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国際書留なるものが1通、届いた。 赤い封筒に、見覚えのあるアルファベット。シルからだ。 フランス人とアルゼンチン人の両親から生まれた彼女は、フランスのファッション学校を出た後、もう長いことブエノスアイレスで暮らしている。 向こうではちょっと知られた、オーダー専門の靴デザイナーだ。ファッションデザイナーとのダブルネームで靴コレクションを出したりもしている。 もともとは彼女のお姉さんと友人で、家族ぐるみのお付き合いとなり、かつて彼女に、素敵な靴を2足、作ってもらった。 夏に似合うカラフルなサンダルは、とてもはきやすくて、何年も活躍している。 何かなと、封筒を開けたら、何と、結婚式とパーティの招待状。 白地に赤の活字。全部スペイン語で書いてあるけど、間違いない。 シルの噂は、ママやお姉さんからは時々聞いていたけど、長いこと会っていない。 もう、40代になったはず。 そうか、ミュージシャンの彼と結婚するんだ。 12月の27日と29日! ああ、飛んでいきたいけど、アルゼンチンはあまりに遠い。 アルゼンチンの結婚パーティってきっと楽しいだろう、明け方まで皆で踊り明かすんだろうな。 こういう時に、パッと予定を調整して行くことができたら、どんなにいいだろう。 中南米を旅するという私の夢は、いつのことになるやら。 行けない代わりに、せめて何かお祝いしたい。 はるか日本から、何かサプライズな贈り物を送れないものか。 どなたか、いいアイデアあったら教えてください! |



