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アウトレット商品常設店の広がり!
上海でも既存の青浦アウトレットMALL、北ワイタンの上海国際時尚中心、数年後に浦東地区にOPENする日系アウトレットMALLなど、市場規模の割りに大規模なアウトレット店が少ない上海マーケット。最近市内の各商業エリアを見てみると、今の様に商業施設が乱立する一昔前に流行った百貨店や、小さなMALLがミニアウトレット施設化している事に気づきます。

代表格はパリチュンテン百貨、特に地下鉄2号線中山公園駅近くに2箇所在る店舗の内、定西路店は婦人靴、スポーツ用品のアウトレット、長寧路店の方は地下3階が毎月の様にアウトレット対象ブランドが入れ替わり、アパレルブランドからキャリー物を買取り、破格のプライスで叩き売っています。同じパリチュンテンの他店でも、専門館化したり、地下フロアーをミニアウトレットとしているところもあります。
内装インテリア、VMDにも定評のあるEPの青浦アウトレット店
中国キャリア層、ミセス層に絶大な人気を誇るJNBY(江南布衣)、店舗網の広がりと共に在庫も圧迫していると思われます



また、基本的に中国アパレルの多くは夏、冬の期末SALEを行わず、年間を通じてプロパー販売を商売の核(顧客に申し訳無いから今期物は店舗で割り引かず、キャリー物は一部展開し割引販売しています)としています。各ブランド共にプロパー消化率も決して高く無く、在庫処理を行う為に郊外アウトレットMALLの中にキャリー物専門店を開設し消化を図ったり、街中の路面店、または小さなMALL内にプロパー店と同じ屋号、同じ内装イメージで、キャリー物を40〜50%OFFで販売する店を開設したりと、上顧客に目立たない様な在庫消化店をひっそりと運営しています。どのブランドにも共通するのは、派手な広告宣伝は行なっていない事、店舗内装イメージも手を抜かない事、等でしょうか。ブランド価値を落とさずに如何に在庫消化を図るか?永遠の課題だと思います。

昨今の中国アパレル小売状況は芳しく無く、上述の様な「顧客に申し訳ないから・・」という理由で、顧客視点に立脚しキャリー商品専門店で旧在庫を販売していたブランドも、瀬に腹はかえれずプロパー店の店頭でも今期物の割引をするところもチラホラ見掛けた14春夏のマーケットでした。


さて、今週、来週も出張が続き、今週は北京、来週は広州、再来週はトンガン、台湾台北と動き回ります。

それでは!

 2014/08/25 09:00  この記事のURL  / 



SPA構築セミナー終了!
先ほど計4日間に渡るSPA構築セミナーが無事終了しました。前半2日間はSPA業態のMD構築篇、後半2日間はSPA業態のVMD構築篇、と中国では珍しく何と4日間連続のセミナーは、華東地区を中心に中国のアパレル、スポーツ、インテリアリテイルやECビジネス、の代表、商品系責任者、営業系責任者、が主な参加者。セミナー人数は徹底的にSPAを理解して頂く為、大学のゼミの様に少数精鋭で実施しました。

これまで何度もこのようなセミナーで登壇したり、現在も中国アパレル数社のコンサルティングをやらせて頂いていますが、今回驚いたのは皆若くて優秀な方々ばかりだと言う事。アメリカに留学し2代目として家業のアパレル企業を継いでいる女性、日本の某有名な大学に留学し、その後日本企業に勤め中国に帰国後自らECビジネスで起業している男性、中国に進出している外資系スポーツ企業に勤め、ジョブホッピングをしている男性などなど様々。



セミナー内容は、多岐に渡りますが要約すると・・・以下の通り。

・SPA業態の全体感、背景
・事例研究
・SPA業態企画、店舗運営プロセス
・商品起点のVMD業務標準化
・VMDとECの連携

中国でもSPA業態の専門書は数多く出版されており、皆表面的には理解していても、それを実際にどのように実務に落とし込むか?何から手を付ければ良いのか?そのプロセスの中での判断基準は何か?など等、今回のセミナーを聴いて初めて知った人も多かった様に感じました。今回セミナーに参加した優秀な方々がノウハウを身に付け、自ら工夫を凝らし、新たなビジネスモデルを生む事は容易いとも、唸らされた4日間でした。毎回、逆にこちらが気づかされたり、勉強になる事も多い、中国でのセミナーです(笑

明日から水曜迄、今度は杭州のレディスアパレル企業への定期指導、この調子で9月末まで休み返上のお仕事が続きます。

それでは!



 2014/08/18 12:45  この記事のURL  / 



中山公園蘇寧電器の兆豊ビルに●がOPEN!
中山公園の龍之夢購物中心と言えば、上海の西部エリアの商業エリアの中核を成す商業施設、来年は対面にラッフルズの新しい館がOPENしたりと、これまでの一人勝ち状態を続けるのは難しくなってくる事でしょう。

昨年、売場面積40万平米という超巨大商業施設(環球港)が、地下鉄で1駅の金沙江路にOPENし、龍之夢購物中心にも影響が?と言う報道がありましたが、現状はさほど影響は受けていないようです。ただ上述の通りに90后世代の若者に支持されるラッフルズが目の前に出来ると、お客さんの流れが変わる事は必死となります。
ここの1,2階に著名リテイルが入ります。4階には日本食レストランが集まった飲食街がOPENしていますが、分かり辛さも含めて集客は厳しい様です



さらに、一昨年OPENし僅か半年で閉店した光一百貨の跡地に、今年の10月国慶節に日本の著名アパレルリテイル、そして同じく著名インテリアリテイルがOPENする様です。アパレルリテイルは龍之夢購物中心4階にも店を構えているため、いわゆるドミナント戦略での出店。一方でインテリアリテイルは、中国大陸第1号店がここになるようです。
以前のこのブログでも書かせて頂きましたが、上海ではメイン道路から奥まったところに施設の入口が有る店(館)は流行らない!というジンクスが有ります。この館も長寧路から約30M近く後方にあり、過去も何をやっても上手くいかず、すぐに撤退を繰り返しているいわく付きの施設。上述の2リテイルがその常識を打ち破っていただく事を期待します。


私は明日夜から広州出張、これから9月末迄毎週毎週出張が続きます。

それでは!
 2014/08/11 15:00  この記事のURL  / 



人気サロンがヘアスタイリスト募集!
上海で行きつけのプラーベートサロンが事業拡大に伴い、「日本人ヘアスタイリストを募集」しています。

その店は最近引っ越しをして、ゆったり、素敵な空間になったPrivate Hair Salonの「matinee」(マチネ)。この店の経営者でありトップスタイリストである安東氏の事は、以前日経ビジネスオンラインのコラムでも書かせて頂きましたので、下記URLから入り御覧ください。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130613/249589/


今現在はプレリニューアルOPEN中なのですが、今年の10月くらいにスタイリストが揃った段階で、グランドオープンをされるそうです。「matinee」は上海在住の日本人女性、男性のみならず、中国人の方も顧客に持つ、知る人ぞ知るサロンです。昔と比べ今の上海、中国は日本資本の大手サロン/個人経営サロン、欧米系、アジア系、地元中国資本・・・百花繚乱の様相を呈しています。ですが、本当にお客さんから支持されているサロンは実は多くは無いと思います。その中で「matinee」は安東氏の人柄と、裏打ちされたテクニックに魅了されたお客さんが顧客、リピーターになっていると感じます。







募集要項は日本在住の方、上海、中国に在住の方を問わず広く募集されています、男女も問いません。我こそはと思われるヘアスタイリストの方、または知人が日本でヘアリストをされていて、海外でチャレンジをされたいという方を知っている、もしくは今現在上海でスタイリストをしていて別のヘアサロンで働きたい、転職を考えている方、など状況は様々だと思いますが、このブログを見られたら知人の方に是非教えてあげてください。

問合せは、まずは私迄連絡を頂けると嬉しいです。もちろん、私が面接をするわけではなく、安東氏が面接されます(笑

それでは!
 2014/08/10 13:20  この記事のURL  / 



上海Mila Owen OPEN!
久々に仕事で南京西路の梅龍鎮伊勢丹に行ってきました。伊勢丹の近辺もOLD NAVYやOYSHO(インディテックスのインナー)がOPENしていたりと、少し行かないと街が様変わりする事を実感しました。さて本題ですが今年の3月に新宿ルミネ2に1号店をOPENさせた、マッシュホールディングスグループの新会社マッシュライフラボの「Mila Owen(ミラ オーウェン)」が、今月8月28日に梅龍鎮伊勢丹3Fの「gelato pique(ジェラート ピケ)」傍にOPENします。

語るもがなですが、「Mila Owen」はファッションの多様化が進むなか、高感度なライフスタイルを送るトレンドに敏感な女性をターゲットに8,000円以下というロープライスの客単価で「ネクストベーシック」を提案しているブランド。

新体制のマッシュライフラボが初めて立ち上げた「Mila Owen」は、洋服単体ではなくネイルやヘアスタイル、メイクといった「トータルなスタイルがファッション」という価値観を持ち、洋服のスタイリングで個性を出すよりもシンプルな洋服を、おしゃれに着こなす高感度層に訴求するために開発されています。
微信(Wechat)で閲覧出来る、7月末に上海で行われたメディア向け展示会の模様


情報によると、日本での「Mila Owen」の価格帯はカットソーが3,000〜7,000円、ニットが4,000〜9,000円、ジーンズが4,000〜9,000円。出店施策はと言うと、日本ではインショップを中心に100〜170平方メートルの売り場面積で出店(今年の8月〜9月で一挙に8店舗OPEN予定)し、出店開始から5年を目処に国内約20店舗、今回の上海店含むアジア・海外では、約100店舗まで販路拡大を予定されているようです。

今や中国の日系アパレルの勝ち組ブランドの「snidel」をはじめ、「gelato pique」「Lily Brown」「gelato pique CAFE」と矢継ぎ早にローンチさせて、中国の日本ブランド好きな女性達に、一目置かれている存在になっています。そして今回の「Mila Owen」のローンチと留まる所を知らず、次々に手を打って来るあたりが、元々アパレルに端を発していないマッシュスタイルラボの戦略なのだと感心させられます。恐らく出店施策も、上海も台湾も沖縄の先の一都市という感覚なのでしょうね。

これはあくまでも私見ですが,中国の「snidel」の店舗と買物をされているお客さんを見ていると、商品面ではディティールやパターンにもこだわり、日本製商品も有り、ほど良いデザイン、着ると賢く且つ可愛く見え、価格の割にはクォリティも優れている。購買層も20代〜いつまでも若い装いをしたい30代後半から40代の方と、幅広く買われていると感じます。今や知名度も有り、買いたい服の候補上位になっていると考えます。

一方で「Mila Owen」はネクストベーシックと銘打ち、新たなマーケットにチャレンジされるのですが、そもそも中国は欧米と違いまだまだファッションが成熟していないマーケット、どちらかというと表面効果のある素材や他には無いデザインもの、鮮やかなカラーを好む嗜好があると感じています。中国で好調の「snidel」も実はこれらの理由で売れているのだと推測します。

先日こちらで行ったメディア向けの「Mila Owen」の展示会は概ね好評だったと聞いていますが、OPENに際して「価格設定」と「売り方」が今後の肝になるような気がします。「価格設定」は既に他社競合も見られて確定されていると思うので私が語るべき事でなく、「売り方」は「見せ方」も含み或る意味、既に認知の有る「snidelとの差別化」という事です。好調「snidel」も館によっては苦戦を強いられている店も有ると聞いています、同グループ内での出店加速が進んでいく中で、自社競合(カニバリゼーション)も起こりえます。「Mila Owen」としての立ち位置、顧客ターゲットを明確にする事が、上述の多店舗展開を目指されるのであれば(価格だけの差別化だけでは無いという意味)非常に重要だと考えます。

また比較対象としては相応しく無いかも知れませんが、昨年中国にローンチしたベーシックアイテムが中心の「COS」も、価格帯では「Mila Owen」よりは1〜2マーク高い価格設定なのですが、現状は積極的に出店していない事で、知名度も低いと言う要因もあり売上は厳しい状態です。

8/21(木)〜27(水)に梅龍鎮伊勢丹1FのPOPUP SHOP、そして8/28(木)の正式OPENと、日系の期待の星のマッシュホールディングスグループには頑張って頂きたいですね。


それでは!

 2014/08/06 10:50  この記事のURL  / 



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プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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