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新零售テーマの講演依頼が後を絶たない!
昨年後半頃から、中国では「新零售」、日本でいうところの「オムニチャネル」が、中国の流通小売業界では話題の中心。
アリババのECサイト、天猫(T-MALL)やtaobaoを中心にした、仮想店舗での売上伸長、その反動でリアル店舗の売れ行きが落ち込む、といった状態が、アパレル、流通小売業態では続いています。
因みに中国ではEC仮想店舗を「線上」、リアル店舗を「線下」という言い方をします。
「線上線下」の両面での売上活性化を図る策を「新零售」=「オムニチャネル」というわけです。

今年に入り、弊社にもこの新零售の講演依頼が毎月の様に舞い込みます。
これは、これまでの企業指導や、様々な公開セミナー等で、「線上線下連動」の重要性を説いてきたことが、中国の流通小売業界の方々に伝わり、講演の依頼がきているのだと想像できます。


オムニチャネルとは?「リアル店舗のビジネス(商売)の中にEC仮想店舗を取り込み、売上を上げるという、店舗ありきの考え方!」とか、「オムニチャネル実現の3条件は?在庫情報の一元化、価格の統一、リアル店舗の販売スタッフ教育」と説いたところで、所詮私自身はオムニチャネル施策は私の専門外、日本で専門書籍を購入し、同時に日本式や中国式での成功モデルを勉強している状況です。

ましてや、ご存知の通り昨年2016年には、中国最大のECサイト天猫(T-MALL)を傘下に持つ、中国ネット通販最大手のアリババ・グループが、ウォルマートを抜き世界最大の流通総額を誇る企業になった国。
常にスピードも凄まじく、進化、変化する中国では、日本の成功事例だけを話しても笑われ、相手にしてくれません。日本企業で且つグローバルで活躍する企業のオムニチャネル施策を、中国企業事例と比較しながら、話をする予定です。



10月21日に杭州で行われるセミナーの告知

アパレルではZARAが代表格なのでしょう

見劣りする格は仕方ない...でも頑張りますっ!



登壇者を見ると、中国のアップルと言われる「小米」の副総裁や、中国のMUJI+DAISO+UNIQLOと言われる「MINISO」(メイソウ)の創設者等も居て、相当格の違いを感じます。

弊社はこれまで「SPA業態に於けるVMD視点から、商品→売り方→売場の連動」を指導の核としてきましたが、これからの時代は「新零售」=「オムニチャネル」施策領域にもコミットし、1つ上のステージにもチャレンジしたいと思います。

それでは!
 2017/09/23 14:00  この記事のURL  / 



こぞってライフスタイル業態になだれ込み!
中国アパレル企業をクライアントにお仕事をしていて、昨年くらいからの大きな傾向は、以下の2点に尽きます。

@アパレル工場が自らのブランドを立上げ、小売店舗展開をスタート
Aアパレル企業が、服だけでなく、生活用品(ライフスタイル)関連のブランド展開スタート

実際に弊社が関わり杭州粛山に本部を置く、中国、いや世界的シェアも高い、某ソックスメーカーが、昨年から自らのブランドを立上げ、直営店展開をスタートさせました。彼等曰く、競合ブランドとしてベンチマークしているのは、日本の「tutuanna」。
ご存知の通り、ソックスのみならず、インナー、ルームウェアまで展開、その商品カテゴリー、品揃えの豊富さに、魅力を感じて、「目指せtutuanna」をスローガンに日々頑張られています。

香港のinitialが、中国でのライフスタイル雑貨、家具、そしてカフェ併設のハシリでした


また、これも今後弊社も関与していきますが、アパレル企業が、家具、ファブリック、家電・照明、キッチン雑貨、バス・美容、ファッション雑貨、インテリア雑貨、などを開発(含むバイイング)、同時にカフェを併設したり、中には生花、などの販売も行うなど、業態も多岐に渡っています。

アパレル自体も、これまでの単店(1ブランド)から集合店(3ブランド以上)に移行、店舗面積も5-600u超えの大型店を出しており、その中に上述のようなライフスタイルを演出するブランドを導入する、というのが常套手段になっています。

確かに世の中のライフスタイルブームもあり、猫も杓子も感はあるものの、服以外の雑貨類を取り扱わないと、時代に乗り遅れているブランド、と見なされかねません。
ただ、皆さんご存知の通り中国ではtaobaoという、中国最大のネットショッピングサイトがあり、ここには「買えないものは無い!」と言っても過言ではないほど、様々なありとあらゆるものが、激安で売られています。

上述のライフスタイル雑貨も、工場自らが同じものをtaobaoで出品していて、価格も半分以下で売られていたりと、モノはリアル店舗で確認し、買い物はtaobaoで、というショルーミング的買い方も当たり前になっています。

ですので、アパレルブランドがオリジナル雑貨を生産せず、バイイング主流で品揃えをする場合は、価格では歯が立たないので、モノ自体に付加価値を付ける、例えば...キッチン雑貨なら、関連アイテムでコーディネート提案をして、シーンを演出させるなどの工夫が必要です。ここでVMDが重要視されるわけです。

またモノのウンチク付けも含めて、価格だけでなく「モノの良さを、どのように伝播させるか?」も重要なファクターになってきます。

日本では、当たり前の事も、こちら中国ではまだまだ発展途上のさなかだと実感しています。

@アパレル工場の小売進出 Aアパレル企業のライフスタイルブランド開発、共にこれからの中国アパレル、小売マーケットでは、避けては通れない道です。競合もほぼ全てと言って良いほど、参入してきており、何処が他に先駆けて新しいモノを提案できるか?グローバルで流行りそうな情報をキャッチアップし、オリジナリティを出して売り込むか?が鍵になるでしょう。


それでは!




 2017/09/18 00:00  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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