« 2015年09月 | Main | 2015年11月 »
チャイナ・プラスワン・・・!
「*チャイナ・プラスワン」が言われ出して、もう10年くらいになります。

*チャイナ・プラスワンとは...「主に日本の製造業等が、製造拠点を中国に集中して構えることによるリスクを回避する為に、中国以外に生産拠点を持ち、分散投資をするという戦略。新たな投資先として、ASEAN諸国が注目されている」

中国に関するカントリーリスクを列挙すると、主に以下のような感じでしょうか。
@中国政府主導による大規模な反日デモのリスク
A労働ストライキの頻発と、それに伴う労働賃金の高騰リスク
B格差拡大に我慢ができなくなった農民や民衆による大暴動のリスク
C人民元切り下げによる通貨安競争リスク
Dシャドーバンキング問題に見られる不動産バブル崩壊のリスク
Eコピー、模倣品製造乱発による、知的財産流出リスク
F汚染物による食品衛生リスク

など等、数え上げればキリがありません。




先日、上海のバーでたまたま隣に座わられた、上海で人気の鮨店を経営する日本人の方曰く「来年以降、中国の様々なリスクは更に高まり、経済も回復の傾向は見られない。今後ますます酷くなる一方だと想像できます。労働賃金の高騰、物価上昇、少子高齢化など...だから私は上海、中国で店舗を広げていくのではなく、年内に親日国、且つ預金利子も高いカンボジアに出店し、中国でのリスク回避する予定です...」と。
この方は飲食業の方で上述の製造業の方では無いのですが、ここ最近の客層の変化(3年前は客の9割が日本人、今は5割が中国、残り3割が日本人、2割が他の国)と、お話を聞くだけでは素人の私には、「客がローカル、現地化しており良い傾向では?」と思ったのですが、彼曰く「今の状態は或る意味、バブルに近い状態で、このまま良い状態が続くとは到底思えないし、先日の上海株暴落など少しずつリスクが顕在化してきている事象だし、最近の円安で日本人が高い日本食を敬遠している...なので中国人、日本人の両方に危機を感じているし、すなわち中国という国にリスクを感じている」言わていました。

この話はお酒の場でしたが、ふと我に返り自分自身の事業(製造業では無いですが)を鑑みた時に、この親日では無い中国で起業し、クライアントがほぼ中国アパレル企業という状態で、カントリーリスクを常に考えて、将来の事業戦略を立てているか?と自問自答したら「......」と言う答えしかありませんでした。真剣に考えないといけないと、酔いも冷めた一夜でした。

今日はいつに無く、真面目な話となりました。


それでは!

 2015/10/26 14:00  この記事のURL  / 



淮海路K11にライフスタイルSHOPオープンしています!
前にこのブログでも書かせて頂きましたが、知人が経営するインテリアSHOP「R.G.F」の、ライフスタイル雑貨を集めたリアル店舗が、淮海路にあるアートモール K11に国慶節前の9/24にオープンしました。このライフスタイル雑貨関連(リアル店舗、EC販売)に関しては、弊社も大きく関与していますので、是非一度足を運んで頂ければと思います。

国慶節期間中のK11は予想を上回る集客、「R.G.F」も地元ローカルの人のみならず、欧米人の方々の来店で盛況だったようで、モノによっては欠品してお客様にご迷惑をお掛けしてしまったようです。made in japanの工芸商材を中心に、ボルトガル、インドなど等、様々な国でバイイング、生産オーダーしたアイテムがところ狭しと並んでいます。










現在は内装規制が多い平場での出店ですが、この場所でしっかりと実績を作り、デベロッパーさんに認めて頂き、好立地の箱で且つ面積拡大して頂けるように頑張りたいと思います。
また、来週13日〜15日に上海で開かれるCHIC 2015(中国国際服装服飾博覧会)にも「R.G.F」として出展いたします。

上海市淮海中路300号K11購物芸術中心 B229 (地下2階 moussyやSLYの目の前)

それでは!
 2015/10/10 10:35  この記事のURL  / 



アメリカで感じた事!
毎年恒例の中国国慶節休暇を利用しての、アメリカ視察を終えて上海に帰って来ました。
今回はいつものNew Yorkだけでなく、ブーム(ブームに少し乗り遅れ気味ですが...)のPORTLANDにも足を伸ばし見てきました。
FACEBOOKで繋がっている人には、リサーチ状況を都度UPしましたが、伸びているブランド、そうでないブランドが見えた気がします。
*あくまでも、私がリサーチしたモールや路面店での状況です。

「 JCREW」は周知の通り不調が伝えられ、それが店頭でも手に取るように見えてしまっていました。商品品揃えも魅力的ではなく(私自身が欲しいと思うものが無い)、年中常に展開しているSALEコーナーも広く取られていたり、商品内容自体も買う気をそそらないものばかり。もちろん、接客においても、スタッフは笑顔もなく、滞りなく淡々と客にメールアドレスを聞くも、何か覇気が無い状態...。これは「A&F」や「Hollister」も同様で、50%OFFのSALE訴求が店頭イーゼルで表現されているも、お客さんがほとんどいない状態。とこの3つのブランドの人気の陰りが見え隠れしています。

一方で爆発的な人気で多くのお客さんを集めているのが、ご存知「madewell」。

昔はジーニングを中心のブランドだったと記憶していますが、J CREW傘下になりジーニング+旬のトレンド要素を散りばめ、価値観のある雑貨類など、20代〜30代の女性に対しても非常に魅力的なMDが組まれ、VMD、売場表現も一時のJ CREWばりに、随所にコーディネート訴求(PP)がなされ、相当力が入っている事が見て取れました。これはNew Yorkだけでなく、片田舎のPORTLANDの路面店においても、魅力的なMD、売場表現、接客は隙なく再現されていたことに驚かされました。
SOHO路面店、壁面フェイシング、今秋のトレンドであるベーシックトラッドの赤いチェックシャツをポイントにコーディネート提案
SOHO路面店、店頭テーブル、タートルKNIT提案、帽子の提案もぬかりありません
SOHO路面店、2階試着室前空間で、今週強化単品、コーディネート提案
ユニオンスクエア路面店、ショーウィンドー提案。全店ほぼ一緒のコーディネート、プロップス
PORTLAND路面店、店頭テーブル、KNIT提案とトレンドの赤いチェックシャツコーディネート提案、ブーツもしっかり提案できています



日本のレディスアパレルのみならず、メンズアパレルの方々も大注目している「madewell」、継続してウォッチしていく必要があるブランドですね。
例えば、VMDにおいても、試着室付近での強化商品/スタイリングのトルソー設置など、いっけんベタベタな施策にも思えますが「madewell」がやると、野暮ったく無くて格好良く、商品を売り込むことへの執着心を的確に売場で表現できているブランドだと感心します。

それでは!
 2015/10/09 00:30  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

2015年10月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
リンク集

http://apalog.com/uchida/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード