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オルタナティヴに生きる私
以前からファッションにかかわる文章は横文字ばかりと揶揄されていたこともあって、私はものを書くときに(もちろん普段の話し言葉にも)極力英語を使わないようにしてきたつもり。それでも知らず知らず英語を使ってしまうことがあって、それを指摘されると気を付けようと思う。

この辺の感じ方は、それぞれの社会によって格差があるもので、最近までちょっとかかわっていた伝統的な超コミュニティ社会では、「○○さんのいうことは何だかさっぱり分からない」と言われたものだ。「ホスピタリティ」という言葉さえにも当初は拒否感のあった人の集まりで、こういうところもあるものだと驚いたものだ。
「ホスピタリティ」は「ホスピタリティ」、「アイデンティティ」は「アイデンティティ」以外のなにものでもないのに。

最近はネットの影響もあって、英語への付き合い方がずいぶん変化したと感じる。ビジネス用語、マーケティング用語となると、英語が共通語だから、別にMBAを目指していなくても、ここ数年の間にも日本の社会には英語登場の頻度がかなり増した。外資系企業で管理職をしている友人などは、普通の会話でも半分は英語ではないかと思われる位だ。

それにしても日本人にとって(というより私にとって)分かりにくい英語というか、ピンとこない英語があって、その多くはいろいろな意味を含む単語である場合が多い。
最近盛んに使われる「コミットメント」などもそうだが、「オルタナティヴ(alternative)」などもそうであった。
数年前、ニュージーランドの友人に、「alternativeの意味が今一つ分からない」(「代替えの、二者択一の」という辞書の表現では納得できない)といったらこういう返事。
「例えば、コーヒーを飲む時に、多くの人は『スタバ』に行くけれど、そうではない選択をする場合」。
これは名回答。その的確な事例によってこの言葉の意味が、私の中にすっかりしみ込んだ。

そう、まさに私は『スタバ』に行くことはしない。
スタバは立派な成功企業だし、何の恨みもないけれど、私はどこかそういう選択をしたくないと思っている(その味があまり好みでないことも大きいが)。
これはすべてに言えることで、私は慣習的方法をとらない少数派なのである。
すっかり価値が定着しているものだけではなく、常に新しい価値を発掘したいと思っているから、いわゆるブランドには固執しない。

そもそもこういうご時勢に、フリーランスで仕事を続けているということ自体が「オルタナティヴ」。これは英語で表現するしかない。
 2014/10/21 11:00  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

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コメント

読みながら、ふむ、ふむ、うなずいてしまったそういうわたしはオルタナティブ系。
出来るだけ英語を使わず日本語にするようにしていますが、それ以外にありえない言葉って結構ありますね。最近はサステナビリティって普通に使うようになりました。イタリア語の中の英語を使う傾向も同様で世界共通なんだと思います。
Posted by:keix  at 2014年10月21日(火) 14:41


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