|
||
母校に新しく出来た被服科の講師に呼ばれ、昨日、初授業に行ってきた。 私学一貫校の大学で、一般教養の選択コースとして設けられたものだ。 商品を作る側にも売る側にもいたことがない私は、実技を教えることはできないが、ジャーナリストとしてファッションの世界の広さ、深さは伝えられるかもしれない。 私自身、ファッション(生活と美をつなげるもの)とは、生きるエネルギーそのものだからだ。 学生は20名強で、4分の3が女性。ちょうど私の子供に当たる年代だ。 少数派ではあるが、男子学生の方が個性をおしゃれに表現していて、「ファッション大好き」というのが伝わってくる。 メンズ主導のストリートファッションの影響は大きい。 スズキタカユキ、シアタープロダクト…なんていうブランド名も、男子学生の方から聞かれた。 もともと洋裁や美術など、物を作ることが好きな彼らだが、ファッションを一つの産業としてとらえる視点はまだ薄い。 そこで、私は学生たちに一つの提案をした。 それはブランドを作ること。つまり実際に企画から生産、販売までに取り組むことによって、社会とのかかわりを実感して欲しいと思ったのだ。 それには、まず何を、誰のために作るかということを決めるのが重要だ。 こういう物余りの時代でも世の中に無くて困っているものはあるはず、それをまず見つけて欲しいと課題を出した。 彼らからどんなアイデアが出てくるか、次回の授業が楽しみだ。 |



