暮もおしつまった29日、いつもハイキングとその後の「一杯」を楽しむ友人と、今年最後の小さな旅を敢行した。
昨日は小田急線でお昼過ぎに待ち合わせ、伊勢原駅からバスに乗って、目指すは大山。
大山に来たのは、小学校の遠足(それとも中学時代の登山だったか)以来。昔の記憶はほとんどない。

旅館やお土産物屋さんが軒を連ねる参道の階段を上り、行きはケーブルカーには乗らず、女坂をのぼることにする。
途中の大山寺は、まるで寺山修司の世界。
同じ山岳信仰のメッカといっても、この前の大雄山などに比べると、大山というところは自然の佇まいにどこかオドロオドロしさが漂っている。
ごつごつした岩山のせいもあって、全体的に荒々しく男っぽい。
1時間ほど山道や階段をのぼり(初級編の女坂といっても、結構、体力と足腰の強さが要求される)、阿夫利神社下社で新年直前のお参り。
最後の階段を上る前に、心身をリフレッシュさせようと、下の食堂に寄り、ビールと湯豆腐で一服。

神社はすっかり初詣の準備が整えられているという様子。
大きな茅の輪をくぐり(無病息災にいいとされる)、ごま木に願い事を書いて火にくべる。
ふと背中側を振り向くと、鳥居の向こうには、はるか相模湾まで見渡せそうな素晴らしい風景が広がっていた。
山腹には残照が当たり、日が落ちる直前のほんの一瞬の美しさを見せている。
山頂の阿夫利神社に行くのは、まだあと2倍の時間がかかることから、それはまた次の機会に。
だんだん暗くなってきたので、帰りはケーブルカーで下界へ急いだ。
晴れ女2人のこと、今回もすばらしい天気に恵まれて、いい旅となったことを感謝した。
町中での「一杯」が格別であったことはいうまでもない。