« 大いなる刺激 | Main | 無題 »
海外出張はまず体力
しょっちゅう海外に行かれていいねと、よく言われる。もちろん、そう、その通りなのだが、経費を会社が全部出してくれる出張とは違うから、とにかくお金がかかる。先日、チップでさえ、いかに会社に請求しようかと考えている人がいることを知って驚いた。
縛りがない分、周りの人に気を使うことなく、1人で勝手に行動できる(常に誰かに頼っていては、新しい人や世界との出会いなどない、と断言できる)。

20年以上、定期的に海外取材に出かけてきた(自分自身に投資してきた)から、貯金はほとんどない。50歳にもなっても、こんなに自転車操業をしているという人も少ないだろう。養ってくれる人もいないし、将来の不安はかなりある。
その分、海外体験を通じて知り合った友人、異文化の体験や興味など、自分の中には他の何物にも代えることのできない財産が蓄積している。まさに仕事と遊び(好きなこと)が一体化しているからこそ、出来ることと言えよう。
私にとって海外に出ることは、もう習慣であり、生きていくうえで必要不可欠な要素になってしまった。

海外出張は、とにかく一に体力、二に体力。快適な環境を作る努力をして、いかに体力を維持するかにつきる。特に温度変化への対応がポイント。
食事以外はほとんど歩き続けているという具合だから、10日も海外に出ていると体力の限界に来る。
体力維持のための基本が睡眠と食事にあることも、海外で痛感することだ。
加えて、私の必須要素はお風呂。入浴剤を入れたバスタブにゆっくりつかり、一日の疲れを取ることができれば、次の日も活動することができる。時々、ホテルでどうしてもシャワーの部屋しかないときは、本当に落胆してしまう。ああ、私はやっぱり日本人なんだなあ。

今、成田に向かう飛行機の中にいる。今回の出張も無事守られて、いよいよ帰路についているというわけだ。
さあ、自宅にもどったら、洗濯物の山と仕事の山が待っている。
 2008/02/03 13:06  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

初めてのミュンヘン
スポーツ関連の巨大展示会「ispo」を見がてら、パリから1泊2日でミュンヘンに行ってきた。
デュッセルドルフは何度かあるが、それ以外のドイツの都市は初めて。
フランスやイタリアなどの西欧とは明らかに異なる雰囲気が漂っている。
ユーロ通貨が共通化し、これだけグローバルな時代になっても、やはりその土地に伝わる伝統や文化というものは、そう簡単には消えないものだ。
フランスでは労働者階級が飲むようなビールも、ここドイツではお酒の中でも一番人気。ベッド周りの寝具を例にとってみても、ここドイツは毛布文化ではなく、日本に近い布団文化だ。

徒歩で回れる範囲の街には、百貨店がたくさんあるのに、婦人服売場はどこもコンサバなミセス向きばかりで退屈。
おもしろかったのは、専門店だけではなく、どの百貨店や大型専門店にも、アルプスのハイジが着るようなワンピースやチロルジャケットなど、民族衣装の売場が必ずあったことだ。日本の百貨店に着物売場があるようなものだろう。

ファッションは刺激がないなあと思っていたら、かつて大司教の宮殿だったところを再開発して数年前にオープンしたというショッピングセンターにたどり着いた。
この一角に日本の「MUJI(無印良品)」も入っている。
ただ、魅力的な婦人服ブティックをのぞくと、どこもフランスやイタリアなどからのインポートのセレクトショップ。
かつての「ジル・サンダー」のような魅力的なデザイナーブランドは、最近はあまり登場していない。
でも、各種展示会を見ると、ドイツには魅力的なメーカーやブランドが少なくないので、もしかしたら国内中心ではなくて、方々に輸出されているのだろう。
SPA系のチェーン店は多くあるが、時代を先取りした高感度な業態開発という意味では、やはりベルリンか。
ここミュンヘンは、伝統のドイツを楽しむところかもしれない。
 2008/02/01 05:11  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

1920年代のファッション展
パリでサロン(展示会)回りに明け暮れている中、ちょっと抜け出して、ガリエラ博物館で開かれている「LES ANNEES FOLLES 1919−1929(激動の20年代)」という展覧会へ行ってきた。
パリではいつも、その時々のトレンドというか、時代の空気を先読みしたファッションの展覧会を行っている。

1920年代といえば、私の最も好きな時代。アールデコ真っ盛り、日本はちょうど昭和初期、モボモガが闊歩していた時代だ。
西洋の女性たちは、長く続いたコルセットから解放され、スポーツにダンスにと、活動的になり、男性のようなギャルソンスタイルも登場。
ポール・ポワレやシャネルをはじめ、職業としてのファッションデザイナーが台頭した時代でもある。私のお気に入り、ヴィオネも数点。
文化の関心も世界に解放され、シノワズリーやジャポニズムなど、海外のエスニックな文化も色濃く受けるようになった。

コート好きの私としては、贅沢な織物や金糸の刺繍などの装飾をあしらったもの、卵型シルエットや着物風でもあるゆったりしたおしゃれなコートに目が釘付け。
腰で着るよううな、ローウエストをポイントにしたストンとしたドレスも、ぜひこの春に着てみたくなった。
1920年代のファッションは、それ以前のものとは違って、今もそのまま着られるようなものがいっぱい。
靴やアクセサリー・小物類、化粧品や香水もなじみがある。
パリでしか見られないコレクションのすばらしさはもとより、映像や写真も含めた展示の仕方、趣のある空間もあいまった、すばらしい展覧会であった。
やっぱり私はファッションが好き、と再確認させてくれた。

それにしてもつくづく思ったのは、ファッションというのは、その時代を生きる女性の気持ちの変化であるということ。
日本のファッションビジネスにかかわる人々は、それを忘れている人があまりにも多いのではないだろうか。

 2008/01/28 02:40  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

パリの「UNBRIDALED」展
セーヌにかかる橋、ポンヌフの目の前にあるモネ・ド・パリで、スワロフスキーの「UNBRIDALED」という展覧会が開催されている。
「伝統とアヴァンギャルドの結婚」という副題がついている通り、ウェディングをコンセプトに、世界のクリエイターに作品を依頼したもの。

日本からは、ドレスキャンプ、ユミ・カツラ、ワコールディア(神尾敦子)、神田うのなど、数人が参加していた。
「日本」を意識したもの、意識しないもの、日本の美意識を違う角度から表現したものなど、多様なウェディングの表現が見られた。

フランスならではの伝統的な建造物の中で、夢幻の世界が広がっていた。

DRESSCAMP
神田うの
WACOALDIA(左側)
YUMI KATSURA


 2008/01/26 09:15  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

2008年02月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
makayo
母からの便り (2008年07月19日)
上野君子
ファッションに近づく文具 (2008年07月12日)
上野君子
肩こりとの闘い (2008年06月22日)
谷中初音町
肩こりとの闘い (2008年06月21日)
eriko
ブログ100回達成! (2008年06月13日)
eriko
若作り過剰はイタイ (2008年06月10日)
shizuko
ブログ100回達成! (2008年06月03日)
最新トラックバック
MOBILE ART (2008年06月30日)
服が捨てられない (2007年11月27日)

http://apalog.com/ueno/index1_0.rdf
更新順ブログ一覧
リンク集
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード