大阪で開かれている「日本インナー資材総合展」で、「中国インナー事情」という講演を聞いた。会場は、中国に興味津々の業界関係者で大賑わい。

講師は、大連を拠点に「サンフローラ」というインナーウエアブランドを展開している会社の女性社長、鄒(スゥ)さん。
もともと日本と歴史的に関係の深い大連で生まれた鄒さんは、大連外国語学院日本語学部を卒業後、同校の先生をしていたという経歴の持ち主。その後、企業家に転身し、わずか10年の間に、合計50億円規模の企業グループを作り上げた。
中国国内向けの自社ブランドが中心だが、OEMも手がけており、取引先の半分が日本と、日本との関係も深い。
少し前まで、一人っ子のお嬢さんが横浜のインターナショナルスクールに通っていた関係で(今はアメリカに留学)、日本にも度々来る機会があったが、今まで日本に住んだことはないという。
「言葉の壁は厚い」というが、なんの何の、1時間半の講演を立派に果たした。
というより、中国における繊維産業、インナーウエア産業の変遷と現状といった基本的なことがよく分かって、私としては勉強になった。
男女同権の中国では、夫婦共働きが当たり前。女性だけに家事や子育ての負担がかかるということはない。それに、都会に住む、鄒さんのような家庭には、毎日の料理や家事をこなしてくれる使用人がいるから、心置きなく、仕事にも没頭できる。
これからも、才能ある中国女性が、どんどん世界に進出してくることは間違いない。
ちなみに、日本で「下着」に当たる中国語は「内衣(ネイ)」。この方が「インナーウエア」に近いですね。