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中国でのUNIQLOの信頼度!
中国には日本でいうと日経ビジネス誌にあたる「第一財経周刊」というビジネス誌があります。その中の特集で「金字招牌」つまり中国国民から安心、信頼されている様々な業種の企業が毎年選出されています。



2016年度は中国、アメリカ、日本の、様々な業種(コンピュータ、携帯電話、ファーストフード、飲料品、食品、アパレル、宅急便、スポーツ用品、SNS、タクシー配車、ECサイト、など)計17社が選出されています。その中に5年連続で選ばれている日本企業があります、それはUNIQLOなのです。

日本を代表する車、家電企業ではなく、アパレルのUNIQLOが選ばれていることに驚かされます。データは3,190名のアンケート調査、それぞれの業界の信頼度No.1企業を記名する方法で選ばれており、その93%が18歳-35歳の年齢層、住んでいる都市も1線都市在住者が75%を占めています。

アパレル分野においてUNIQLOの投票占有率は54,13%、この数字は昨年2015年を大きく上回っています。第2位のZARAは19,52%、UNIQLOはZARAを大きく引き離しています。
UNIQLOを支持する層は減ることなく、逆に増えていることになります。
記事では「UNIQLOに対する忠誠心に揺るぎが無い」とまで絶賛されています。




更に「第一財経周刊」の記事によると、変化が激しい中国マーケットで、特に嗜好の好みが分かれるファッション分野で5年連続受賞というのは非常に珍しく、消費者から絶大な信頼、信用を得無いと有りえ無いこと。UNIQLOの品質にこだわる企業姿勢や、次世代に向けたChristphe Lemaireを擁しての「UNIQLO U」の開発、「The Scinece of Lifewear」という企業メッセージなどが受け入れられている証拠と書かれています。
事実、直近の中国の全年収益を見てみても、2015年比較で9,3%の増長を示しており、この勢いは下半期も続いています。

政治的局面では、日中関係は一触即発状態。中国でのUNIQLOは自らは日本のブランドとは謳っていません、これは上述の通り中国国民の日本に対する嫌悪感に対してのもの。ですが当然ながら中国国民はUNIQLOは日本のブランドと認識しています。そういう状況下での5年連続のNo.1は本当に素晴らしいと思います。

今後も中国のみならず、グローバルで愚直かつ真摯な服作りを実行して頂き、世界各国でUNIQLOファンを増やしていって頂きたいと思います。

それでは!


 2016/10/31 00:00  この記事のURL  / 



中国 2016年第3四半期人気ブランドは!
ある中国のファッション情報サイトを見ていて、中国で展開している国内外アパレルブランドの2016年第3四半期の人気TOP50ランキングがあったので掲載します。
25歳から35歳(80后-90后)の約3,000人へのアンケート結果によるデータとなります。

カテゴリー分けは以下のとおり。
1.快時尚(ファストファッション)男女子供
2.休閑/潮流時尚装(カジュアル/トレンドファッション)男女
3.運動服(スポーツ)
4.商務装(ビジネス)
5.童装(子供服)
6.家居服/内衣(ルーム/インナー)

TOP50を見てみると、1位はZARA、2位には我ら日本が誇るグローバルブランドUNIQLO(優衣庫)がランクイン、日系部ランドを見ると、37位にmoussy、42位にSLYも顔を覗かせています。
MUJIがランクインしていないのが不思議なのですが、MUJIはライフスタイルに属すためカテゴリー外という事なのでしょう。

全50ブランド中12ブランドが快時尚(ファストファション)と、今の中国のファッションマーケットはファストファッションが牽引している状況が見て取れます。31ブランドが休閑/潮流時尚装、つまりカジュアル/トレンドファッションが男女含めて人気がある事が分かります。以前より中国では男女ともに商務装、つまりビジネスというキチンとしたファッション需要が少ないと言われているのも分かる気がします。もちろん需要が全く無いわけではなく、例えばZARAのビジネスシリーズは男女ともに人気があります。つまりこのビジネスカテゴリーも、ZARAの様なファストファッションブランドが消費者を取り込んでいるのだと思います。

TOP50のブランド

TOP50の中のカテゴリーを更に男女で細かく分類しています。レディスのカジュアル/トレンドブランドが消費者ニーズを牽引していることが分かります。

ファストファッションを除いた、レディスブランドのみのランキング

ファストファッションを除いた、メンズブランドのみのランキング

ファストファッションブランドのランキング

スポーツブランドランキング、6位はadidas

レディスビジネスブランド

子供服ブランド

ルーム/インナーブランド

2016年1年間に新たにOPEN予定店舗数

人気TOP50ブランドが創立、または中国マーケットにローンチした年度と、破線四角は人気TOP50のブランドの中でここ3年間に新たにローンチしたブランド数

人気TOP50ブランドの国別シェア、丹麦はデンマーク、法国はフランス、美国はアメリカ、西班牙はスペイン、徳国はドイツ、荷蘭はオランダ、瑞典はスェーデン、意大利はイタリー


如何でしたか?皆さんが知っているグローバルブランドもあれば、聞いたことが無い中国ドメスティックブランド、日本未展開のファストファッションブランドもあったかと思います。
現在の中国ファッションマーケットは、日本同様にファストファッションの台頭で、消費者は大量に生産されたトレンド服を追い求め、それに対抗する中国アパレル企業は、商品価格、コストを下げることを強いられ、結果的に品質を担保できない状態となり、決して芳しく無い状況が続いています。

そういう中で、服のデザイン力、素材、品質にこだわった物作り(上代から逆算したコスト設定では無い)を仕掛けるドメスティックブランドも多く出てきていて、注目されています。


それでは!

 2016/10/30 17:50  この記事のURL  / 



いよいよ3COINSがオープン!
久々のブログ更新になります。
いよいよ明日15日土曜日に、上海の三大商圏の一つである徐家フイ地区にある、メトロシティ3Fに3COINSがオープンする様です。詳細は下記URLをごらんください。

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000011430.html

ご存知の通り、いま中国ではメイソウ(MINISO)という表向きは日系、実は中国企業が展開する格安、ハイセンスなライフスタイル日用雑貨店が数千店舗を展開し一人勝ち状態。
当初は、MUJI、UNIQLO、DAISOを足して3で割った様な感じで、パクリと揶揄されていましたが。今やappleのようなセンスの高いモノ作りも行っていて、「えっ、この商品が10元(150円)?」という驚きのコスパで、相変わらずの人気ぶり。






そういうマーケット状況下で、PAL社として初の海外進出ブランドを何故この業態にしたのか?は正直疑問を感じえませんが、企業戦略として最終決定したのでしょうから、そこは私がとやかく言うべきではないのですが、価格優位性点については相当苦労をされる事でしょう。

上述のMINISOは基本的には10元(150円)SHOP、もちろんアイテムによっては50元や100元を超える物もありますが、大部分は10元のハイクオリティのものが多く、多くの消費者に支持されています。一方で3COINSの計画では30元(450円)が主価格帯、MINISOの約3倍、日本の1,5倍の価格。
日本ではまさに3COINS=300円で伸びてきた業態かと思いますが、こちら中国で30元と言えば決して安くはなく、安い朝ご飯が2-3回は食べられる金額、もちろんスタバのラテショートサイズ1杯も同額と、何処に、誰を顧客ターゲットとしてフォーカスするか?が肝になります。つまり、「日本で言う安い価格では無い」と言うこと。このあたりが3COINSが今回の中国1号店で成否を決める一つのポイントになるでしょうね。

中国では過去に例を見ないほどの日本ブームで、多くの中国人が日本旅行に行き、日本を体感し、沢山の物を見て、買い物もしています。その中には日本の3COINSで買い物体験をした人達もいるでしょう。日本の価格帯と中国での価格帯の差をどう感じるか、ましてや今の時代は越境で自由に海外の物が安く、購入できる時代になっています。
そういう日本以上に恐ろしいスピード感で刻々と変化する中国のマーケット、及びビジネス環境下での、今回の3COINSの出店。もちろん日本企業ですし応援はしつつ、状況をみていきたいと思います。

それでは!



 2016/10/14 14:09  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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