« 2014年12月 | Main | 2015年02月 »
2015年もモールが続々OPENします!
2015年も早1ヵ月が過ぎようとしています、こちら中国ではこれからが年末、2/19に春節を迎えます。そんな中国は上海では新たな大型、小型含めショッピングモール、百貨店のOPENが目白押しです。
*以下の写真や一覧表情報は微信(Wechat)を通じて発信されている、中国リテイル情報から抜粋しています。

その数なんと36館(最下段添付の資料によると、だけど実際はこの倍はOPENすると思われます)、これが上海以外の各都市、省、全国で毎週の様にOPENしていくわけです。今年2015年内に10店舗を閉店する万達広場の様に、そりゃ売れなくて閉店に追い込まれる館も出てくるはずですね。

上海市内で一番面積が広い浦東地区に9つの施設がOPEN予定、その他郊外や、中心ど真ん中の旧施設のリニューアルなど、ひとくちにOPENと言っても様々で多岐に渡っています。
注目すべきは下記施設番号で言うと、2番(上海2店舗目のラッフルズ)、9番(日本の大丸がマネジメントする新世界)でしょうか。

長寧ラッフルズは、これまで中山公園エリアでは飲食のバリエーションが豊富で、ターミナルに位置する、一人勝ちの龍之夢購物中心があり、そこから地下鉄一駅のところにできた上海最大(44万平米)の面積を誇る環球港など、市内の少しはずれたエリアですが、半径5km圏内の消費者をしっかりと掴み、デベロッパーからすると安定した集客を読め、テナントから見ても、数字も読める事から出店したい館No1になっています。
そこに、道路/地下鉄3,4号線を隔て斜め前にできるのが、このラッフルズです。日本でもそうかも知れませんが、こちた中国では出店位置が周辺メイン施設から歩いて3分でも、わざわざ横断歩道を渡らなければならない、というたったそれだけで、全く人が入らないという事が起ります。同時にこのラッフルズは龍之夢購物中心には無い、ラグジュアリーブランドも集める,という事ですが、そもそも居住者が多く昼間人口は多いものの夜間人口が少ないエリア、という事で客単価も他の上海市内の商業施設と比較しても低い中、高級品はかなり苦労する、と予測出来ます。それよりも、ターゲットをもう少し若い層に振り、且つ価格的にも熟れたブランド集積をし、龍之夢購物中心に無い飲食や、子供向けの教育関連コンテンツを目玉にしたほうが、地域密着の館として成立するのではないか?と思います。

次に今週末に南京東路にOPENする新世界大丸百貨店、立地は歩行街を越え、FOREVER21の目の前、いまだにお上りさん(観光客)が多く、上海の人はあまり足を踏み入れないエリア、確かに毎日が休日?と思うくらいに人はうじゃうじゃ居るのですが、果たして物を購入しているか?というとはなはだ疑問、完璧に買いにでは無く,見に行く観光地化しているエリアです。
大丸さんの日本人駐在員の方々が数人駐在され、ブランド集め(特に日系ブランド)、リーシング等で苦労をされていると御聞きした事があります。運営は新世界側が牛耳っており、百貨店としてプライオリティの高いスタッフサービス等の教育面も新世界側がコントロールしているようです。「日本の百貨店の利点」が何処迄発揮されるか?も注目点ですし、中国人は誰でも知っているエリアで、流行のモール形態では無く、中国人には馴染みの有る百貨店形態がどのように消費者に受け入れられるのか?も気になる所です。


































それでは!
 2015/01/29 01:15  この記事のURL  / 



もうすぐ春節です、ショーウィンドウはどうなっているの?
日本は1月1日の元旦が正月、でも中国をはじめ中華圏は春節が過年(正月)というのは周知の通り。前にこのブログでも書かせて頂きましたが、2015年の春節はここ数十年の春節の中で一番遅いタイミングでやって来ます。という事で、中国で展開している外資、内資アパレルリテイルもSALEスタート時期、割引率設定などにやきもきし、同時にVMD領域(SALE、春プロパーの打出し、春節ウィンドウディスプレイ実施のタイミング)でも、三者三様、様々な状況です。








今日、徐家フイのガンフイ広場のウィンドウ提案を見てみると、上述の影響からか、既に1ヵ月後の春節(NEW YEAR)の提案しているブランド、まだまだ冬SALE全面打出しで春節の演出をしていないブランドも有り、例年に比べバラツキが見られました。1月に春節を迎える年は12月の時点で「クリスマス&NEW YEAR」を謳うウィンドウディスプレイがほとんどなのですが、2015年は「クリスマス」「冬SALE」そして「春節」と3段階に分けてウィンドウ演出を仕掛けているブランドが目立つという事だと思います。

既にウィンドウディスプレイで春節提案をしているブランドを見てみると、干支の羊モチーフを全面に打出しているところが目立ちます。昨年の馬よりもキャラクター性が強く、可愛いイメージもあり、羊毛が服の原料として用いられる事での直結性からか、こぞって演出しています。

私はこの毎年春節前に各ブランドが提案するウィンドウのツール(背景やガラス面でのメッセージや、干支のモチーフ)に、ブランドの春節に対する意志や想い、拘り、感性、センスが感じられ実は大好きで、楽しみにしているのです・・・笑。春節を年間の中でも重要な商機と捉えているブランドは経費もしっかりかけて作り込んでいる事も、よく分かります。言うなれば春節のウィンドウはVMDの腕の見せ所でもあるのです。


それでは!
 2015/01/16 10:10  この記事のURL  / 



万達広場の店舗閉店と収益改善!
中国の商業施設情報で有名な微信サイト「商業地産与電商」によると、中国で飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している百貨店/商業施設集団の「万達広場」が10店舗を閉店し、収益改善が必要な25店舗を圧縮(規模縮小)を行うと発表。というニュースが中国小売業界に激震が走っています。



*万達広場と言えば、王健林氏傘下の万達商業地産が運営しており、万達商業地産は昨年12月16日に香港で新規株式公開(IPO)を行い、37億ドルを調達しており、今や世界最大規模の不動産会社です。

話しを戻し、万達広場は中国内に既に100店舗近くをOPENさせている中国商業施設運営チェーンの雄。中国の北から南(東北地区から華南地区迄)、西は四川省に至る広域に展開。都心部では無く郊外に街そのものを一から開発し作り上げる手法を取っています。自ら手掛ける万達百貨店、テナントを集積させた万達広場等の商業施設のみならず、OFFICEビル、5つ星ホテル、住宅マンションなどを一体化、併設させる事で、顧客を呼ぶのでは無く、自ら顧客を創出させるやり方はそれまで中国にはなかったもので、2007年に1号店をOPENさせてから非常に速いスピードで出店を行っていました。
著名なグローバルSPA企業と協業(出店し易い様に、好立地で大きな区画提示、低い家賃等の条件提示)することで、SPA企業自体も出店戦略、計画が読める、共にWINWINの関係で築きあげられているように思いましたが、流石に100店舗規模になり、3線から4線都市への出店、無顧客(自ら顧客創出する事の難しさ)、テナントに取っても出店したものの集客、売上が見込めず、魅力的でない商業施設になっていったのだと考えられます。今回の判断にショックを受けているSPA企業も少なくは無いと思います。

下の資料を見て頂くと、その事が如実に現れています。閉店する10店舗を見るとOPEN年度が古いものでも2012年8月、新しいもので2013年10月と、OPENして僅か1年と2ヶ月での閉店の判断となっています。
圧縮させる収益改善25店舗は、OPEN年度が古いもので2009年11月、新しいものでは何と2014年11月とOPENして僅か2ヵ月経っていないものも、その対象になっている事に驚かされます。

閉店を決めた10店舗

圧縮させる25店舗



ここからは、あくまでも私の推測ですが、2010年段階から、施設によっては既に集客、販売不振の兆し、シグナルが出ており、ここ直近2年に至っては、政権交代での政府引き締めによる市場不活性が起因となり、翳りが見え始め、マーケットが悪いと分かっていてももう後戻り出来ない状態になってしまっていた、という事だと思います。そう言う中での早期に今回の計35店舗に対してメスを入れた事は、不安定な中国市況を鑑みた英断だと思います。

万達グループは上述の様にIPOを行い多くの資金を調達し、2015年も30近い新規建設プロジェクトが進んでいる様です。万達広場も今後もスクラップ&ビルトを繰り返し新たな施策を打ってくる事でしょう。

それでは!

 2015/01/08 00:20  この記事のURL  / 



2015年 中国法定祝日!
明けましておめでとう御座います。本年もVMDブログ「グローバルで勝てるVMD」を何卒宜しく御願いします。

中国国務院から12月16日に正式に発表されています。以下の法定祝日を元に商品展開/販促計画、出張計画などにご活用ください。

左から、日名、法定祝日、休日期間、連休、振替出勤日、となっています。

元旦 2015年 1月 1日(木)  1月 1日(木)〜 1月 3日(土) 3連休
(4日の日曜日は出勤日)

春節 2015年 2月 18日(水)  2月 18日(水)〜 2月 24日(火) 7連休
(2月15日の日曜日、2月28日の日曜日は出勤日)

清明節 2015年 4月 5日(日)  4月 4日(土)〜 4月 6日(月) 3連休

労働節 2015年 5月 1日(金)  5月 1日(金)〜 5月 3日(日) 3連休

端午節 2015年 6月 20日(土)  6月 20日(土)〜 6月 22日(月) 3連休

中秋節 2015年 9月 27日(日)  9月 26日(土)〜 9月 27日(日) 2連休

国慶節 2015年 10月 1日(木) 10月 1日(木)〜1 0月 7日(水) 7連休
(10月10日の土曜日は出勤日)


昨年との違いは、春節前の大晦日に当たる除夕が連休に含まれたり、各節目の日が2015年は日曜日にあたるケースが多いことから、概ね翌日に振替え休日を設定して連休とされているが、中秋節は国慶節の連休に連なることもあって振替えの休みが設定されなかったようです。

それでは!

 2015/01/05 16:40  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

2015年01月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
リンク集

http://apalog.com/uchida/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード