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昨夜は久しぶりに落語に行った。 上野の鈴本演芸場。今や「寄席」といわれる場所は、東京に(日本に)たった4軒しかないらしい。 落語は、テレビで観るのと、舞台を直に観るのとでは大違い。シンプルな舞台で、噺家一人一人の個性のもと、着物の微妙な色合い(とくに袖裏がちらちら見えるのが美しい)や、噺家必須アイテムである日本手ぬぐいの組み合わせまでが楽しめる。 世の中、すっかり年末モードであわただしく、遊んでいる暇はなさそうだが、ここは満席の大賑わい。30代とおぼしき人もちらほらいるが、ほとんどは50代以上と平均年齢は高い。 タテに長い会場は後列では舞台が見にくいが、缶ビールを片手に楽しめる気楽さがいい。 前座から始まる落語の演目は、ものまねや踊りも含めて、変化に富んでいる。 いつもと違って、メインとなったのは、年忘れ恒例の鹿芝居「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」。「鹿芝居」とは「噺家(はなしか)」の芝居のこと。歌舞伎でも有名なお富・与三郎の芝居を、噺家たちが演じ、会場を大いに沸かせた。 この主役を演じた金原亭世之介師匠の縁で、友人たちがこぞって観にいったのだった。 世の中、一気に新年へのカウントダウンが始まっている。 |



