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九段のイタリア文化会館で開かれた「モーダイン・トレンド・プレゼンテーション」に行ってきた。 2009/2010秋冬の素材トレンド情報だ。 テーマは、ソフトな誘惑、控えめなグラムール、3Dアニメーション、色彩のエンターテイメントの4つ。 全体を通して、「普通」(normality)が奇抜で新しい時代の到来だという。 ヴィンテージ風など、いかにも凝った装飾性の時代は過ぎ、ファッションの潮流は、ベーシックでシンプルな時代へと大きく変化している。 ただ、決して昔と同じところに帰らないのがファッションのおもしろいところ。一見、ベーシックでも、複雑で実験的な素材開発やエコロジーなど、いろいろな要素がその背景にはある。 仕事柄、トレンドセミナーを聞く機会は少なくないが、このセミナーは素材(生地、服飾副資材)の説明が具体的でとても分かりやすい。さすが、新素材に強いイタリア! 先行きの見えない不況感、海外生産による大量生産品の追い上げと、イタリアも日本の状況と変わりない。そんな中で、市場の隙間である高級品に的を絞り、あくまで人間を軸にしたパーソナルな物作りを進めているイタリアの姿勢に共感する。 それにしても、ユーロがもう少し安くならないことには、庶民は、イタリアの素材や技術を味わうことができませんわ。 |




