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お稽古事はお金がかかる
ローカルではあるが、茶道の家元の家に祖母が生まれ育ち、祖母自身も茶道の先生だった影響で、最近になって、私も急激に茶道というものに興味を持つようになった。
家に少しだけ残っているお茶道具を活用して、来客をもてなすのにお抹茶を出したいというのが当面の目標だ。

単発で気軽に受講できるところはないかと探している中で、電車で数駅行った箱根湯本にあるお寺で茶道講座が行われていることをつきとめた。
ここは利休の高弟子である山上宗二が秀吉に殺された悲劇の場所として知られるところ。小田原というのは、茶道にとってもゆかりが深い。カルチャーセンターより、こういう歴史的な舞台でお茶を習うことができるのはすてきだ。
そして、畳に正座するのが苦手な私にとっては、そのお寺の講座では立礼式があるというのもうれしい。月1回というのも適度な頻度だ。

すばらしく気持ちのいい環境のお寺で、講座のトライアルを受けてきた。
お菓子とお茶のいただき方の実践に加え、上野の博物館で開かれている「茶の湯」の図録を見ながらの茶の湯の歴史の座学まで、2時間にわたって変化に富んだ内容だった。参加者は皆感じのいい大人ばかり、10人以下でこじんまりしているのもいい。
書や和歌、季節を背景にした和菓子にまで話題は及び、日本の文化というものが横軸でつながっているおもしろさを堪能した。
トライアルだから、お茶を点てるところを見るだけで、自らやるまではいかなかった。

受講料1回が5000円というのは納得。正式に入会するとなると、入会金10000円というのもまあ、ゆるせる。だが、入会に必要なお稽古道具の一覧を見て、考え込んでしまった。
出袱紗11,880円、使い袱紗5,200円、扇子2,160円、点法前掛(着物の代わりにするエプロン)6,300〜6,900円、懐紙820円。
袱紗に最初から1万円以上かかるとは! 合計すると4万円近くかかる。
それ以上に、二の足を踏んでしまったのは、こういう場でもやはりその流派の段階にしたがい、進歩のレベルに応じて、家元にお金を払わなくてはならないというシステムがあるという事実。私はこういう家元制度が苦手なのだ。
さらに、好きなお道具集めなどし始めたら、これこそお金がいくらあってもきりがない。

というわけで、所詮、身分不相応だったと、受講を続けることをあきらめた。
お金をかけなくても勉強はできる。
本を読んだり、博物館に行ったり(少しはお金はかかるが)、独学でやってみよう。

フラメンコを習っている友人が、普段のレッスン代に加え、発表会にドレス代にお金がかかると話していたのを思い出した。
習い事というのは、所詮は時間やお金に余裕がある人向けのものなのかもしれない。それでも仕事以外のパッションがかけられるものがあるというのはやはり幸せなことだ。
お金にまったく余裕のない私は、ないなりの楽しみ方を探したいと思う。

今、この本を読んで勉強中。

 2017/04/27 14:11  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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