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双十一(11月11日)淘宝売上、何と350億元!
昨日11月11日(双十一活動)オンラインショップ阿里巴巴・淘宝(アリババ・タオバオ)が実施した「双十一活動」(11.11キャンペーン)の総売り上げが、何と350億元(約5.658億円)、売買取引は1億7.100万件に達したそうです。
昨年2012年が191億(約2.437億円)ですから、実に昨年比183%という驚異的な売上をあげています。

この350億元のうち携帯電話からの*淘宝支付宝の預入は53億5.000万元(約865億円)、因に昨年は9.6億元でしたから、実に5.6倍と中国でのスマホ普及がこの結果に繋がっていると思われます。この日携帯電話で淘宝を利用した人は日本の人口に匹敵する1億2.700万人、携帯電話からの総取引件数は3.590万件、阿里巴巴「双十一活動」の総取引の21%を占めたそうです。

時間単位での取引額が見れます。スタートして僅か13時間で昨年の売上を抜いています



因に「双十一活動」の単店(保険、基金などの金融類を除く)取引額上位は以下の通りです。

第1位・・・小米 5.41億元(東洋のアップルと評される、創業僅か3年の携帯電話企業)
第2位・・・海爾 1.75億元(1984年創業の白モノ家電で著名な企業、2012年の売上額、1.631億元)
第3位・・・CAMEL 1.59億元(登山用の男女ウェア、靴、グッズ。一般的な服、皮小物等。株価も跳ね上がっている様です)
第4位・・・羅莱 1.55億元(LUOLAIという中国を代表する家庭用ベッドカバー企業)
第5位・・・JACK&JONES 1.52億(言わずと知れた、デンマーク発のメンズジーニングカジュアルブランド)
第6位・・・ユニクロ 1.2億元(説明の必要なしですね)
第7位・・・FUANNA 1.16億元(こちらも中国を代表する家庭用ベッドカバー企業)
第8位・・・INMAN 1.15億元(広州が本部の2008年創業のレディスウェアブランド。棉、麻などの自然素材を用いる事で有名)
第9位・・・林氏木業家具 1.1億元(家庭用ベッド、ソファ等の家具企業、2007年創業)
第10位・・・Artka1.09億元(民族調から現代的なデザインまで幅広く展開する、杭州のレディスブランド、2005年創業)

上位10位の企業、ブランドを見てみると、携帯電話から、家電、服、家具、ベッドカバーと、家庭で使うモノから外で使う、着るものと言う様に、今の中国のライフスタイル感が見え隠れするようです。


昨日の売上を見てみると、中国の国内消費に例えた場合、2013年9月の中国全土の国内消費額が2兆653万元、一日平均688億元なので、阿里巴巴「双十一活動」では、中国全土の1日の消費額の51%を売り上げた事になります。売買取引が多かった地域ベスト10は浙江省、広東省、江蘇省、上海市、北京市、四川省、山東省、湖北省、湖南省、河南省の順となっています。

上述の*淘宝支付宝とは?阿里巴巴グループのオンラインショップ淘宝で買い物をした時に、代金を一時的に預け入れる仮想口座。買い手は代金を売り手ではなく淘宝支付宝に払い込み、確実に商品を受け取ったことが確認されると、淘宝支付宝から売り手に代金が支払われる仕組み。

淘宝は今年も「双十一活動」に全力を挙げ、昨年の300億元を大きく上回りましたが、例年この後に集中的に大量の配達物輸送が発生するため、「双十一活動」に直接関係ない我々にも物流面で大きな影響を与えます、これは勘弁して欲しいとろころです。
更にアパレルのリアル店舗では「双十一」の1週間前辺りから売上が下降し出します。これは昨年辺りから顕著で、淘宝に出店しているブランドはリアル店舗での落ち込みを、そちらでカバーでき、且つ在庫消化等を図る事ができますが、出店していないブランドは、痛し痒し状態で割引という施策しか取れないのが現実です。
(鳳凰網の報道から一部抜粋)

それでは!
 2013/11/13 21:20  この記事のURL  / 



久々の香港は有意義でした! 其の2
昨日、香港の街でsnidelの中国代表のH氏とばったり遭遇。普段上海でもなかなか会えないこの方に、1年振りに訪ねた香港で会うなんて本当に奇妙な縁を感じました。
一昨日金曜日に香港でのsnidel3店舗目をOPENされたそうで、そのハーバーシティLCXにある店舗を見せて頂きました。

このLCXの有る区画は、施設自体が海に飛び出る形状で雰囲気がある風情なのですが、以前はハーバーシティを訪れる人もなかなか足を向ける事が無い、いわゆる活性化が必要な場所でした。そこを数年前からリモデルし、日系アパレルリテイル、日本食レストランを核にテナントを総入替え、甦らせました(韓国のALANDも小型店ですが出店しています)。そこにsnidelの香港3号店がOPENしたと言うわけです。
店舗屋号はsnidelですが、Lily Brown、gelato piqueも入る複合ストア形態。店からは香港島サイドが見え、窓からは外光が降り注ぐ絶好のロケーション。このような立地はなかなか無いと思われるほど、素晴らしい場所。ブランドの世界観を提案するにはもってこいの環境だと思います。






でも知りませんでした、中国でsnidelだけで既に36店舗規模迄拡大をされていたとは・・・。香港では上述の通り3店舗、台湾では2店舗、アジア3つのエリアで計41店舗(全て2013年9月末時点 ホームページより)。日本は25店舗規模なので、日本の店舗数を抜いているという事になります。
gelato piqueは中国3、香港1、台湾2の計6店舗、Lily Brownは中国7、香港3、台湾2の計12店舗。3つのブランドがアジア3つのエリアで計59店舗(複合店含む)という規模になっています。アパレルの中ではまだ僅か2年と海外進出後発組でありながら、着実に店舗数を増やし、同時に新たなブランド導入も仕掛けるmash style lab社の海外戦略は巧みで本気で攻めていると感じます。






中国に進出する日系アパレルの中でも、snidelはなぜ売れるのか?という話題に事欠きません。ここからは私の持論(想像含む)ですが、他日系アパレルとの商品(デザイン、素材、ディティール、価格)と、EC施策、口コミ施策、売場環境(店舗内装インテリア、アトモス)での差別化が出来ている事だと考えます。
解りやすく言うと、ブランドポジションが明確で、買う人がこの服を着る事で賢く、品がよく見えるという事もあると思います(決して日本流の可愛いというカテゴリーでは無いという意味)。価格レンジもブランド価値を左右する大事なファクター。日系アパレルの中では決して安い方では有りません。更にむやみなSALE施策をうたない事でお客さんの信頼を得ています。ECでの販売(個人事業主のECビジネス含む)での人気ぶりも有る様です。また人気紅人(ブロガーや、タレント)を使い、微信等ミニブログでの情報発信、口コミ施策。そして、その服を買う(売る)店舗の内装インテリア、環境が他に類を見ないオシャレ空間であるという事(中国ブランドほど派手すぎず、日本ブランドほど大人しく無い)。その結果、多くのお客さんから支持され集客、お買い上げに繋がり、特に代理店出店開発に於いて、善い情報が中国の各都市の有名商業施設に伝わり、出店できているという事。

諸々書きましたが、以上が私が想像も含めて考えたこのブランドの断片的では有りますが好調要因です。もちろんこれだけではなく、日本、中国の関係者の日々の市場マーケティングと、店舗人材の育成等が効を奏し、ブランドファン創出に繋がり、結果的にリピーター増、このブランドが支持されていると考えます。今の中国のsnidelは「商品、EC、情報、接客、売場環境、出店開発、それぞれの施策がうまく噛み合った状態」だと見てとれます。今後の課題はそれぞれの業務精度を如何に維持しながら上げていくか?ではないでしょうか。

昔から中国では良く言われますが、「50店舗規模からがそのブランドの実力が試される」と・・・私も前々職のW社で中国で150店舗規模(直営30、代理120)迄拡大したブランドを見ていましたので、このあたりの難しさは十分に理解しているつもりです。これからは決して店舗数を競うのでは無く、店舗単位の収支、中味が非常に重要なKPIになってきます。

それでは!





 2013/11/11 09:30  この記事のURL  / 



久々の香港は有意義でした! 其の1
昨年12月の香港出張。クリスマスディスプレイと当時海外1号店をOPENさせたばかりのniko andさんの店舗を拝見する、というのが目的でした。あれから約1年、今回はシンセンでの中国アパレル様50数名に対してVMD研修を行い、そこから足を延ばしクリスマスには少し早い香港をチェックして来ました。niko andさんは順調に3店舗まで拡大されていました。今回御会いしたniko andの皆さんも精力的に現場(店舗)入店されていて、本当に御忙しそうでした。

今回感じた事としては、以前にもまして韓国リテイルが進出加速していた事。Aランド(Eランドでは有りません・・・)というソウルはミョンドンにも店を構えるいま韓国の若者の間で一番人気のセレクトショップ(現在はアウトレット店含めて11店舗)が、ユニクログローバル旗艦店があるコーズウェイベイのリーシアター店にOPEN。ハーバーシティのLCX、APM MALLにも出店と香港には既に3店舗。若年層をターゲットに雑貨(オリジナルとバイイング)を展開してしています。
http://www.a-land.co.kr/shop/main/index.php
UNIQLOグローバル旗艦店が入るビルの2階にあるALAND
2箇所有る入口の一つ、こちらは雑貨からの導入
アパレルは男女共に基本的にハンギング、まるで古着の様に吊られています。カラートーン別での展開
メンズのモノトーンを中心にしたコーナー
KNIT、カットソー類は簡易的な棚什器で展開。無造作、ラフな作りに見えるけど。実はよく計算されていると感じました
ネックレス、ブレス、ピアス、イヤリング類はこの可愛らしいパッケージで壁面展開。
どうですか?可愛いですね。売場全体のレイアウトのみならず、このような細かいディティールに至るまで、拘りを感じるショップです



ここへきてniko andさんも含めライフスタイルテーマを前面に押し出したリテイル業態が熱くなっている事をこの1年間の変化として実感しました。
私が住む上海ではライフスタイル云々を語るショップは年々増えて来ているものの、「アパレル+生活雑貨」と言うグローバルで流行っている業態は残念ながらあまり無く、アパレルはアパレル、雑貨店は何処も同質化し特徴が無い雑貨店が目につく程度。90后世代や生活に余裕を持った層は、人とは違った感覚を持っており、そこをターゲットにした業態開発は今後の上海では受けいれられるのではないかと考えます。

それでは!

 2013/11/10 15:15  この記事のURL  / 



今年も「光棍節」がやって来ます!
昨年もこのブログに書きましたが、中国の11月11日は独身の日。この日を「光棍節」と呼び、独身者が独り者であることを盛大に祝います。なぜ11月11日かというと、「1」がシングルを指すから、だそうです。

中国に「タオバオ(淘宝)/Tmall(天猫)」という、インターネットショッピングモールがあります。このタオバオが2009年辺りから「独身の日にはタオバオで買い物をしよう!」というイベントを仕掛け、1日だけのセールを開催するようになりました。
各地下鉄駅構内にも早々と広告が露出されています
様々な1111をVISUALで表現しています



昨年2012年の盛り上がりは尋常ではなく、11月11日 1日の売上額は191億元(約2436億8700万円)を記録したそうです。誰かが例えて言われていましたが、日本の新宿伊勢丹の2011年の年間売上額が約2300億円、タオバオはたった1日で新宿伊勢丹1年分を稼いだ事になると。因に一昨年2011年同日の売上額は53億元(約676億2000万円)で、2012年の4分の1です。この「光棍節」のイベントが急速に浸透し、Eコマース市場が確実に急成長している事が分かります。今年は来週の11月11日(月)、昨年以上の記録的な売上を作る事でしょう。
http://1111.tmall.com/?ali_trackid=2:mm_33231665_4172057_14404966:1383452495_3k3_1207188821


それに合わせて多くのアパレル、小売では11月11日を挟んだ期間に、実際の店舗でも割引、秋物消化等の販促活動を行う等、例年頭を悩ます国慶節以降の落ち込みをカバーすべく、新たなモチベーション創出の一環としてこの「光棍節」のイベントをうまく利用しだしています。

それでは!





 2013/11/03 13:15  この記事のURL  / 



2014年 中国暫定祝日カレンダー発表!
毎年12月に国務院から翌年の中国の祝日が発表されています。それに先駆けネット上で予測されている、2014年の祝日カレンダーを掲載します。中国でビジネスをされている方、日本から出張に来られる方は是非御利用下さい。

左から祝日 / 法定祝日/休日期間/連休
元旦 1月1日(水) 12月30日(月)〜1月1日(水) 3連休
春節 1月31日(金) 1月30日(木)〜2月5日(水) 7連休
清明節 4月5日(水) 4月5日(土)〜4月7日(月) 3連休
労働節 5月1日(木) 5月1日(木)〜5月3日(土) 3連休
端午節 6月1日(月) 5月31日(土)〜6月2日(月) 3連休
中秋節 9月8日(月) 9月6日(土)〜9月8日(月) 3連休
国慶節 10月1日(水) 10月01日(水)〜10月7日(火) 7連休


>> 元旦:12月28日(土)と29日(日)は振り替え出勤日
>> 春節:1月30日(土)が除夕、1月31日正月初一
1月26日(日)、2月8日(土)は振り替え出勤
>> 清明節:4月8日(火)から通常出勤
>> 労働節:5月4日(日)は振り替え出勤日
>> 端午節:6月3日(火)から通常出勤
>> 中秋節:9月9日(火)から通常出勤
>> 国慶節:9月28日(日)、10月11日(土)は振り替え出勤日


それでは!
 2013/11/01 16:49  この記事のURL  / 



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プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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