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再来週 上海でセミナーに登壇します!
上海の自宅インターネット環境が絶不調・・・街中の様々なインフラが整い出している上海ですが、仕事、ネットでの調査などに最低限度必要なものが欠けると、全く仕事になりません。

さて、昨年10月に続き今年もクリーク&リバー社様が主催される、「中国アパレル経営者層向けVMD、販売研修セミナー」その中で登壇させて頂きます。
内容は、常日頃中国アパレルさんとの取組みの中でお話をさせて頂いている、業務標準化だったり、SPAブランドのVMDの在り方や思考方法、最終的には、これからの時代、中国で勝つブランド戦略、などをお話しする予定です。

7月12日(土)、上海は中山公園の龍之夢購物中心傍のルネサンスホテルにて、上海在住、または出張で来られている方は、是非御参加ください。



日本語リリース
http://www.asahi.com/and_M/information/pressrelease/CPRT201415654.html?iref=andM_kijilist

中国語リリース
http://www.fashiontrenddigest.com/d/17756.shtml


7月、8月は中国アパレル様向けセミナーの目白押しとなっています。

それでは!
 2014/06/28 23:10  この記事のURL  / 



明日から第2クール スタート!
今年の1月に社内セミナーと言う名の面談を開催、そして3月から本格的にコンサルティングが始まった杭州の某中国レディスアパレル企業への御指導。

第1クールでは、「業務標準化」に照準を当て社長以下、営業部、VMD部門の方々へのヒアリングと仮説立てを行い、何故業務の標準化が必要か?を3回に分けて説いてきました。同時に標準店と言われている店舗にも入店を繰り返し、講義,議論した内容と現場業務との連携を試みました。目的は・・・如何に「標準」と言う概念が表面的なレベルになってしまっているか?このブランドの皆さんに知って頂きたかったから。3回も標準の事を話せば、嫌がおうでも腹落ちをされたと実感。

そして明日からの第2クールでは、「標準を起点にした細分化」をテーマにして、全3回(3ヵ月)に渡り、議論、講義、店舗入店を繰り返していきます。ここで重要な事は、当然ながら老板(社長)も毎回同席して頂き、経営と営業現場とのギャップを埋めていく事、もちろん完全には埋まることはないものの、現在は多様化している方針、ベクトルを一つにしていく事が、ブランドに携わる全員がストレス無く、目標に向かって、効率良く、スピード感を持って問題解決でき、成果も出やすいと考えているから。

日本以上にワンマン体質、トップダウンの企業が多い中国、上述の様なプロジェクトの進め方は一筋縄ではいかない事は百も承知していますが、わざわざ私をブランド改革に指名して頂いたからには、その期待に応えるべく、遠慮せずに、チャレンジすべき事は意見に沿い支援し、間違いは間違いと明確に意見提言して、邁進したいと思います。

明日からの2日間は相当揉め、議論が二転三転すると想像出来ますが、第1クールでの業務標準化の重要性を執拗に話し、心底理解して頂いていると思うので、結論は出しやすいと思います。


今回はいつになく真面目で、写真が1枚も無い内容となりました・・・笑。でもこうやって、ここ中国に住んで、日々中国企業さんとお付き合いし、苦労もしますが、逆に凄く勉強させて頂いていると実感しています。

それでは!
 2014/06/24 01:15  この記事のURL  / 



目立つパークソン(百盛)の閉店!
先月の「第一財経日報」によると、マレーシア系の百貨店、パークソン(中国語名:百盛)が中国内の店舗を次々に閉店をしていると言う報道。以前このブログでも英国系M&Sの縮小の事を書いたばかりですが、1994年に北京に1号店を中国初ローンチさせて、約20年になるパークソンも、中国内の3、4線都市での万達広場を代表とする商業施設の乱開発、過当競争の煽りを受けてか、苦境に立たされています。
今年グランドリニューアルオープンした上海淮海路店



パークソンは、この20年間で全国の23の省、直轄市の37都市に57店舗を展開するも、2012年辺りから、閉店が目立っています。一昨年2012年7月には上海の虹橋店(閉店後すぐに近くの天山路に移動しオープン)、貴陽の金鳳凰店、2013年には貴陽鮮花店、石家庄店を、今年に入ってからは5月に済南店、常州新北店を、済南店は2012年4月のオープンですから僅か2年で閉店に追い込まれたことになります。

一般的に、中国の百貨店は、開業から1〜2年は成長段階、4〜5年以降で安定期に入るというのが定説と言われています。済南店の様に2年足らずで閉店をしたのは、成長も安定も程遠いと判断したと言う事でしょう。

ここ3年ほどの中国リテイル(実店舗)の経営状況は、いわゆるEC通販との競争、そして人件費や家賃高騰、その他コストの上昇で厳しさが増しています。一方で百貨店の利益率も15%以下(これまでは20%前後)まで落ち込み、先が見えない状態になっているようです。

昨年から高級路線を目指し改装を進めていて、今年グランド リニューアルオープンしたパークソン上海淮海店も、週末に行っても客数が大幅に激減している事が分かります。この20年間、台湾系の太平洋百貨と並び中国での外資系百貨店の雄と言われたパークソンも、岐路に立たされていると思います。
今後の百貨店業態はこれまでの様な、レディスファッションに特化したり、世代も絞り込むのではなく、子供、飲食、エンターテイメント性など、館に行って楽しいという様な特徴、付加価値を加え、それを求める消費者にFITさせていかなければならないのではないかと思います。


それでは!
 2014/06/17 22:30  この記事のURL  / 



今年のSALEは23週からスタート!
世の中はワールドカップ(足球世界杯)で盛り上がっていますが、マーケットも早々とSALEがスタートしています。例年、MD週 第26週あたり(6月第4週)からスタートする夏物SALEも今年はマーケット不調要因からか、早々と第23週(6月2日週)からSALEを始めるブランドを多く見掛けました。本格的には来週25週(6月20日の金曜あたり)がSALEスタートのピークになると思います。

各ブランド共に、春物は5月の労働節(第18-19週)や、6月の児童節(第22-23週)で在庫の消化を図っており、夏物の消化も秋物立上がり(第32-33週頃、つまりあと8週間ほど)とのタイミングを見計らいながら割引率設定や、消化方法を模索しています。

代表的な手法は以下の通り。

@SALE割引
A最終プロパー消化目的で、新品プロパーお買い上げ枚数により割引
Bお買い上げでプレゼント(モノ、クーポン)


@のSALE割引は、そのままの意味で夏物30%OFF、など直接的、且つ単純に割り引く手法。以前より多用されていて御客様にとっては分かりやすい反面、安さがストレートに伝わり辛い、ブランド側にとっても大幅な夏物在庫消化が困難となり、これからの8-9週間のSALE期間に割引率を下げ続けるのみとなり、鮮度が下がる恐れがあるため、下記Aとの併用が必須となる。




Aここ3年の間に増え定着した手法。新品プロパーを、アイテムを絞り,1枚で●割引、2枚で▲割引など、ブランド側が消化したいアイテムを視野に入れた、戦略的な手法で、御客様にとっても枚数を多く買う毎に割引率があがるためお得感がある。ブランド側は毎週毎週、店頭在庫、倉庫在庫を見極めながら、鮮度のあるSALE消化を図る必要がある、SALE後半はプロパー商品投入がなくなるため、上記@の割引手法と掛け合わせる事が必要。





B金額設定をして御客様に多くの商品を御買い上げ頂く手法。お買い上げで次回に使用できるクーポンや、バッグ、スカーフ、アクセサリー等の服飾関連グッズ等を、プレゼントするのが一般的。ブランド側にとっては直接的なSALEをしない事でブランドイメージをキープできる事、同時に御客様の満足を高める事ができる手法。目的は上記A同様に「枚数/客単価/SET率」を上げる事。プロパー最終段階、マーケットのSALE突入期に有効。







各ブランド共に上述の@ABの手法を上手く組み合わせて、SALE期間(約8-10週間)を乗り切る必要があります。VMDやレイアウトに関わる皆さんの売場対策としては、SALE期間の週別の商品ゾーニング、レイアウト推移計画を作成し、毎週のウィンドウ打出しVP、店内PP、IP、そしてアイテム別集積フェイシング等、消化計画に沿った売場展開方法を具現化させ実行する必要があります。SALEとは言え、プロパーを売るのと同様に売場基準を上げて臨む必要があると思います。



それでは!
 2014/06/16 12:00  この記事のURL  / 



パン屋のプロモーションが人気です!
一昨日から始まったワールドカップ、昨夜のスペインVSオランダ戦は最後迄見てしまいました、日本との時差が1時間の中国、その点少しだけ日本よりはマシなのですが、当分夜更かしが続きそうです・・笑

さて、これも13日から始まった、台湾系パン、ケーキ、カフェの「85度C」のプロモーション、「RILAKKUMAボールペンプレゼント!」が人気です。期間は7月24日迄の一ヵ月と少し、この期間で15ポイントを集めると、オリジナルのRILAKKUMAのボールペン(8種類)1本がもれなくもらえる、と言う内容。1ポイントは15元(約255円)、つまり225元(約3,825円)で10元(約170円)相当(あくまでも想像です)のプレゼントがGETできるという事です、コスト約4.4%。良く言われる販促費コストは上代の5%までに抑える!、それ以下に収まっています。
Kittyをはじめ日本のキャラクターは凄く人気があります
店頭もRILAKKUMAでお出迎え



5年ほど前迄、上海をはじめ中国でパン屋と言えば「85度C」と言われるくらい、行列もできるほどのブームがありました。中国での売上好調で、本社が2010年に本国台湾で上場したほどです。今や台湾342店、中国で383店、香港4店、米国14店、オーストラリア5店まで店舗網を拡げている様です(2013年2月時点)。店舗名の由来は「珈琲は85℃が一番美味しい味」という事、また五つ星のホテルで出される、パン、ケーキを提供するがコンセプト、出店戦略は競合であるスタバの近くに!だそうです。例えば、ラテの価格を比較すると、スタバ グランデサイズ30元(510円)に対して、85℃は13元(221円)と半額以下、味はそこそこ、十分です。
http://www.85cafe.asia/

さて、話しをプロモーションに戻すと、今回の目的を考察してみると・・中国での夏場でパン類の売上(来店客数、客単価、SET率など)が落ちる為?はたまた、子供達が夏休みに入る前の仕掛け、それともパン屋もシンガポール系のBreadTalkや、ICHIDOなどの競合出店が増え過当競争の中での売上向上策、それともシーズン毎の定期的な販促など・・・、色々考えられますが、これまでの出店すればすぐに集客ができた一人勝ち状態から、戦略的に集客、リピーター客確保をしなければ厳しくなって来ている事が想像できます。
まだ始まったばかりのこのプロモーション、店舗を覗くと子供連れ、若いOL層で賑わっています、集客策は効を奏しているようです。



来週は日本出張となります。

それでは!



 2014/06/15 00:00  この記事のURL  / 



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プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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