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中国アパレルへの教育月間!
ここ1週間程ブログ更新できていない理由(言い訳とも言いますが・・)は、1月からスタートした杭州レディスブランドへのVMDコンサルティングが本格化してきた事で、週末を利用しての研修。
そのまま今日からシンセンに来ているのですが、これもレディスブランドさんへの合宿形式での4日間に渡る研修資料、準備に追われていました。

明日からアパレルさんの工場隣接の会議室、ショールームを使い、経営者、幹部、そして広大な中国全土から地域責任者、店長、そして本部VMD、計80名対象のSPA研修を行います。
この様に3月、4月は、中国アパレルへのVMD教育/育成指導を初めとしてSPA構築、本部組織体制構築、販促計画、業務標準化などなど多岐に渡る視点で向き合う教育月間となります。
3月8日は婦人節、MD第10週にあたり、例年春節後に訪れる春物紹介の好機です。著名ブランドも好機を活かし3日〜4日間の指定アイテムの限定販売を行う事が常になっています
これまでの単純な割引手法では無く、最近ではPOPに掲載されたQRコードをスマホで撮影したお客さんにのみ、限定商品情報の権利を与え,同時に顧客情報を入手する手法が当たり前になっています



指導、指導と偉そうに書いていますが、実施をする中で中国アパレル共通の強みや、逆に課題、問題点も理解する事ができて、同時に中国で展開する日系アパレルに足りていない点も発見できたりと、実は私自身凄く勉強になっています。幾つになっても勉強、勉強です。

この金曜迄の研修が終われば、3ヶ月振りの香港。街を見て、旨いもの食べて、知人に会って、情報を仕入れ、リフレッシュして来ます。


それでは!
 2014/03/11 02:00  この記事のURL  / 



これからのSCの在り方考!
香港に本部があるK11、ご存知新世界グループが運営する商業施設です。上海にも昨年2013年1月に淮海路にOPENし、ラグジュアリーブランド、日本、香港、中国のアパレルブランド、そしてグローバルな飲食店が充実し多くのお客さんが訪れる人気スポットとなっています。

このK11は、物販、飲食のみの普通の商業施設では無く、「芸術」をキーワードに地下3階にあるアートギャラリーで、これまでも様々なメセナ活動を行っています。
その上海K11が,今週末の3月8日〜6月15日で新たに仕掛けるのが、19世紀印象派の代表「CLAUDE MONET展」、中国とフランスの国交樹立50周年と言う事の記念事業。Marmottan Monet Museumから全部で55作品が集まります。中国でこれだけのMONET作品を一挙に見る事ができるは初めてだそうです。
代表的な「Water Lily」や「Wisteria」も出展され、凄く価値の有る内容という事でこちらでも連日報道されています。因にチケット100元、前売り70元です。




「物だけでなくアートも提供する」というこのK11の基本姿勢、中国各地で雨後の竹の子のように続々とOPENしている、物を売るだけの商業施設に警鐘を鳴らしている様にも見えます。生き残りをかけ次の時代を睨んだK11の施策(施設規模ではなく中味)に注目です。

それでは!


 2014/03/06 00:15  この記事のURL  / 



「NEW LOOK」OPENを見ての素直な感想・・・!
先日このブログで書かせて頂いた、英国発ファストファッションブランドNEW LOOKが、上海の中山公園龍之夢購物中心2階に2月28日にOPENしました。MENSの取り扱いは無くWOMENSの品揃えでした。







中国大陸1号店(同日に北京にもOPENしています)を見た感想としては、誤解を恐れずに書かせて頂くと「普通」「何も特徴無し」と言うコメントのみ。今年の5月末迄に中国全土で計11店舗もOPENさせるようですが、大丈夫か?という他人事ながら心配になりました。

服や雑貨類はトレンドを押さえているも、商品プライス、店舗アトモス(環境)全体感、売場ゾーニング、VMD表現、内装設計、レジ位置、FR位置等のオペレーション領域、等全ての部分で「普通」だと感じます。
H&MやZARAが上海、そして日本に初ローンチした時は、それまでに何度も本国で店舗を見ていましたが、それなりの驚きだったり、ワクワクドキドキ感が有りました。ですが今回のNEW LOOKについては、「中国ローカルブランドでもここまで中途半端に見えない」と感じた程です。私がこの関係の仕事をしているからではなく、一般の消費者から見ても「普通」にしか映らないのではないでしょうか?
特に上海はグローバルファッションブランド(ファストも含め)が、中国の何処よりも先にローンチする大都会、COSやStradivariusなど日本にも出ていないブランドも多数あります。H&M、ZARA、C&A、Forever21、GAP、next、UNIQLO、OLD NAVY、等その他多くのグローバルカジュアルブランドが出尽くしている状況では有りますが、知名度、店舗アトモス、商品、VMD、接客サービス、どれをとっても劣っていると感じます。ブランドの初ローンチにしては、中国マーケットを理解されていないのか?言い方は悪いのですが「これくらいでいい」と馬鹿にしているのではないか?と思ってしまいます。内装費用も極端に抑えてる事が一目見て分かる仕様も拙いですね(もちろん、費用かけすぎも良く無いですが)









今の中国は富裕層でなくても、未だ制限はあるものの自由に海外旅行にいく事ができる経済レヴェルになっていて、海外での買物を体感し、良いモノを見て、着て、買って、食べて、飲んで、様々な分野で或る意味目が肥えてきています。その彼らを納得させようと思ったら、それ以上の事を仕掛ける必要があります。そう言う意味において、このNEW LOOKの1号店を見る限り、彼らの要求レヴェルにも達していないのではないかと考えます。

この事を日本から出店を検討されているリテイル、アパレルさんに置き換えて考えて見ても同様だと思います。商品、もしくはアトモスに「絶対的特徴」は欠かせないのです。
分かりやすい事例を言うと、グローバルに展開しているUNIQLOがあります。2002年に中国に初ローンチしてからは苦戦が続きましたが、「商品品質向上」「グローバルプライス標準化」「接客サービス向上」という3つのキーワードを愚直に改善した事で、好立地への出店も有り、知名度向上、商品とプライスの価値観、接客サービスの優位性、が出て受け入れられていると考えます。更に商品視点で言えば、「ベーシックファッション」というカテゴリーで中国の人に既に認知されています。「接客サービス/挨拶等も他のブランドと比べ非常に高いレヴェルで気持ちが良い」という話しもよく聞きます。それ以外の特徴には「売場の陳列」が挙げられます、壁面や中央什器に商品を積み上げたスタイルもUNIQLOの特徴だと言われています。販促物/POPもUNIQLOの特徴です。

もちろん、上述のキーワードはすぐに施行、施行後の改善などが出来る事ばかりでは有りませんが、UNIQLOには「絶対的特徴が有る」と言う事。これまでの特徴を前面に押し出しつつ、マーケットで検証して修正を施して拡大させていると言えると思います。

話しをNEW LOOKに戻すと、今回の1号店の様な店舗を数多く作っても、数年前のnext同様にこの厳しい中国マーケットでは消費者に受け入れられずに勝ち目は無いと想像でき、早い段階で「絶対的特徴」を設定されるべきだと考えます。

それでは!
 2014/03/03 14:10  この記事のURL  / 



OLD NAVY中国1号店OPEN!!
2月10日のこのブログでも書かせて頂きましたが、OLD NAVY(老海軍)が昨日1日にOPENしています。OPEN初日は仕事があり行けなかったので、今日日曜日午後にチェックに行きました。2日目という事ですんなり入店できると思いきや、常時30人ほどが並び入場制限、待つこと3分くらいで入店、店内は押すな押すなの大盛況。
華山路方面から静安寺方面を見る。右に久光百貨、左の大きく目立つ看板がOLD NAVY
近くのバス停はOLD NAVYでジャックされています


キーメッセージは「WELCOME TO THE FAMILY」。中国大陸第1号店は、三層の2.000平米と面積だけを取れば本国と同規模のフォーマットですが、一層一層が狭いため、全体的には狭さを感じる構造になっています。因にファサードのOLD NAVYのロゴ看板は横17M、縦5Mも有り、世界最大だそうです。フロアー構成は1階がWOMENS、2階がWOMENS、MENS、3階がKIDS、BABY、一部WOMENS。特に3階のKIDS(GIRLS)はH&MやZARA、ユニクロのKIDSと雰囲気が違い、西海岸テイストの服が並び多くのお客さんが買い上げていました。元々大人から子供迄のファミリーブランドを謳っているブランド、今後このKIDSの登場で他のKIDSブランドも影響を受けるのではないかと思います。
日曜日という事で常時30人くらいが入場待ち
ホテルのドアマンのようなイケメンがお出迎え
1階のメインVP、キーメッセージ「WELCOME TO THE FAMILY」がドーンと
KIDS、BABYフロアーは見る価値があります。商品構成、これでもかと言うくらいに商品、POPで埋め尽くされた壁面陳列
GIRLSは大人顔負けのデザイン
BOYSもヤンチャな雰囲気が伝わってきます
1階のWOMENS、イエロー×ブルー×ホワイトカラーのマリンテイスト
2階のMENS、こちらもWOMENS同様のラーリング
人気のスーパーボールマシーン



商品構成は、ジーニングを中心にロゴT、テイストもマリン調を軸にストリートテイストで構成。壁面のフェイシングも雑貨をMIXし客単価/SET率UP施策を随所に提案する等、壁面を思う存分用いてよりカジュアル感が伝わるVMDを仕掛けています。

オープニングプロモーションについては、本国から南カリフォルニア大学(USC)のマーチングバンド(USC Trojan Marching Band)を呼び、オープニングセレモニー、その後上海市内(新天地、人民広場、南京西路、ワイタン)を特別バスで演奏してOPEN告知で回ったそうです。
OPEN前のプロモーション時に配布されたコインは、3月1日、2日に再来店を促す為のもの、今日店舗に行くとロゴ入りトートバックを受け取りました。それも1階ではなく、3階の奥の奥で、そうですプレゼントを1階で渡すとそれだけもらって何も買わずに帰りますからね、お客さんを階上にあげてプレゼントを渡すやり方は、多層階店舗では参考になります。
また、KIDSフロアーにはスーパーボール自販機(1元)も設置、凄い人で賑わっていました。
さて、このOLD NAVYですが今後上海、北京など年内に続々と出店すると聞いています。FAMILY、KIDSを軸にしたコンペチターブランドがそう多く無いため、家族での囲い込みを目標に挙げる中国の各商業施設からの出店アプローチ攻勢が続くと思われます。

それでは!


 2014/03/02 23:00  この記事のURL  / 



H&Mの人材募集広告が面白い!
アパレルウェブのトップ頁を開くと、かなり目立つH&Mのバナー広告が出ているので、ずっと気になっていました。今日ふと見てみたところ、現役のH&Mの本部、店舗スタッフのインタビュー等もあり、興味深く見入ってしまいました。



http://www.apparel-web.com/feature/other/tieup_hm.html?gtunName=handm

インタビュー映像を見るとグローバルで出世している人や、現在活躍中の人達の出身は、基本的に「店舗」というのがグローバルリテイルの代表的ブランド、会社らしいと感じました。特にVIsualMerchangdiserの男性も、その道の人っぽくて(笑)・・・良い感じでしたね。
募集職種は日本の各地の販売スタッフ、フロアーマネージャー、エリアマネージャー、VMDなどの募集なのですが、映像で登場してくるのは、欧米やアジアで活躍する人達、まずは日本のH&Mで仕事をした後に、グローバルに活躍の場が有ることを強烈にイメージ付ける内容に仕上がっています。

それでは!
 2014/03/02 01:10  この記事のURL  / 



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プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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