人気が出たため、どうも道を踏み外してしまったようだ。

いろいろなことをブームにしては、一過性で終わらせ、また次のブームに移る。
なんだ、今も同じではないか。韓流スターも、はたまたどこかの商業施設で列を作っているドーナツ屋まで。日本は今も昔も、同じことの繰り返し。
飽きが来るのが早い国民性だから、仕方ないといえば仕方ないけれど、ブームの繰り返しばかりでは、後に何も残らない。

さて、今夜の衛星放送は、私が中学生の時に熱中した『小さな恋のメロディ』(1971年のイギリス映画)。改めてどう感じるか、楽しみだ。
 2007/11/14 10:42  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

自分を人と比べない
長年、ジムではグループエクササイズに参加しているが、私は周りの参加者と会話したことがほとんどない。グループエクササイズというと、結構抵抗を持つ人がいるが、無の境地になって自分と向き合うことができるし、他人のことが気にならないものだ。ちなみに私は、ビリーズブートキャンプに熱中するタイプとは正反対なので、皆で一丸となってハイになるようなクラスには参加しない(あんなキツイ運動は体に悪いから、絶対したくない)。
不思議なことに、ジムは体や体力が露になる場なのに、年齢や身長・体型などの優劣意識をまったく感じさせないのだ(もちろんそれぞれの自己管理を踏まえての話だが)。
ヨガのインストラクターが異口同音でいうのは、「他人と比べないこと」「自分自身と向き合って」ということ。生来の体の硬さが、週2回ほどのヨガで変わるわけもないが、そもそも体が硬くてもやわらかくても、そういう違いを重視しないのがヨガの精神なのだ。

私は元来、競争心が希薄だ。競争社会の中で育たなかっただけでなく、人に勝とうと思うと自分がだめになることが本能的に分かっているから、そういうことを避けて生きてきた。土俵の上に自分だけというのが心地よいので、そういう場を常に見つける。時々、他人からライバル意識が向けられているのを察知すると、そそくさと逃げる。そういう無駄なことにエネルギーを払いたくない。
商売の基本は「競争」であることを考えると、私のように商売に向かない人もいないだろう。

とはいえ、世の中の基準や数値をまったく気にしないかというと、そうともいえないのが私のミーハーなところ。今日、ジムで、3ヶ月ぶりに、インボディという分析装置を使ったボディチェックをしてみた。
体脂肪量10・3(前回対比+1・5)、筋肉量42・8(−1)、BMI18・8(+0・1)、体脂肪率18・6(+2・7!)…
いつもはあまり変化のない数値が、今回は気になる動きを見せている。部位別脂肪の厚みもしっかり増えているではないか(昨夜から食べているブルーチーズのせいか)。
午後のお茶菓子も、夕食の媒酌も、毎日欠かさない私。これからの季節は、少し気を引き締めよう。
 2007/11/12 18:27  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

白洲次郎・正子の暮らした家
小田急線鶴川駅から徒歩15分、町田市能ケ谷にある「武相荘(ぶあいそう)」に行ってきた。
近年、その生き方のかっこ良さで注目を集めている白洲次郎・白洲正子夫妻が、戦時中から住んでいた家を、白洲正子の没後、一般公開しているもの。白洲正子は1998年に亡くなるまで暮らしていたという。
一度行きたいと思っていたところだけに、友人たちからの誘いにすぐ乗った私。
紅葉にはまだ早かったが、雨上がりのしっとりした空気の中で、落ち着いたたたずまいを堪能し、ゆっくり昼食(オリジナルフレンチ弁当)も楽しんできた。

誰よりも早く外車に乗り、ジーンズをはき、「葬式無用、戒名不要」という遺言で知られるダンディな次郎。
日本の古典や能に造詣が深く、素養と見識眼にあふれた正子。
「野人」と「韋駄天」と呼ばれる世紀のカップルが暮らした家には、隅々まで、人々のあこがれる趣味の良さが貫かれていた。
近年の古民家、古民具人気も、ここにもとがあったかと思わせるものがあった。
日本人の誇りを大切にした2人の存在は、未来にも語り継がれるだろう。

見事な茅葺屋根の家。出来た当時は、ごく普通の農家の家だったという。
http://www.buaiso.com/

 2007/11/11 21:13  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

外国語で世界を広げる
土曜日は英語のレッスンの日。東急東横線に乗って、静かな坂の上にあるBさんの家に向かう。
友人のKさんが彼女の日本語の先生をしている関係で、紹介してもらってからもう1年半近く経つが、私の楽しみの一つとして欠かせないものになっている。

おっとりした美女のBさんは、早稲田大学の留学生として、ニュージーランドから来日して十数年。普段は、アニマルレフュージ関西(ARK)の東京オフィスで働いている。
捨てられた犬やネコを保護し、里親を見つけるという活動をしているNPOだ。
http://www.arkbark.net/
世界の動物避難所団体が集まるコンファレンスに出席するため、先週はベルリンに出張してきた彼女。その活動を英語では共有しやすいのに対し、日頃日本語で説明して理解を得ることの難しさを改めて感じたという。
以下のように、英語ではシンプルに伝わるものがある(オリジナルはマオリの言葉)。
We are one people together for our animals.

こんなふうにお互い、日頃の仕事や生活を報告したり、時には仕事のストレスをぶつけたりの、楽しい時間。お互いに物事の感じ方や考え方が似ているところがあって、英語圏と日本それぞれの文化の違いを踏まえた話ができる。
しかも決して友達同士のフリートークに流されることなく、知りたかった微妙な言い回しを的確に教えてくれる。何より気長に、私のつたない英語を聞いてくれるのがありがたい。

それにしても、外国語の勉強にはこれまでかなり投資してきたが、自分の中にどれだけ蓄積しているかというと、情けないものがある。
1つ言葉を覚えたら、3つ位消えていくという感じなのだ。やればやるほど難しさを感じる。
海外で何年かの生活体験があるわけじゃないから仕方ないよ、マイペース、マイペースと、自分を慰める。
この間は、“busy”という単純な言葉が思い出せずに困った。もともと暗記が苦手な私だが、本当に海馬がいかれているんじゃないかと、時々心配になる。
頭の中で言葉を捜していると、出てきてほしい英語は出てこないで、フランス語が出てきてしまうということも多々ある(フランス語については英語以上に惨憺たるもの、またいつか項を改めたい)。
私の中の世界をうんと広げてくれた外国語だが、こうなったらボケ防止のためにも習い続けようと思っている。
 2007/11/10 23:25  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

アクセサリーのレセプション
小物好きの私としては、アクセサリーの展示会やイベントにはなるべく足を運ぶようにしている。
昨夕は、代官山旧山手通りにあるデンマーク大使館公邸で、デザイナーの来日に合わせたデンマーク「カレ・コペンハーゲン」のレセプションパーティ。今夕は、渋谷キャットストリート沿いにオープンした三陽商会の服飾雑貨中心のニューショップ、「アンプリュスアン」のオープニングに行った。

「カレ・コペンハーゲン」は、ゴールドや色石を使った、アンティーク風の小ぶりのデザインが特徴。強烈な個性があるわけではないが、女性らしい繊細さが、日本の女性にも幅広く受け入れられている。
デザイナー、シリ・ハウブル(1966年生まれ)は、医師の旦那様と4人の子供に囲まれ、幸せに生活していることが伝わってくるような女性だ。ナチュラルでおだやかな人柄は、そのデザインによく反映されている。アールデコ時代をテーマにした2008春夏の新作が、ジャズの生演奏が流れる広間のコーナーで控えめに輝いていた。
それにしても、ここは美しい庭があって、昼も夜も静かで落ち着ける。大使ご家族が暮らしているというだけあって、家庭的な雰囲気。どこか外国の邸宅に招かれているような錯覚に陥る。

一方、「アンプリュスアン」は20代女性の市場分析によって開発された、トレンド満載のマーケティングブランド。個性の違う2人の女性、エマとエミリーを想定して、商品構成がされている。
社内横串のコラボレーションという初の試みによるもので、ウエアは三陽商会の複数の既存ブランドからセレクトされている(アパレルの組織の変革が始まっている!)。
ファサードにはなぜかパリ風パン屋のウインドゥがあったりして、奇をてらっているが、その割に、中にある商品は至って普通。もう少し意外性というか、オリジナリティが欲しいところだ。混沌としている感じを狙っているのはいいが、もっと思い切って個性を出してもいい。
店舗デザインは、合同展「ルームス」から大きく飛躍したアクセサリーブランド「e.m.」(イー・エム・デザイン梶jが手がけた。
 2007/11/09 22:04  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

チャーミングな広報の女性
素敵だなあと思う女性の一人に、Mさんがいる。
某外資系アパレル企業の広報をしている。
私より20歳も年下だが、最初会ったときから、すんなり懐に入ってきてくれたというか、こういう人って好きだなあと感じるものがあった。

広報やプレスといった人たちは、背中にそれぞれの企業やブランドを背負っているだけに、宣伝になることしか言わないという感じで、その人自身の考えや感じ方がまったく感じられない場合が多い。はっきりいって、慇懃無礼だなと感じることもある。
特に私のようなフリーランス、しかも別に有名でもない存在は、彼らにとってはあまりメリットがないから、それなりにあしらっておけばいいだろうというのが、時に見え見えだ。

Mさんは全然違う。
お酒を飲むのが大好きな彼女は、まだ新婚ほやほやで、ちょっと遠いところから通勤している。
今日の展示会でも、「きのうはまた飲んじゃって、1時間しか寝てない」なんて、会った途端に言われると、「さすが、若さね」と思わず気持ちがほぐれてしまう。
こういうふうに肩肘はらずに、自分自身をさらけ出せる人は魅力的だ。大人だと思う。

私は、自分の弱さや本音をオープンに出来る人が好きなので、そういう人に出会うと、男でも女でもグラッときてしまう。
特に女性は、いかに客観性を持っているかが大切だ。ちょっと俯瞰したところから、自分や自分の属している組織が見られる人。そういう人はよりよい人間関係を築いて、いい仕事をしてくことができる。
どんな仕事でも、基本はその人の人間性だとつくづく思う。

展示会会場のディスプレイに置かれていたヌード写真集。「あら」と、Mさんは笑いながら花を1輪、乗せていた。
 2007/11/08 23:04  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

今の体が一番好き
ずっと気になっていたことがある。
下着や化粧品など、女性の体に密着した分野のメーカーが、若い頃の体あるいは肌を理想として、それに近づけることを奨励するようなやり方だ。
人の体は年齢とともに変化する。これはどうしようもない事実だが、要はこの変化をどうとらえるか、ネガティブにとらえるのか、ポジティブにとらえるのかということだ。

某下着メーカー研究所の所長は、「加齢によって衰えた体を、若い時のきれいな体に近づけるのが良い下着」と、いつも力説しているが、私はいつも苦々しく聞いている。その講演を聴いている若い女性たちから「ひどい…」という声がもれているのを、私は聞き逃さない。

正直に言おう。私は更年期の真っ最中、50歳になるが、今の自分の体が一番好きだ。「体」というところは「自分自身」に置き換えられるかもしれない。30代や20代、過去の自分に戻りたいと思ったことなんて、一度もない。10歳若く見られるのはうれしいが、10歳前にもどるなんて願い下げだ。
コンプレックスの塊みたいな自分だから、もちろん気に入らないところはたくさんあるが、それでも自分の体は愛おしい。いや、常に自分の体を愛していられるように、努力している。現在の自分(体)が愛せなくては、生きていくことなんてできないんじゃないだろうか。

私が美しいと思うのは、心身ともに鍛えられた体だ。スポーツ選手の肉体は一方で病に近いところもあるが、美しいのは何もしない「ありのままの体」ではなくて、日頃から努力していながらそれを感じさせない体。作為を感じさせない作為に美を感じる。そういう意味から、このブログも「アンチエイジング日記」という題をつけた。

この高齢化社会の時代、幸せに生きるために、加齢に対する考え方を変えていく必要があるとつくづく思う。特に、日本の男性の皆様、女性の美に対するキャパシティがあまりに狭すぎませんか。

 2007/11/07 13:42  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

エネルギッシュなアルマーニさん
「アルマーニ/銀座タワー」のオープンを明日に控えた店舗内覧会に行ってきた。
大勢の報道関係者でごった返す中、地下2階から地上11階まで、オフィススペース以外のフロアを一通り見学。服だけでなく、インテリア、スパ、レストランも合わせてラグジュアリーなライフスタイルを表現しているのが特徴だ。
一番興味を引いたのはスパ。古代ローマの温泉をイメージしたモダンなつくりの中に、チベットのドラ(ゴング)があるのがおもしろい。
また、世界でホテルのプロジェクトを進めているアルマーニらしく、インテリアのカーザはホテルのよう。

記者会見では、日焼けした肌が透けて見える白いシャツ(シルクニット?)をお召しになったアルマーニ氏が登場。1時間も立ったままで話をし、イタリアあるいはアジアからの来日組も含めたジャーナリストたちの質問に丁寧に答えていた。
地価の高い銀座にあえて出店したのは? アジアの富裕層を狙ったのか? などの質問に、「日本への恩返し」と答えていたのが印象的。
世界の売り上げの1割にとどまっている日本市場に対し、「新たなスタートを切る」と意欲満々だった。
実業家でありながら、氏の主軸にあるのはやはり服のコレクションであることも感じられた会見だった。
最後は、消費者に対する3つのメッセージ。自分をカムフラージュしないで、ロゴで商品を買わないで、ファッション雑誌や新聞を信じないで…とジョークたっぷりに終わった。


今夕は、特別ゲストに女優のケイト・ブランシェットを迎え、店の前でライトアップイベントが行われる。タワーの外観にデザインされた竹が、さぞかし光り輝くことだろう。
 2007/11/06 14:00  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

疲れている時はアロマテラピー
50回目の誕生日。自分へのごほうびに、予約しておいたアロマテラピーへ行った。
植物療法士・Mさんのことは、美と健康にかかわることをいつも教えてくれる友人のTさん(元メーキャップアーティストで某化粧品ブランドの部長さん)が紹介してくれた。昔からTさんの勧めることは何でもやってみることにしている。

それにしても、Mさんのボディトリートメントは別格だ。
3時間3万円と聞いた時にはちょっとびっくりしたが、実際やってみるとその価値は十分(私には贅沢すぎることには確かだが)。
効率度外視で、こんなに丁寧に全身やってくれる人はいない。背中をはじめ、つま先から手先から、髪の毛やフェイシャルまで全身、その時の体の状況にあわせて、ものすごい種類と量のエッセンシャルオイルを使ってケアしてくれる。
アロマだけでなく、枇杷の葉エキスや温めたこんにゃくも使う。
「ゴッドハンド」なんていう俗な言い方は似合わない。全身全霊で相手の体と心と向き合ってくれる。
「がんばっていたら、見えないところでいっぱい助けてくれる」が口癖。トリートメント中は、本当に彼女にいろいろな力が加わるのだという。
最初の施術後、彼女は「私を受け入れてくれて、ありがとう」と言ったのを覚えている。何て謙虚な人なんだろう。
今日で3回目。Mさんのところに行くようになって、頻繁に行っていたマッサージや整体、またフェイシャルなどエステの類もやめた。

このMさん、意外にもブログ好きだった。「感動したことを皆に伝えたいから」という。
「アンチエイジング日記? いいじゃない。つまり『抗酸化』日記よね」と、私のブログも励ましてくれる。
「最近始めたブログとSNSのせいで、寝不足だし、神経がおかしくなっている」という私に、「楽しくなくちゃブログじゃない。パッと書いて、とっとと寝ちゃえば」。
というわけで、Mさんのことは書きたいこといっぱいあるけれど、今日は短くしておきます(全然短くない?)。

「デングリデン」にはMさん以外にも優秀なスタッフがいる 
http://den-guriden.com
 2007/11/03 00:28  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

発信力高めるスペインのモード
東京デザインウィークにひっかけて、今週から来週にかけて、ファッション関連もいろいろなイベントが開催されている。
昨日は、表参道ヒルズへ「靴×クリエーション」(スペインの気鋭クリエーターとシューズブランドのコラボレーション)、今夕は六番町・セルバンテスビルの「12 trajes para Tokio/12着、東京へ」(12人のスペインデザイナーがスペイン語文学をモチーフにしたクリエーション)と、立て続けにスペインファッションのイベントに行ってきた。

きっかけは、アルモドバルの映画を初めて見た辺りからであろうか。スペインに格別の思い入れのある私は、スペインと聞くと、つい足が向いてしまう。あの独特の土着性には心ゆさぶられるものがある。
同じラテン文化の国でも、お隣のフランスやイタリアに比べると、ファッションはどちらかというと今まで地味な存在だったが(一部のブランドをのぞいて)、いよいよ国をあげて新しいデザインやファッションのアピールに力を入れ始めた。オーガナイズやプレゼンテーションの仕方も驚くほど、洗練されてきた。

特に、ファッションと文学の融合に焦点を当てた「12 trajes para Tokio/12着、東京へ」は興味深かった。
記念講演の中で、パネリストの1人、作家であり哲学博士、政治家でもあるマリア・フェルナンダ・サンチアゴは、スペイン独裁政権の時代が、長い間、スペインの文化に深い影を落とし、優秀な人材が多く国外に流れていたこと(ピカソ然り)、そして今はその歴史を回復している過程であると語った。
日本人のスペインに対するイメージはまだまだステレオタイプだが、時代の変化の中で、今のスペインには未知なるクリエーションの力がみなぎっているのを感じた。


ガブリエル・ガルシア・マルケス『百年の孤独』をテーマにしたデボタ・ロンバの作品
 2007/11/02 22:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

カラータイツがない!
私は怒っている。
カラータイツがどこにも売ってない。
うそだと思う方は、靴下売場に行ってみてください。本当にないんだから。
ウィンドゥディスプレイには結構使われているが、それはシーズン初めに確保しておいたものなのだろう。
特に、百貨店向けブランドでは、今シーズン、カラータイツを作らなかったのかしらと思うほどだ。
専門チェーンはまだマシだが、それでも色切れ、品切れをおこしていて、「今、追加生産中です」という返事。

グレーの濃淡を中心に、ベーシックカラーが大勢を占める今シーズン、マスタード、パープル、レッドなどの、アクセントカラーとのコントラストは着こなしの決め手だ。
小物の中でも、肌の透けないタイツが、今ほど欠かせないことはないだろう。
それなのに、黒やブラウンなどのダークカラーはあっても、カラーが見当たらないのだ。

カラータイツの代わりに、売場を占拠しているのが、足先のないレギンス、スパッツだ。しかもタイツと同様の薄手のものが多い。
この夏、あれほどレギンスがヒットしたから、この秋冬もというわけだろうが、はっきり言って、冬にレギンスをはくユーザーはごく一部。特に冷え性の私など、とても冬にレギンス1枚などはけない。
必要なものを作らずに、不必要なものをたくさん作る。こういう無駄こそ、まさしくエコロジーに反していると思う。

それともう一つ、やっとカラータイツを見つけても、国産はほとんどがフリーサイズで1サイズ。これはおかしい。せめて、せめて2サイズは必要ではないか。
サイズのことになると、言いたいことがたくさんあるが、これはまた別の機会に回したい。

とにかく、50代だって、年齢に関係なく、カラータイツがあれば、ミニドレスやミニボトムが堂々と着こなせます。
 2007/11/02 01:51  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

おいしい食材で幸せな食事
季節外れの日差しがまぶしかった昨日の昼食は、白金北里通りにあるフランス料理の店『シェ トモ』で。フランスに馴染み深い友人4人とくつろいだひとときを。
秋鮭の前菜から始まり、30種近くの有機野菜のプレート、そしてメインの伊達鶏と、どれも大感激のお味。
とくに、一口ずつ、こんなにたくさんの野菜をいただくことができるなんて! それぞれに個性派ぞろいの有機野菜で、どれも自然のままながらしっかりと濃厚な味だった。静岡の農家から取り寄せているらしい。デザートのマンゴームースも、サプライズ効果満点だった。
お料理もおいしいけれど、ここはサービスも超一流。私だけ、1時半に出なきゃいけないと最初に伝えておいたら、絶妙のタイミングでデザートが出てきた、それも1人だけ浮かないように。

心地よい洗練の昼に対し、夜はぐっと素朴な和み系。有楽町の国際ビル地下にある『とかちの』へ。ここは北海道・十勝のおいしい食材とワインが、やはり産地直送で季節折々に届けられる。カウンターで気軽に飲んで食べられるオープンキッチンのスタイル。ちょうど、フランスで最近見直されているマルシェにあるイートインのような雰囲気だ。
同級生のYさんご夫妻が運営にかかわっているので、6月のオープン以来、友人たちで示しあわせて行くようになった。
「女は勝ち犬も負け犬も50歳を過ぎると、お互い歩みよる」と誰かが言っていたが(そういえば「負け犬」ってもう死語化している)、ここのところ学校時代の同級生仲間とは、頻繁に会って飲むようになった。そろそろ子育てから解放され、自由に動ける時間が増えたこと、ライフスタイルはそれぞれに全然違うけれど気持ちに余裕ができたことが大きいだろう。
とにかく皆、食べ物に関してはちょっとうるさい。おいしいものをよく知っていて、皆よく飲み、よく食べる。
www.tocacino.com

昨日は昼も夜も外食だったから、今日の夜は家で、いつものごはん。
おいしい白米は外で食べることにしているから、家では20年以上、胚芽米。
これに雑穀を少し混ぜて、ごはんを炊いている。最近は10数種の雑穀をブレンドした使いやすいものが多く出回っているので、とても便利。
このごはんがよく似合う粉引の飯茶碗は、野口淳さんという作家の作品。肌触りがとてもやさしい。陶器なのに、水切れもよくて、使い勝手がすごくいい。価格も手ごろだった。鎌倉の以下の店で買いました。
www.shiro-neko.jp
 2007/11/01 22:17  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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